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3月の子ども歳時記(2023春)行事やイベントは?ひな祭り・春分の日の解説も

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3月の子ども歳時記(2023春)行事やイベントは?ひな祭り・春分の日の解説も

3月は卒園・卒業や進級準備があり、子どもの成長をあらためて感じる時期ですね。ひなまつりは、子どもの成長をお祝いする年中行事です。気候が良くなってくるので、きれいな桜を見に、ちょっと大きな公園まで親子でおでかけするのもいいですね。潮干狩りも3月下旬からはじまります。『るるぶKids歳時記』では、季節ならではの親子で体験したいおすすめ情報を毎月お届けします。

目次(index)

『るるぶ』の名前の由来は、「見+食べ+遊」×「知+創+学」。『るるぶKids歳時記』では、この『るるぶ』ならではの視点で、月ごとに親子で楽しみたいこと、知っておきたいことなどをご紹介します!

3月の「知る」:親子で知っておきたい年中行事

子育て世代はとかく忙しいもの。あっという間に月日がすぎてしまいますよね。ですが、そうしている間にも子どもは日に日に成長していきます。ぜひ親子で季節を感じながら、行事を楽しんでみませんか? 親子で四季特有の事柄を知り、楽しむ時間は、思い出が増えることはもちろん、小学校以降の学習につながる好奇心も大いに育みます。

3月の暦「啓蟄(3月6~20日)」「春分(3月21日)

3月の暦

一年を太陽の動きをもとに24に分け、節気ごとに季節を表す言葉をつけたものを二十四節気(にじゅうしせっき)といいます。3月は「啓蟄」と「春分」。天気予報などでも聞かれる言葉なので、子どもの耳に入れておくと「あ、知ってる!」となりそうです。

●啓蟄(2023年3月6~20日):昆虫たちが告げる春の訪れ

啓蟄(けいちつ)とは、冬の間、土の中にいた昆虫や生物たちが、暖かさを感じて地上に出てくること。春の気配は、小さな昆虫たちがもっとも早く感じ取っています。子どもが道端や公園で虫を発見しはじめたら、春の訪れの合図です。

●春分の日(2023年3月21日):昼と夜の長さが同じ!

春分の日は、太陽が真東からのぼって真西に沈み、昼と夜の長さが同じになる日(正確には昼の方が少し長いそう)。この日から夏至までに、昼がだんだん長くなり、夜が短くなります。春分の日は国民の祝日。春分の日の前後3日間(計7日間)は「春のお彼岸」と呼ばれます。

桃の節句「ひなまつり」(3月3日)

桃の節句「ひなまつり」(3月3日)

ひなまつりは、女の子の健やかな成長をお祈りする年中行事。旧暦の3月3日は現在の3月下旬にあたり、桃が咲く季節だったことから、「桃の節句」とも呼ばれます。
そもそもの起源とされる古代中国では、奇数の数字が並ぶ日にお供えやお祓いをする風習があったと言われ、3月3日のほか、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕も同じ由来なのだそうです。

●ひな人形はいつ飾る?いつしまう?

立春(2月4日)から2月中旬にかけて飾るのが一般的です。
ひな人形の並びは、関東では一般的に右側(向かって左)に男雛、左側に女雛ですが、京都でつくられる京雛は男女の位置が反対とされています。皆さんのおうちのひな人形はどちらでしょうか?
そして、ひなまつりが終わったら、できるだけ早くしまうのがよいとされています。啓蟄(3月6日~)になったら片付け時とも言われます。

●ひなあられ、色の意味は?

ひなあられ

ひなあられは、お米を揚げたポン菓子。主に関東で見かけるものには、3色のものと4色のものがあり、色には意味があるのを知っていますか?
3色は、桃色・白・緑。色の意味は、それぞれ、桃色=生命・白=雪・緑=木々の芽吹きを意味するという説があります。4色のものは黄色が加わり、四季を表しているなどと言われています。ひなあられを節句に食べることで、健やかに育ちますようにという願いが込められているのです。

なお、関西では醤油や塩で味付けしたりなど、地域によって違いがあるので、子どもと一緒に各地のひなあられを食べ比べてみても楽しいですね。

●全国ひなまつりイベント Pick Up(2023年)

※リンク先はるるぶ&more

「春のお彼岸(3月18~23日)」ぼたもちとおはぎは違う?

春のお彼岸(3月18~23日)

●お彼岸って?

お彼岸は、春分の日(および秋分の日)を真ん中にした前後3日間、計7日間をさします。
「彼岸」とは、仏教用語でご先祖様がいるところを指します。対して、私たちがいるところを此岸(しがん)と呼びます。彼岸は西に、此岸は東にあるとされ、太陽が真東から昇って真西に沈む春分と秋分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えられています。
このことから、彼岸にはご先祖様の供養をして、お墓参りや法要をする習慣があります。日本独自の文化です。

●「ぼたもち」を食べよう 「おはぎ」との違いは?

春の彼岸には、ぼたもちをお供えしたり、食べたりする風習があります。
おもちには五穀豊穣、小豆には赤い色が魔除けの意味があるとされることから、お彼岸をはじめ、日本の折々の行事で古くから愛されている食べものなのだそう。

ところで、春のお彼岸は「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」を食べると言いますが、この違い、わかりますか?ぼたもちは春の牡丹に見立てたもの、おはぎは秋の萩に見立てたもの。季節で呼び名が異なるだけで、現代では食品としては同じものと捉えられているそうです(諸説あり)。

「お花見」東京の桜の開花予想は3月20日

お花見

気象庁の予想によると、東京の桜の開花は2023年3月20日。満開になるのは一週間後の3月27日とされています。子どもとお花見を楽しむなら、公園でピクニックや外遊びも楽しめるところがいいですね。『るるぶKids』では、公園情報を多く掲載しています。ぜひ参考にしてくださいね。

●桜・お花見がおすすめの公園 Pick Up

北海道東北関東山梨長野北陸東海関西中国四国九州

3月の体調管理 子どもの花粉症に注意

●季節の変わり目と、生活環境の変化

気温の寒暖差や気圧変動が大きく、また、新年度からの新生活への期待や不安の高まりなどから、大人も子どもも心身ともに不調がでやすい季節です。
規則正しい生活、朝昼晩の食事、そして十分な睡眠をこころがけたいですね。

●花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)

現代は、4人に1人が悩まされているという花粉症。また、子どもの花粉症も年々増えてきています。花粉症の主な症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどがありますが、子どもの場合は、鼻づまりが多い傾向にあるそう。鼻がつまると口呼吸が多くなるので口をぽかーんとあけている様子が多く見られるようにあったり、目をゴシゴシこする様子が見られたら、早めに病院に行って、症状を緩和させてあげるとよいでしょう。

電車の「春のダイヤ改正」って? 時刻表をチェックしよう

JTB時刻表

97年の歴史を誇るJTB時刻表。2023年2月号はダイヤ改正特集

●ダイヤ改正、ダイヤってどういう意味?

3月は、新幹線などの全国規模のダイヤ改正が多い時期です。ダイヤとは、列車の運行図表を意味するダイヤグラムのこと。伴い、わたしたちが公共交通機関を利用するときに使う「時刻表」も改正されます。新生活のスタートに備えて、子どもの通学やママパパが通勤などで使う路線の時刻表をチェックしておくと安心ですね!

●なぜ3月にダイヤが変わるの?

ダイヤ改正は3月と決まっているわけではありませんが、人の流れの変化が大きい3月に全国で一斉に改正することが多いです。

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3月の「創る」:折紙でさくらをつくろう

折り紙:さくらの折り方

折紙は、親子コミュニケーションとしても育脳としてもおすすめのあそび。季節の折紙レシピが載っている『るるぶ 楽しく折って親子で世界一周!旅のおりがみ100』の中から、「さくら」の折り方をご紹介します。お部屋の中でもお花見気分を味わえますね。

<動画はこちら!>

» 花の折り紙・さくら のYouTube動画|おりがみくらぶ

<本の詳細はこちら>

» るるぶ 楽しく折って親子で世界一周! 旅のおりがみ100(Amazon)

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3月の「学ぶ」:昆虫観察、星空や天体、旬の食べものなど

3月の昆虫観察「カマキリ」の孵化は感動の瞬間!

冬に、木の枝などに綿菓子のようなアワアワとした白い固まりがついているのを見たことありませんか?それは、実はカマキリの卵!ひとつの卵鞘に、3-5mmぐらいの小さな卵が100-300個入っています。3月下旬頃から、暖かくなってくると、一斉に100-300匹の赤ちゃんが生まれます

赤ちゃんは、薄い皮を被った状態で生まれ、卵から出て宙づりになったまま、薄皮から脱皮します。この孵化の様子は、実際に見るととても感動的です。公園などで卵を見つけたら、春先に子どもとまめに見に行くと、運よく孵化の瞬間に出合えるかもしれません。

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3月の星空 金星が月に接近 一部では金星食(3月24日)

●美しい金星が見られる!

画像:国立天文台

春分の日が過ぎると、徐々に日の入りが遅くなっていきます。3月24日、日の入りした18時頃、西の空で明るく輝く金星に、月が近づきます。この日は、細い三日月。天候に恵まれれば、夕暮れの空の中で美しい光景を楽しめそうです。

●一部の地域では、金星食も

九州の南西部の地域では、3月24日21時頃、月の暗い輪郭に金星が隠れていく金星の様子が見られます。きわめて低空で起こる現象なので、西の空の地平線まで見渡せるような開けた場所で観察する必要があります。夜間に金星食が見られるチャンスは希少で、日本では次回は2059年10月8日。今年のチャンスにぜひ見ておきたいですね。

3月の旬 「潮干狩り」へ行こう

●3月の旬の食べものは?

3月が旬の果物は、ビタミンCを豊富なので、寒暖差がある時期の風邪予防としてもぴったり。いちごは店頭では安価になり買いやすくなります。いちご狩りは5月ぐらいまで楽しめますよ。

  • キウイフルーツ
  • オレンジ
  • はっさく
  • いちご
    など

野菜は、芽が芽吹き、春野菜と呼ばれる山菜や根菜が並び始めます。

  • 新じゃがいも
  • 新たまねぎ
  • 新ごぼう
  • 春キャベツ
    など

魚は、海水温も段々と上がりはじめ、さわらやさよりなど春の魚が旬を迎えます。カキやホタテ、またアサリやハマグリの貝類も旬を迎えます。

  • さわら
  • さより
  • カキ
  • アサリ
  • ハマグリ

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●潮干狩りへ行こう!

潮干狩り

春は、日中に潮が大きく引き、干潟が広く現れます。また、アサリは産卵のピークを迎えます。このことから、潮干狩り場は3月下旬からオープンするところが多いです。子どもと行くなら、アクセスが良く、道具の貸し出しや休憩室などの設備が整ったところがおすすめ。採ったアサリは、みそ汁やパスタなどにして、楽しく食育もできる体験になります。

●全国の潮干狩り場 Pick Up

※順次2023年版に更新予定

北海道茨城県千葉県愛知県近畿(三重・大阪・兵庫)中国・四国(岡山・山口・香川 )九州(大分・鹿児島)

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3月のおすすめイベント・スポット

晴れの日は日差しのぽかぽかとした暖かさを感じられるようになる3月ですが、雪国ではまだ雪や氷の祭りも開催されています。親子で出かけたいイベントやスポットをご紹介します。

●全国のイベント Pick Up(2023年)

※リンク先はるるぶ&more

●全国の珍しい動物に会える動物園

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