兵庫県丹波篠山市にある「丹波並木道中央公園」を現地レポート!広大な敷地に、芝生広場や遊具エリア、里山散策や自然観察が楽しめる場所などが点在しており、恐竜をモチーフにした複合遊具や動く恐竜が子どもに大人気。この一帯は恐竜化石の発見地としても知られ、敷地内にある「丹波篠山市立太古の生きもの館」では、近郊で発見された恐竜などの化石を展示。公園遊びと学びを組み合わせて、家族みんなで1日楽しめます。

子連れにおすすめの丹波並木道中央公園

兵庫県丹波篠山市にある、里山の自然を生かして整備された県立公園です。70.9haという広大な敷地に、芝生広場や遊具エリア、里山散策や自然観察が楽しめる場所などが点在しています。春は桜、秋は紅葉の名所としても知られ、自然の中で心地よい時間を過ごせます。
広い園内はいくつものゾーンに分かれており、なだらかな坂道でつながっています。ベビーカーでも移動しやすく、子ども連れでも回遊しやすいのが特徴です。子どもの好奇心をくすぐる遊具や、思いきり走れる広場があり、手ぶらでも、ボールなどの遊び道具を持って行っても、たっぷり遊べます。

芝生エリアやテーブル付きのベンチも整備されているため、お弁当を持参してピクニックを楽しむのもおすすめ。体を動かして遊びたい日にも、のんびり自然に触れたい日にも応えてくれる、過ごし方の幅が広い公園です。
園内に飲み物の自動販売機はたくさんありますが、飲食店や食べ物の販売所はありません。昼食やおやつは、あらかじめ購入してから訪れると安心です。
アクセスと所要時間
- 車の場合:舞鶴若狭自動車道「丹南篠山口IC」から約5分。駐車場が整備されており、車で訪れる人が多いです。
- 電車の場合:JR福知山線「丹波大山駅」から徒歩約10分。駅から歩いてアクセスも可能です。
甲子園球場約18個分という広大な敷地ですが、園内はメインの一本道でつながっており、徒歩で広場や遊具エリアなど、さまざまなゾーンを巡ることができます。子どもと一緒に遊ぶなら、3~5時間ほどかけてゆっくり楽しむのがおすすめです。
また園内の道には、50mごとにアルファベット(AまたはB)と数字が書かれた看板が設置されており、迷ったときや場所を伝えたいときの目印になります。
自然の地形を生かした園内で遊ぼう!
公園管理棟と遊具があるエリア

公園管理棟には公園事務所があります。園内や周辺施設のパンフレットがそろっており、遊びの計画を立てる際に立ち寄りたい場所です。ベビーカーや車椅子のほか、自然観察セット(虫めがね・虫とりあみ・顕微鏡)は無料で貸し出しており、手ぶらでも自然体験が楽しめます。
園内を巡るクイズラリーは、「おさんぽ編」と「やまのぼり編」の2コース。各コース12問のクイズに挑戦しながら歩くので、遊び感覚で公園を回れるのが魅力です。(無料)
また、木製の遊具やテーブルが設置された室内スペースもあり、天候が悪い日や少し休憩したいときにも便利。屋外だけでなく屋内でも遊べる、子ども連れにうれしいスポットです。
■公園管理棟
- レンタサイクル:1回3時間 300円(9~17時)※子ども用自転車あり
- トイレ、多目的トイレ、自動販売機、授乳室あり
- 利用時間:9〜17時

管理棟の前には、木製の遊具があります。ごっこ遊びやかくれんぼをする子どもたちは、とっても楽しそう。

幼児も遊べるボルダリングを発見!

管理棟の横にある朝市広場。小学生でも乗れるペダル式のゴーカートで遊ぶことができます。ここでマルシェなどのイベントが年に数回開催されます。
かやぶき民家

管理棟から2~3分の場所にある「かやぶき民家」は、江戸時代末期に建てられた庄屋屋敷(旧中道家)です。公園の近くにあった建物を2005(平成17)年3月に移築。室内は6つの部屋で構成される六間取りといわれる形式で、ふすま絵は明治時代に実際に中道家で使われていたものです。

また、台所や土間は大正初期以前に改造されたものが現在も残っています。座敷に上がって、当時の暮らしを思い描いたり休憩したり、自由に見学できます。
■かやぶき民家
- トイレ、多目的トイレあり
- 利用時間:9〜17時
ほねほね化石広場

恐竜の化石をモチーフにしたすべり台やボルダリングなどがある複合遊具。対象年齢は6~12歳です。小さな子は保護者がそばに付いておきましょう。
多目的広場

多目的広場では、ボール遊びや鬼ごっこなど、おもいっきり体を動かせます。
森林活動センター

公園管理事務所から歩いて10分ほどのところにある森林活動センターには、製材所と木工施設があり、公園内の森から切り出した木々を製材して加工しています。園内のクラフト材料は、ここで作られた板材が使われています。春と秋の週末にはキッチンカーの出店もあります。
■森林活動センター
- トイレ、多目的トイレ、自販機
わくわく恐竜広場

森林活動センターの前に、恐竜をモチーフにしたユニークな複合遊具があります。対象年齢は6~12歳。のぼったりおりたりすべったり、飽きることなく遊べます。

ユーモラスな恐竜型の遊具は、幼児も遊べるゆるやかなすべり台です。

ティラノサウルス
全長約5m、高さ1.7mのティラノサウルスとトリケラトプスが出現!人が近づくとリアルに動きます。

トリケラトプス
ガオーッと吠える声も迫力満点。小さな子どもはおっかなびっくり近づいていきますが、慣れると、「もう一回見に行こう!」と何度も確かめに行きます。
■動く恐竜
- 動く時間:9~17時(年末年始、イベント時に停止する場合あり)
このほかにも約50mのローラーすべり台、池や棚田、標高318mの三釈迦山への登山路もあります。登山路は山の尾根がコースになっており、東の登山道入口から約15分、西の登山道入口から約20分で山頂展望台に到着します。
休憩スポット

園内の随所に芝生やベンチがあります。ピクニックシートを敷いてお弁当を広げたり、ベンチで休憩したり、思い思いのくつろぎタイムを過ごせます。場所によっては、大人がストレッチなどをできるベンチもあります。簡単な解説が添えられているので、運動不足を解消したい人は挑戦してみましょう。


なんだろう?とのぞき込みたくなる小さな建物は、竹と漆喰で作られた休憩施設「かぐや」。中に設置されたベンチも竹製です。ちょっと日陰がほしいときに休憩できる場所です。

第3トイレ
園内にはトイレがいくつもあり、多目的トイレもそれぞれに設置されています。

また、公園管理事務所の近くにある「サイクルステーション」は、サイクリストだけでなく誰でも使え、テーブルと椅子、トイレやシャワーもあるのでとっても便利です。
■兵庫県立丹波並木道中央公園 管理事務所
| 住所 | 兵庫県丹波篠山市西古佐90 Googleマップ |
|---|---|
| 問合先 | 079-594-0990 |
| 営業時間 | 9~17時 |
| 定休日 | 12月29日~1月3日 |
| URL |
丹波篠山市立太古の生きもの館で太古の地層を見学しよう

「丹波篠山市立太古の生きもの館」は、近郊で発見された恐竜やほ乳類などの化石を見たり、化石の発掘体験ができたり、約1億1千万年前の地層、篠山層群(ささやまそうぐん)について学べる体験施設です。篠山層群とは、丹波篠山市から丹波市山南町にかけて分布する、約1億1000万〜1億年前(白亜紀前期)に形成された地層です。この地層からは、恐竜をはじめ、カメやワニ、植物などの化石が発見されています。

解説を読みながら化石の実物を見ていくのは、大人も子どもも楽しいものです。

生痕化石(左)と雨滴痕(右)
さわってもいい化石もあります。「丹波篠山市立太古の生きもの館」の玄関前で採取された化石は、生痕化石(せいこんかせき)と言って、泥や砂の中に作られた生き物の巣穴のあとです。直径1~2cm、深さは5cmくらいの巣穴ですが、どんな生き物がいたのかはわかっていないそうです。雨滴痕(うてきこん)の化石では、約1億1千万年前に降った雨粒のあとが見られます。

化石が発掘された篠山層群の地層から掘り出された岩石が展示されています。展示室からは窓越しに化石のクリーニング作業などの様子を見ることもでき、「化石発掘体験スペース」も備えています。

施設前の斜面には、篠山層群が保存されており、本物の地層をすぐ目の前で見ることができます。貴重な自然資源なので、登ったりせず、観察しましょう。

地層の中の生痕化石にしるしが付けてあるので、すぐにわかります。地層の解説板にあるQRコードを読み込めば、詳しい解説を見ることができます。動画もあって、子どももわかりやすく学べますよ。
■丹波篠山市立太古の生きもの館
| 住所 | 兵庫県丹波篠山市西古佐90-1 兵庫県立丹波並木道中央公園内 |
|---|---|
| 問合先 | 079-556-7666 |
| 開館時間 | 9時~16時30分 |
| 休館日 | 月曜(祝祭日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
「丹波並木道中央公園」は、地域の豊かな自然と地球の長い歴史を体感できるスポットです。公園で遊んで、自然の中でリラックスして、化石や地層を学ぶという流れが自然に作れるのがポイント。田植え、稲刈り、黒枝豆の収穫、木工教室、お茶の淹れ方など、さまざまな体験イベントも実施されているので、遊びと学びがセットで楽しめるおでかけ先として、ファミリーにおすすめです。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

