こどもの国は、多摩丘陵の自然を活かして遊具広場や牧場、動物園など、ファミリーで楽しめる施設が充実!神奈川県横浜市と東京都町田市をまたぐ、約1平方キロメートルという広い敷地で、思いっきりはしゃぐことができますよ。
ここでは、自然豊かなこどもの国の魅力をお伝えします。
チョークで落書きし放題!
こどもの国に入ってすぐ目に飛び込んできたのは、地面いっぱいに描かれたアーティスティックなイラストたち。実はここ、設置されているチョークを使って、誰でも自由にお絵描きができる「らくがき広場」なんです。普段は怒られてしまう落書きも、今日は心ゆくまで描き放題!
家族の似顔絵や日付など、ファミリーで訪れた記念を残しているお絵描きもたくさんありました。
体を動かして遊ぶライド系アトラクションが豊富!
こどもの国は、自然とふれ合いながら、ライド系アトラクションも楽しめます。「自転車のりば」では、自転車をアレンジした数々の乗り物で遊園地気分を味わえますよ!
ローリングサイクル
「ローリングサイクル」は、連なった5台のレーシングカー型ライドがレールの上を滑走するジェットコースタータイプの自転車です。座席の足元にはペダルがついていて、こぐほどに加速するという仕掛けもあります。みんなで力を合わせれば、アップダウンのスリルも倍増です!
小学1年生からは保護者の付き添いなしで乗ることができます。
へリサイクル
スピード感が苦手なお子様には、こぎ方でスピードが調整できる「へリサイクル」がおすすめ。ヘリコプター型の自転車に乗って、地上3mの空中散歩を楽しめます。
レールの上を走るから、一人で自転車に乗れないお子様でも安心。小学校3年生以下は同乗者が必要ですが、同乗者は小学校4年生以上であればOKなので、兄弟で空の旅を楽しむこともできますよ。
おもしろ自転車が集合!
ほかにも、足でパネルを踏んで進む自転車や、かわいい動物のフォルムをした自転車で自由に走れる「おもしろ自転車」、水陸両用自転車が体験できる「チャレンジサイクル」、約1.6kmのコースを走る「サイクリングコース」など、自転車を使ったさまざまな遊びを満喫できます。
なお、エリア内には電動の「バッテリーカー」や「こどもF1」もあるので、自転車が難しい小さなお子様でも乗り物体験ができますよ。
かわいい仔牛にも会える!「こどもの国牧場」
「自転車のりば」の道を挟んだ反対側には、「こどもの国牧場」があります。
牧場内は「こども遊牧場」「ミルクプラント」「牛・羊の牧場」「ポニー牧場」「こどもどうぶつえん」の5つのエリアに分かれていて、それぞれで自然や動物とのふれ合いを楽しめます。
「こども遊牧場」は、放牧地を解放した広い草地。お弁当を広げたり、走り回ったり、弾力ある「モーモードーム」で飛んだり跳ねたりと、思いっきり体を動かして遊べます。
モーモードームは、「3~6歳児専用」と「小学生専用」に分かれているため、小さなお子様でも安心して遊べます。
「牛・羊の牧場」では、たくさんの牛と羊がお出迎え。牛や羊を間近で見たり、エサをあげたりできます。なお、実際に乳牛の飼育が行われているので、見学や体験を通して酪農を学ぶこともできるんです。
搾乳を待つ牛たちがずらりと並ぶ「牛舎」への出入りも自由!間近に見る牛の大きさは、かなりの迫力でした。お子様も、きっとびっくりすると思います。1頭1頭模様も性格も違うので、じっくり観察してみるとさまざまな発見があります。
ここで絞られたお乳は「ミルクプラント」で牛乳やソフトクリームなどに加工され、ミルクプラント内の売店や移動販売車などで味わうことができるんですよ。作業工程をガラス越しに見ることができ、牛のお乳がどのように自分たちのもとへ運ばれてくるのかも学べるので、食育のきっかけにもなりそうですね。
日曜日には、牛乳を使ったバターづくりやチーズづくりの教室も開催されています。
牛舎の外には、生後50日以内の赤ちゃん仔牛がいる「カーフハッチ」と、生後50日以降から生後半年くらいまでの仔牛が過ごす「仔牛の保育園」があります。
こどもの国牧場では、毎月のように赤ちゃんが生まれるそうなので、小さくてかわいい赤ちゃんの姿が見られるチャンスもいっぱいです。運がいいと、仔牛の泣き声が聞けちゃうかも!?
土・日・祝日には、4歳以上のお子様を対象とした「乳搾り体験」も行われています。本物の牛の体温を感じながら自分の手で搾る体験は、お子様にとって貴重な経験になるはず。先着順受付で人数に限りがあるので、入園後は早めに「牛舎エサ売り場」で受付けを済ませておきましょう。
なお、乳搾り体験以外の時間帯や平日、または3歳までのお子様は、牛のお乳を再現した「モーモーヒップ」で疑似体験ができます。ちょっぴりコツのいる乳搾り。ぜひ親子でトライしてみてくださいね。
たくさんの動物とふれ合える「こどもどうぶつえん」
牧場の先には「こどもどうぶつえん」があり、アライグマやミニブタ、ガチョウ、シカなど、絵本で慣れ親しんでいる動物を間近に見ることができます。
ガチョウのにぎやかな鳴き声が聞けたり、頭上の一本橋を渡るヤギの姿が見られたりするほか、いろいろな動物にエサをあげたり、「ふれあい広場」でウサギやモルモットを抱っこすることもできるんですよ。
インコや鳩などが自由に飛び回る大きなバードゲージでは、中に入って鳥たちと身近にふれ合うことができます。あちこちから聞こえる鳴き声や、鮮やかな色味に囲まれていると、自分も鳥の仲間になったような気分が味わえるかも!?
バードゲージの中では、鳥たちの日常を垣間見ることができます。追いかけたり寄り添ったりのぞき込んだり…。「どんな話をしているのかな?」なんて、ついつい想像してしまいました。
お子様の想像力を膨らませながら、親子の会話も楽しめそうですね。
優雅に飛び回る鳥たちに目を奪われてつい上ばかり見上げてしまいますが、足元にはキジなどの大きめな鳥が歩いていることもあるので、茂みの中なども観察してみてくださいね。なお、鳥がすぐ近くを飛んだり、フンをしたりする場合があることも意識しておきましょう。
カルガモと湖上ドライブが楽しめる「ボートのりば」
こどもの国を囲む豊かな自然を、水上から眺めてみてはいかがでしょうか?
「白鳥湖」では、ペダル式の「サイクルボート」と、手こぎ式の「ローボート」で、30分の湖上ドライブを楽しめます。
桜や紅葉など、季節ごとに違った景色が水上から楽しめ、穏やかな水面ではカルガモや白鳥を近くに眺めることもできます。小さなお子様といっしょなら、サイクルボートで操縦を任せてあげると喜ぶかも。なお、小学校5年生以上のお子様が同乗すれば、子供たち同士で乗ることもできます。
ボートのりばの奥には「ドラム缶いかだ」があり、こちらは自由に乗ることができます。
使える道具は竹のオールのみ。こぐのは難しいけれど、スイスイ進むと気持ちいい!
冒険気分を味わえますが、プカプカ浮かぶいかだへの乗り降りだけでもかなりスリリング。小さなお子様といっしょに乗るときは大人が十分注意してあげましょう。くれぐれも湖に落ちないよう、気を付けてくださいね。
園内を一周する機関車風バス「あかポッポ号」
とても広い園内、楽しみ尽くそうと歩き回ったら、かなりの距離を歩くことに…。お子様の年齢によってはたいへんかと思います。そんなときに活用したいのが、園内の道路を一周する「あかポッポ号」です。
シュッシュッポッポと音を立てながら走るかっこいい機関車風のフォルムに、乗りたがるお子様も続出。主要な4つのエリアに停留所があり、好きなバス停で乗り降りできるので、移動時間の短縮も兼ねて乗車してみてはいかがでしょうか?
スリリングな体験ができる2つのポイント
こどもの国のお楽しみはまだまだたくさん!
園の中央にある小高い丘の上にある「つり橋」もそのひとつです。ワイヤーロープでしっかりと吊り下げられているため激しい揺れはありませんが、強い風や、ほかの人の歩く振動で、時折ゆらゆら…。爽快な眺めとちょっぴりのスリルを楽しんでください。
もうひとつ、ちょっとしたドキドキを味わえるお楽しみが、全長110mにも及ぶ「ローラーすべり台」。休日には行列ができるほどの大人気です。
だんだんと加速するスピード、コーナーを曲がるときの遠心力など、スリルは見た目以上!
もし余裕があれば、遠くまで見渡せる景色や、ローラーに描かれたイラストも楽しんでみてくださいね。
キャンプやバーベキューでアウトドアクッキングも楽しめる
自然を心ゆくまで満喫できるこどもの国では、キャンプやバーベキューを楽しむこともできます。
キャンプは冬期を除いた園の指定期間内の週末に、20名以上の団体のみの利用となりますので、地域の子供会や、学校・習い事のお友達グループなど、数組のファミリーで申し込むといいでしょう。
バーベキューは、予約するだけで誰でも利用可能。必要な道具はすべて貸し出してくれるので、食材の持ち込みだけでバーベキューを楽しめます。食材も事前注文して、手ぶらで堪能することもできますよ!
また、バーベキュー場の隣にある「野外炊事場」では、炊事経験豊富なスタッフの指導のもと、薪割りや火起こしからダッチオープンを使ったキャンプ料理まで、本格的なアウトドアクッキングを体験できます。こちらも、事前予約が必要になります。
牧場の牛乳を使ったメニューが豊富なレストラン
もっと手軽にランチを楽しみたいという場合には、正面入り口の左手にあるレストラン「さんかくぼうし」でお食事をどうぞ。
スパゲッティやオムライス、ラーメンといったお子様の大好きなメニューが並び、デザートやドリンクの種類も豊富にそろっています。
中でも注目なのは、「カルボナーラスパゲッティ」や、冬期限定の「牛乳ラーメン」など、こどもの国牧場で作られた牛乳をふんだんに使用したメニュー。
「ラーメンに牛乳!?」とちょっぴり驚いてしまいますが、ほんのりミルクの甘みを感じるスープはシチューのようなまろやかさで、中華麺との相性も抜群!お子様も大好きな味ではないでしょうか。
なお、「まきば 苺みるく」をはじめ、デザートやドリンクでも牧場の牛乳を味わえますよ。
見逃せない!おすすめポイントはまだまだ
こどもの国のお楽しみはまだまだ尽きません!そこで最後に、見逃せないおすすめポイントを一挙にまとめてお伝えします。
「牛・羊の牧場」の緬羊舎の前には、大きな「羊の顔出しパネル」が設置されています。夫婦で、親子で、兄弟で…羊になりきって撮影してみてくださいね。
こどもの国は、戦時中に旧日本軍の弾薬製造貯蔵施設として使用されていた地に建てられているため、園内では今も弾薬庫の遺構を見ることができます。アメリカ兵と日本兵の心温まるエピソードを基にした壁面彫刻やオブジェもあり、自然の中を散策しながら、日本の歴史にふれることもできるのです。
小さなお子様連れファミリーにも優しい
こどもの国には4ヵ所の授乳室があり、おむつ替えシートや流し台が用意されています。適温に設定された粉ミルク用給湯器があるのもうれしい配慮。また、園内のほとんどのトイレにもおむつ替えベッドが設置されているので、急なおむつ替えも安心です。
*ベビーカーマップの画像を使用できるようならこちらにお願いします
正面入り口改札では、生後7ヵ月頃から使える、座らせるタイプの「B型ベビーカー」の有料レンタルも行っています。また、ベビーカーのおすすめルートや通行注意箇所をしるした「ベビーカーマップ」を無料配布するなど、小さなお子様連れのファミリーも安心して遊べるサービスが充実しています。
お楽しみポイントはまだまだたくさん!
広大な自然の中で、さまざまな体験ができるこどもの国。週末には季節に応じたイベントが開催されたり、夏はプール、冬はアイススケートが楽しめたり、アスレチックやコンビネーション遊具で遊べたりと、今回ご紹介した以外にも楽しい施設やお楽しみが満載です。
また、こどもの国は、1965年に当時の皇太子殿下のご結婚を記念して作られた施設で、「皇太子記念館」があります。
四季折々の美しさを全身で感じながら遊べるから、情操教育にも絶好のお出掛けスポットといえるでしょう。
こどもの国
住所 | 神奈川県横浜市青葉区奈良町700 |
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電話番号 | 045-961-2111 |
料金 | <入園料>大人600円/小・中学生200円/幼児(3歳以上)100円 |
営業時間 | 9:30~16:30(7~8月は17:00まで) |
定休日 | 水曜(祝日の場合は開園) |
アクセス |
東急こどもの国線「こどもの国駅」より徒歩3分 /東名高速道路「横浜青葉IC」から県道139号経由7km |
駐車場 | 1,700台(900円) |
特徴 |
ベビーおすすめ キッズおすすめ 飲食施設あり 弁当持込可 ベビーカー利用可 オムツ交換スペースあり 授乳スペースあり |