
金属をくっつける性質がある磁石。でも、どんな金属でもくっつくのかな?おうちにあるものを集めて実験してみよう!意外なものがくっつくかもしれないね。
おすすめの年齢・制作時間
家で気軽に試せる実験なので、時間がないときにもおすすめ。磁石の性質について学ぶ高学年以上の場合、金属にはいろいろな種類があるということも考えながら実験してみよう。
3年生 4年生 5年生 6年生 実験 製作期間:1日
用意するもの
いろいろな素材のもの
アルミはく、ビー玉、ガラスコップ、アルミ缶(かん)、スチール缶(かん)、ハサミ(ステンレス製以外)、クリップ、やかん、くぎ、陶(とう)器のコップ、お金など。特別なものを揃(そろ)える必要はなく、おうちにあるもので試してOK。
メモ帳やペン
何がくっつくか予想したり、くっついたもの・くっつかないものを記録したりするのに使おう。
手順
1.集めたものを並べる
おうちにあるものを、少しずつ離(はな)しながら並べていく。
2.予想する
磁石にくっつくものとくっつかないものを予想して、メモ帳に書いておく
3.順番に磁石を近づけていく

ひとつずつ磁石を近づけて、くっつくかくっつかないかメモ帳に記録する。
4.素材を調べる
一通り調べたら、今回集めたものがそれぞれどんな素材でできているか調べて、模造紙などにまとめる。
まとめ方のコツ
・磁石にくっつくものとくっつかないものの予想をする時、どうしてそんな予想をしたのかも書こう。
・くっついたもの、くっつかなかったもののなかで、予想と違ったものや意外だったものをまとめてみよう。
<豆知識:金属にみえるけどくっつかないものがあるのは何故?>
- 実は金属の中には、磁石によくつく種類とつかない種類があるよ。よくくっつくのは、鉄や、元素周期表で鉄属にあるコバルトやニッケル。身のまわりのくっつくものは、ほぼ鉄でできているよ。
- 鉄は磁石の性質をもちやすく、磁石を近づけると磁石になってくっつく。それ以外のアルミやゴム、ガラスは、磁石の影響(えいきょう)を受けにくく、磁石にはくっつかないよ。
参考にした本

『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!身近な科学』
『炭酸水はどうやってできるの?』『どうして明かりに昆(こん)虫が集まってくるの?』など、私たちの生活の中にあるふしぎと科学のつながりを、豊富な図や資料、イラストでわかりやすく紹介。身近な道具でできる実験コーナーにも注目!