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東急世田谷線、江ノ電など…親子で行きたい首都圏の路面電車まとめ

江ノ島電鉄(神奈川県)

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6月10日は「路面電車の日」。路面の「ろ(6)」、そして電車の「デン→テン(10)」という語呂合わせなのだとか。今回は親子でめぐりたい首都圏のおすすめ路面電車を紹介します。どこも都内からのアクセスも良好なので、今度のお休みに出かけてみては?

※この記事は、『JTB時刻表2024年6月号(2024年5月24日発売)』を抜粋・一部加筆のうえ掲載しています。

目次(index)

東急世田谷線(東京都)

招き猫の絵とつり革がかわいい!

東急世田谷線(東京都)

1925年(大正14)開業と歴史の長い世田谷線。一見線路を走る普通の鉄道のように見えますが、実は「軌道法」という法律に準拠した路面電車の仲間なのです。かつては玉川通り(国道246号)などで運行し、「玉電(たまでん)」として親しまれていましたが1969年に廃止。一部が世田谷線として存続しました。

東急世田谷線(東京都)

東急電鉄提供

沿線には招き猫伝説で有名な豪徳寺があり、世田谷線には「幸福の招き猫電車」も走っています。車体外観には招き猫が描かれていて、車内のつり革も招き猫の形をしているんですよ。

■路線データ

  • 停車駅:10
  • おもな停車駅:三軒茶屋、松陰神社前、宮の坂、下高井戸、など
  • 料金:区間一律大人160円、子ども80円

■お得なきっぷ

当日に限り、何回でも世田谷線各駅(下高井戸~三軒茶屋)を乗り降りできる「世田谷線散策きっぷ」(おとな380円、こども190円)がおすすめ!三軒茶屋駅・下高井戸駅で販売しています。東急線のデジタルチケット「Q SKIP」では割安の販売も。

宇都宮ライトレール(栃木県)

2023年8月に開業!最新鋭の黄色いLRTを体験できる

宇都宮ライトレール(栃木県)

宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地間の14.6kmを結ぶ路面電車で、愛称は「ライトライン」。LRT(Light Rail Transit=次世代型路面電車システム)と呼ばれるもので、黒と黄色のカラーリングが未来的です。

宇都宮ライトレール(栃木県)

道路上の併用軌道(へいようきどう)だけでなく、LRTのみ走行する専用の線路区間もあり、変化に富んだ車窓が楽しめます。停留所にトイレはないので乗車前に済ましておきましょう。

■路線データ

  • 停車駅:19
  • おもな停車駅:宇都宮駅東口、宇都宮大学陽東キャンパスなど
  • 料金:大人150円~、子ども80円~

■お得なきっぷ

「ライトライン一日乗車券」(おとな1000円、こども500円)を発売しています。宇都宮餃子会協賛の「餃子券付き一日乗車券」(おとな1300円)も人気。

江ノ島電鉄(神奈川県)

夏の海を眺めて水族館で寄り道!

江ノ島電鉄(神奈川県)

1902年(明治35)開業。藤沢~鎌倉間の10.0キロを結び、「江ノ電」と呼ばれて親しまれています。開業当時は路面電車の仲間でしたが、1945年に、法律上「鉄道事業法」による鉄道となりました。

江ノ島電鉄(神奈川県)

江ノ島~腰越間には道路上を走る区間もあり、路面電車時代の面影も楽しめます。腰越~稲村ケ崎間に続く海岸線沿いの車窓は絶景!海水浴場や新江ノ島水族館に立ち寄れば、まる1日楽しめます。

■路線データ

  • 停車駅:15
  • おもな停車駅:鎌倉、由比ケ浜、江ノ島など
  • 料金:大人200円~、子ども100円~

■お得なきっぷ

全線1日乗り放題となる、江ノ電1日乗車券「のりおりくん」がおすすめ。紙のきっぷとスマホで使えるデジタル版があり、どちらもおとな800円、こども400円。沿線施設で利用できる割引やグッズプレゼントなどの特典も盛りだくさんなので、観光時にぜひ利用してみては。新江ノ島水族館の入場券とのセット券も販売中です。

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