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「マンモス展」は大阪で2020年7月31日から!史上最大級の規模で開催

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マンモス展 その「生命」は蘇るのか

大阪の大阪南港ATCギャラリーにて開催される「マンモス展」。2019年に日本科学未来館で大好評だった展示が、大阪で公開となります。世界初公開を含む、古代動物たちの貴重な冷凍標本の数々を、「過去」「現在」「未来」に分けられた3つのゾーンで展示します。これらを間近で観察できるだけでなく、世界各国で研究が進む「マンモス復活プロジェクト」の紹介などもあり、見どころは満載。どれもこれも壮大なスケールで、子どもから大人まで大満足の内容となっています。

目次(index)

ここでしか見られない!世界初の標本が所々に

「ユカギルマンモス」(頭部冷凍標本)

「ユカギルマンモス」(頭部冷凍標本)
特別重要文化財(ロシア連邦)
年代:17,800年前/発掘:2002年/
発掘場所:サハ共和国 ウスチ・ヤンスク地区 イリン・ヴィラフチャアンニア川下流地域

約4000年前に絶滅したといわれている大型哺乳のマンモス。近年の気候変動の影響により、
ロシア連邦サハ共和国の永久凍土(2年間以上にわたって温度0℃以下の土壌や地盤のこと)
から次々と発掘されています。掘り出されたマンモスは通常の化石と違い、冷凍された状態のためリアルさを感じられるのが特徴です。

「ユカギルバイソン」(冷凍標本)

「ユカギルバイソン」(冷凍標本)
特別重要文化財(ロシア連邦)
年代:9,300年前/発掘:2011年8月/
発掘場所:サハ共和国 ウスチ・ヤンスク地区 ヤナ・インジギルカ低地 チュクチャラフ湖

ケナガマンモスの鼻(冷凍標本)

ケナガマンモスの鼻(冷凍標本)
特別重要文化財(ロシア連邦)
年代:32,700年前/発掘:2013年9月/
発掘場所:サハ共和国 ノボシビルスク諸島 マールイ・リャホフスキー島

仔ウマ「フジ」(冷凍標本)

仔ウマ「フジ」(冷凍標本)
特別重要文化財(ロシア連邦)
年代:41,000~42,000年前/
発掘:2018年8月/
発掘場所:サハ共和国 ベルホヤンスク地区 バタガイカ・クレーター

今回は、2005年に開催された「愛・地球博」で700万人が熱狂したという「ユカギルマンモス」(頭部冷凍標本)が再び展示されるほか、世界初公開となる「ユカギルバイソン」、「古代仔ウマ」、マンモスの鼻や皮膚など、貴重な標本の数々を間近で観察することができます。
展示会場は同企画展のために制作された史上最大級の冷凍展示室。よりいっそう期待が高まります。

生命科学の「未来」と「これから」を考えよう

同企画展のもうひとつの見どころは、近畿大学の「マンモス復活プロジェクト」を通して、最先端の生命科学を紹介しているところ。これらの研究の中で得られる発見は、マンモス復活の糸口や絶滅危惧種の保護につながるだけでなく、医療や食糧、環境など社会や暮らしのさまざまな分野で役立つといわれています。一方で、生態系への影響や倫理的な問題などと向き合い、どのような未来を作るべきかを問いかけてくれる機会にもなりそうです。

この夏は、マンモスの貴重な標本を見て知って、親子でいっしょに未来を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

問合先 ハローダイヤル050-5542-8600(8~10時)
会場 大阪南港ATCギャラリー(大阪府大阪市住之江区南港北2-1)
料金 大人1700円、小・中学生900円
時間 10~17時(最終入館は16時30分)
期間 2020年7月31日~9月22日
URL

https://www.ktv.jp/event/mammoth/

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