冬でも雨でも動物ウォッチングが楽しめる札幌市円山動物園

北海道札幌市にある円山動物園は、1951年に北海道としては初めて開園した歴史ある動物園です。

円山動物園の人気の理由のひとつに、札幌市内からのアクセスの良さがあります。札幌駅から、車利用なら約15分、地下鉄を利用しても最寄りの「円山公園駅」から徒歩15分（バスを利用すれば7分）を含めて、30分ほどでアクセスできます。

円山動物園にはレッサーパンダやユキヒョウなど、冬の寒さが大好きな動物たちがいるほか、雪の中を歩くライオンといった北国の動物園ならではのレアな風景が見られます。

ほとんどの施設が屋内で観覧できるように工夫されているため、雨や雪を気にせず鑑賞でき、動物たちとの距離が近いことも円山動物園の自慢です。

子供たちに人気のコーナーをご紹介！

円山動物園には、現在約170種900点もの動物が飼育されています。今回はその中で、特に小さな子供連れの家族に人気の施設やイベントを中心にご紹介しましょう。

ホッキョクグマ館

円山動物園の名物のひとつであるホッキョクグマ。2018年には「ホッキョクグマ館」がオープンし、より生息環境に近い状態で観察できるようになりました。日本最大級の水中トンネルから見る、泳ぐホッキョクグマの姿は必見です！

円山動物園では世界的にも難しいとされるホッキョクグマの自然繁殖に成功していて、2014年に生まれた「リラ」は、たちまち動物園の人気者になりました。

こども動物園

「こども動物園」では、ヒツジやコールダック、ガチョウが放し飼いになっているほか、ミニチュアホースなども飼育され、家族連れに人気のスペースです。日によっては小学生以上先着12名を対象にモルモットのふれあい体験も行われています。

飼育員がバックヤードを案内してくれる「冷蔵庫ツアー～まんまみぃよ!!～」や、リスザルのエサやり体験なども楽しめます。

みんなのドキドキ体験

円山動物園では、ただ動物を見るだけではなく、動物専門員による動物の生態等の詳しい解説付きのイベント「みんなのドキドキ体験」を随時開催しています。さまざまなメニューがありますが、一番人気は動物専門員の解説を聞きながら動物たちの食事風景を見る「お食事ガイド」でしょう。リスザルやニホンザルなどの食事風景が楽しめます。一部体験は整理券が必要なので、事前に確認しておくといいでしょう。

北国ならではの動物たちの姿を観察しよう！

円山動物園には、エゾヒグマやエゾジカといった、北海道ならではの動物たちがたくさん飼育され、自然に近い姿で見ることができます。ホッキョクグマをはじめ、レッサーパンダやユキヒョウ、アムールトラなど、寒い地域に暮らす動物たちのいきいきとした様子が見られるのも、円山動物園ならではの魅力でしょう。

熱帯地方の動物たちも要チェック！

円山動物園には「アフリカゾーン」や「熱帯雨林館」があり、暖かい地方で暮らす動物たちも飼育されています。サルも多くの種類が飼育されており、「チンパンジー館」や「類人猿館」があります。また、「モンキーハウス」には、エリマキキツネザルやマンドリルといったユニークなサルたちに会うことができます。

nature cafe EARTHのどうぶつメニューは必食！

園内には、5つの食堂やカフェがあります。中でも「nature cafe EARTH」の、円山動物園の動物をイメージした「どうぶつメニュー」は要チェック！店内にはキッズスペースも設けられています。

北海道ならではのメニューを楽しみたいなら「SKY」がおすすめ。「夕張石炭くろラーメン」や豚丼などが味わえます。

園内にはいくつかのギフトショップもありますが、おすすめは正門近くの「動物科学館」にあるオフィシャルショップ。人気のホッキョクグマグッズなどが充実しています。

親子で利用できる施設が充実

ベビー関連施設は、授乳室が園内に5ヵ所あり、ミルク用のお湯は「動物園センター」で提供しています。ベビーシートやベビーチェア、子供用小便器なども園内に複数用意され、ベビーカーは正門と西門で有料で貸し出ししています。

遊びの広場「まるっぱ」（冬季閉鎖）には、動物の背の高さの滑り台や、プレーリードッグの巣穴をイメージした遊具など、遊びながら動物の大きさや習性を体感できる遊具がたくさんあります。まるっぱの周りにはベンチもあるので、一休みしながら親子で動物たちの感想を話し合うのもいいですね。

何度行っても楽しい進化する動物園

円山動物園は、北海道で最も歴史の古い動物園ですが、新たな施設が続々とオープンしており、2019年3月には新たに「ゾウ舎」がオープンしました。

行く度に新しい発見がある円山動物園に、家族で出掛けてみませんか？

札幌市円山動物園