北海道の大自然の中にある、道内最大級の水族館「おたる水族館」(北海道小樽市)。海に面したロケーションで、北の海や川、湖の生きものをはじめ、ペンギンやトド、セイウチなどを多数展示しています。
大迫力のイルカショー、トドの豪快ダイブ、爆笑ペンギンショーなどのパフォーマンスが人気。環境を生かした「海獣公園」エリアは海を仕切っただけの自然のプールで、アザラシやトドがさながら野生動物のように暮らしています。
海を仕切っただけの豪快プール!「海獣公園エリア」
「おたる水族館」の必見ポイントのひとつが「海獣公園」エリア。海に面した水族館だからこそできる、海を仕切っただけのプールは、まさに海そのもの。波が打ち寄せ、コンブなどの海藻が茂り、魚が群れ、ウニやナマコなども生息しています。敷地内にはアザラシやトドが飼育動物ながら自然に近い環境の中で暮らしています。
近くの岩場で休憩する野生のアザラシや、防波堤を乗り越えて入ってきたトドを目にすることがあるかもしれません。
イルカやオタリア、アザラシなどの愉快なパフォーマンス
イルカスタジアムや海獣公園では、オタリア・イルカショーやアザラシショー、ペンギンショー、そして豪快なトドショーなどのパフォーマンスをくり広げます。所要時間はそれぞれ約10分(オタリア・イルカショーは約20分)。飼育員さんとのやりとりも楽しい、人気のプログラムです。開催時間は公式サイトでチェックしましょう。
世界的にも珍しい、ネズミイルカの飼育展示
珍しい生き物の展示も見逃せません。北海道沿岸に生息する小型の鯨類、ネズミイルカは、学術研究目的以外での保持が禁止されており、飼育展示している施設はごくわずか。「おたる水族館」では、北海道大学と共同で定置網に迷い込んだ個体を保護、研究しているため、ネズミイルカも複数を飼育展示。これは、国内では「おたる水族館」だけです。
また、日本近海に生息する5種類のアザラシのうち4種類を飼育するほか、国内最大級の淡水魚であるイトウや、1.5kgもある巨大ホッケ、世界最大級のタコ、ミズダコや同じく世界最大級のカレイ、オヒョウなど、スケールの大きい北海道らしく特大の生き物たちがいっぱいいます。
日本一冷た~い!?水温約3度のタッチプール
本館2階「さわってEzone」にある「日本一冷たいタッチプール」は、水温がなんと約3度。真冬の小樽の海水温と同じです。実際に手を入れてみると、その冷たさにびっくり。北海道の冬の海でも元気に生きる、生きものたちのたくましさを実感できるでしょう。
遊園地「祝津マリンランド」にも寄ってみよう
水族館隣には遊園地「祝津マリンランド」があり、くじら列車やチェーンタワー、バッテリーカーなど、小さな子どもでも楽しめるアトラクションがそろっています。一番の人気は観覧車。晴れていれば、札幌市JRタワーが見えるでしょう。くじら列車があるのは、水族館併設の遊園地ならでは。入園は無料、アトラクションには遊園地内きっぷ売り場で販売している乗り物券が必要です。乗り物によっては身長制限があります。営業期間は例年4月中旬~10月中旬。
おたる水族館
住所 | 北海道小樽市祝津3-303 |
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電話番号 | 0134-33-1400 |
料金 | <入園料>高校生以上1400円/小・中学生530円/3歳以上210円(すべて税込) |
営業時間 |
9~17時 2019年10月16日(水)~11月24日(日)は9~16時 2019年12月14日(土)~2020年2月24日(月・振)10~16時 ※入館はそれぞれ閉館の30分前まで |
定休日 |
2019年11月25日(月)~2019年12月13日(金) ※毎年変更があるので公式サイトで確認 |
アクセス |
JR「小樽駅前ターミナル」より北海道中央バス「おたる水族館行き」で25分、 終点下車して徒歩すぐ /札樽道「小樽IC」から道道17・454号経由9km |
駐車場 | 1000台(中型車800円、小型車600円) |
特徴 |
キッズおすすめ 雨でもOK 飲食施設あり 弁当持込可 ベビーカー利用可 オムツ交換スペースあり 授乳スペースあり |
URL | https://otaru-aq.jp/ |
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