
「江戸川区スポーツランド」で毎年10月から5月いっぱいまで楽しめるアイススケート場を子どもと体験レポート!東京23区で唯一の区営アイススケート場はコスパ抜群、幼児なら貸靴料の210円のみで楽しむことができ、二枚刃シューズもあるので初めてでも安心です。チケット購入からリンクで滑るまでの流れ、充実の設備、初心者の楽しみ方などたっぷりご紹介します。
コスパ抜群!10~5月開催のアイススケート場

「江戸川区スポーツランド」は、スケートのほかにも健康ルーム(ジム)、フットサル・テニスコートなどが揃い、もちろん江戸川区民でなくても利用できるスポーツ施設です。東京23区で唯一の区営アイススケート場は広さ60×30m、夏季は50mの大プールになる巨大な屋内空間で、毎年10月1日~5月31日の8か月間楽しめます(火・木曜は一般公開なし)。幼児は入場料無料で貸靴料の210円のみ、小中学生は貸靴料含めてもワンコイン(500円)以下、高校生以上も1000円以下と、公共施設ならではのコスパのよさが最大の魅力。もちろんファミリーにも大人気で、週末を中心にたくさんの子どもたちが滑っています。
まずはチケットを購入! 持ち物や服装は?

館内に入ってまずは右手奥の自動販売機でチケットを購入。高校生以上の「一般」と子どもの「小中学生」に分かれていて、それぞれ入場券・貸靴券・セット券とあるので、小中学生はセット券(420円)を、幼児は入場無料なので貸靴券(210円)のみのボタンを押しましょう。購入にはPASMOやSuicaなどの交通系電子マネーも利用できますよ。

自動販売機の手前にある、プールがスケートリンクに変わるまでの紹介パネルもおもしろいので要チェック! 夏季のプール営業が終わってから水を抜いてリンクのフェンスを設置して、少しずつ氷を作っていってリンクが完成するまでを、わかりやすく写真とコメントで説明しています。

あらかじめ用意しておきたい持ち物や服装として、あたたかい格好の長袖長ズボンと、指先まで隠れる手袋は必須。また、スケート靴は足が痛くなることもあるので、靴下は厚手のものがおすすめです。

手袋や靴下、ニット帽などは販売もされていますが、靴下(200円)とニット帽(300円)は大人用のものしかないので注意。手袋は大人用が250円、軍手と幼児用は100円となっています。
スケート靴などのレンタルとコインロッカー

手袋などの販売もしている貸靴コーナーへは、チケット自動販売機の左のスケートリンク入口を入ってすぐ。
スケート靴のサイズは幅広く、2~3歳から履ける15cmから、大きな32cmまでレンタル可能。初心者でも滑りやすい二枚刃シューズも、子ども用の15cmから18cmまで用意されています。

サイズの選び方のポイントは、厚手の靴下を履くこともあり普段より少し大きめを選んでしまいがちですが、スケート靴の中で足が動いてしまわないことが重要なので、基本的にはいつもと同じサイズでOK。実際に履いてみて入らなかったり、あまりにもきつくて痛かったりする場合は、もちろん変更も可能です。

リンクまでの通路の途中には、夏季にはプールの更衣室になる多くのコインロッカーがあります。1回なんと20円!小銭がないときは、貸靴コーナー近くに両替機があります。

通路のつきあたり、リンク入口の手前でヘルメットをレンタル。サイズは大人用の大と子ども用の小の2種類です。

リンクに入ったらたくさん用意されたベンチでスケート靴に履き替えます。履き方のコツは、まず靴紐をゆるめて靴のベロの部分を大きく広げてから履くこと。そして、かかと部分にすき間ができないようにしっかりと履いて、足の甲の部分はきつく、足首とつま先の部分は少しだけゆるく結ぶことがポイントです。

リンク入口を入ってすぐの左手には、履き方のポイントをわかりやすく説明したパネルも設置されていますよ。
いよいよ氷の上へ!ルールと初心者の楽しみ方

リンクは60m×30mと広々としていますが、人気の施設で利用者も多いので混雑時は注意が必要。また、滑走中は必ず手袋着用、氷上での掲載電話の使用や写真撮影は禁止です。滑走は左回り、中心に置かれたパイロン内はジャンプなどの練習が可能なスペースなので、初心者や子どもは入らないように気をつけましょう。

最初は壁の近くで恐る恐るでも・・・、

だんだん壁から離れていって、慣れてくればこの通り!

上手に滑れるようになりました!
スケートにハマってもっと上手になりたくなったら、各種スケート教室のほか、毎週日曜の11時30分から誰でも参加できる無料レッスンも行われているので、その時間を狙って訪れてみるとよいですよ。

整氷時間に登場する大きな整氷車に興味津々! 製氷後すぐはリンクがツルツルでより滑りやすくなるので、注意してくださいね。
ベンチや乾燥室など休憩スペースも充実

滑り疲れた際の休憩スペースとして、まずはリンクサイドにたくさん用意されたベンチから。近くにはアイスクリームやジュースの自動販売機も設置されています。

続いてこちらはリンク入口と反対側の場所に設置されている乾燥室。衣服が濡れてしまったり、寒くなって暖を取ったりするのにおすすめです。

乾燥室の近くにはドリンクはもちろん、軽食やお菓子も揃った自動販売機コーナーがあり、電子レンジも用意されているので、お腹が空いたら利用しましょう。
リンクサイドのベンチ、乾燥室、自動販売機コーナーを含め、リンク周辺施設はすべて、スケート靴を履いたままで利用できます。
ショップやスケート以外の施設もチェック

江戸川区スポーツランドは、スケートリンク以外の施設も充実。まずはメインエントランスを入ってすぐ右手にショップがあります。ブレードカバーやエッジケース、なんとカーリングストーンまで、上級者向けが多いものの、いろいろなスケート関連グッズが販売されています。

こちらはエントランスホールの先にあるロビー。2階まで続く大きな窓から光が差し込むとても開放的な雰囲気で、休憩や待ち合わせに利用できます。

ロビーの手前にあるだれでもトイレが広々としていてキレイなので、子どもと一緒に利用するのにおすすめ。

屋外にはテニス専用コート1面と、テニス・フットサル兼用コート2面も整備されています。
アクセスや駐車場は?
アクセスは公共交通機関の場合は、JR新小岩駅・小岩駅・新浦安駅、都営新宿線篠崎駅・瑞江駅、東京メトロ東西線南行徳駅からそれぞれ京成バスを利用。「江戸川スポーツランド行」のバスが多く出ているため、終点下車でわかりやすいです。ほか、「瑞江駅行」のバスの場合は、途中の「スポーツランド入口」で下車しましょう(詳細は公式サイトの「施設概要・アクセス」を要確認)。
車の場合は、東京方面からは首都高速7号小松川線の一之江出入口、千葉方面からは京葉道路の篠崎ICが最寄りで、それぞれ5~10分。駐車場は24時間利用可能な有料駐車場(最初の1時間200円、以降1時間ごとに100円)が用意されています。
リーズナブルでコスパ抜群、設備も充実していて子どもにもパパママにもやさしい公共のスケート場で、おもいっきりスケートを楽しんでみてはいかがでしょう!
江戸川区スポーツランド
- 利用条件/年齢・身長制限なし
- レンタル/シューズ(一般320円、小中学生・幼児210円:15cm~32cm)、ヘルメット(無料)
- 持ち物/指先まである手袋(着用必須)、靴下(着用必須)
- コインロッカー/あり(20円)
- 予約/不要
料金 | 入場大人520円、小中学生210円、幼児無料。貸靴大人320円、小中学生・幼児210円 |
---|---|
期間 | 10~5月 |
定休日 | 無休(火・木曜はスケート一般公開なし) |
時間 | スケート一般公開は月・水・金曜9~18時、土・日曜、祝日10~18時(学校教室がない日は火・木曜も営業、詳細は公式サイトを要確認) |
住所 | 東京都江戸川区東篠崎1-8-1 |
問合先 | 03-3677-1711 |
URL |
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。