
中学受験でも頻出問題である「日本三景」。それぞれどこにあるのか、どのような特徴があるのか知っていますか?本記事では、一度は訪れてみたい日本三大温泉についてわかりやすくご紹介します。
- 日本三景とは?中学受験にも頻出!
- 松島(宮城県)
- 天橋立(京都府)
- 宮島(広島県)
日本三景とは?中学受験にも頻出!
日本三景とは、日本を代表する美しい景勝地である宮城県の「松島」、京都府の「天橋立」、広島県の「宮島」のことを指します。日本三景の由来は、江戸時代初期の儒学者・林春斎が1643年に著した『日本国事跡考』の中で初めて言及されました。陸奥国(現在の福島県、宮城県、岩手県、青森県、秋田県の一部)の松島、丹後(現在の京都府)の天橋立、安芸(現在の広島県)の宮島を「三処奇観」として紹介したことが日本三景の始まりです。
毎年7月21日は、林春斎の誕生日にちなみ「日本三景の日」に定められています。
松島(宮城県/松島町)
大小260余りの島々が点在する美しい湾

丹後の天橋立、安芸の宮島と並ぶ日本三景の一つ。松島湾に緑の松に彩られた約260もの島々が点々と浮かぶ様子は、まさに絶景。湾を望むように位置する4つのビューポイントが有名で、壮観(大高森)、幽観(扇谷)、偉観(多聞山)、麗観(富山)を合わせて松島四大観と呼ばれている。松島湾を巡る遊覧船も運航されているので、海から島々を眺めるのもおすすめだ。また、五大堂、瑞厳寺、円通院など、伊達政宗公をはじめとする、歴代仙台藩主が建てた歴史的建造物を巡る散策も楽しめる。
松島(まつしま)
住所 | 宮城県宮城郡松島町 |
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問合先 | 022-354-2618 (松島観光協会) |
アクセス | 公共交通:JR松島海岸駅→車8分で幽観(扇谷)ほか ※場所により異なる |
駐車場 | あり/民間有料駐車場、無料町営駐車場ともにあり |
天橋立(京都府/宮津市)
天に架かる橋のように見える風景が特徴

天橋立ビューランドからの眺め「飛龍観」
陸奥の松島、安芸の宮島と並ぶ日本三景の一つ。宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる幅20~170m、全長約3.6kmの細長い砂州[さす]のことで、白い砂浜には約6700本もの松が生えている。一帯は天橋立公園として整備され、「白砂青松百選」「日本の道百選」「名松百選」に選定。陸からの眺めは北側の成相山中腹の傘松公園か、南側の文珠山頂上の天橋立ビューランドが最適。ケーブル・リフト・モノレールなどで上ることができる。砂州の途中には橋立明神や岩見重太郎仇討ちの場、与謝蕪村の句碑、与謝野寛・晶子の歌碑とみどころが点在。国特別名勝。
天橋立(あまのはしだて)
住所 | 京都府宮津市文珠 |
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問合先 | 0772-22-8030 (天橋立駅観光案内所) |
営業時間 | 散策自由 |
定休日 | 無休 |
料金 | 散策自由 |
アクセス | 公共交通:京都丹後鉄道天橋立駅→徒歩7分 車:京都縦貫道宮津天橋立ICから府道9号、国道176号、府道2号経由5km10分 |
駐車場 | なし |
宮島(広島県/廿日市)
海に浮かぶ鳥居が有名!海外からの観光客も

撮影:新谷 孝一
陸奥の松島、丹後の天橋立と並ぶ日本三景のひとつ。広島湾北西部に浮かぶ周囲約30kmの島で、標高535mの弥山[みせん]が最高峰。古くから「神の島」と呼ばれ、島そのものが信仰の対象とされてきた。現在は島全体が国指定の特別史跡・特別名勝。島内には嚴島神社をはじめ、五重塔や千畳閣、大聖院、紅葉谷公園、宮島水族館などみどころが満載。表参道商店街や町家通りの散策も楽しい。満潮時に大鳥居と社殿が水上に浮かんだように見える嚴島神社は、その奇想天外さと優美な建築美、背後の弥山原始林の自然美との調和から世界文化遺産に登録された。
宮島(みやじま)
住所 | 広島県廿日市市宮島町 |
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問合先 | 0829-44-2011 (宮島観光協会) |
営業時間 | 散策自由 |
定休日 | 散策自由 |
料金 | 散策自由(入島時に訪問税100円) |
アクセス | 公共交通:JR宮島口駅から徒歩5分の宮島口桟橋→JR宮島フェリー、または宮島松大汽船のフェリーで10分、宮島桟橋下船 車:山陽道廿日市ICから国道2号経由6km10分(宮島口桟橋まで)。または山陽道大野ICから宮島口桟橋まで10分 |
駐車場 | なし |
文化財情報 (観光) |
世界遺産(構成資産含む) |
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