花博記念公園鶴見緑地で開催されている「ダイナソーアドベンチャーツアー メガ恐竜パーク鶴見緑地」。緑豊かなスペースに、動いて吠えるリアルな恐竜がずらりと並ぶ、迫力たっぷりの空間です。まるで恐竜時代にタイムスリップしたかのような体験が待ち受け、足を踏み込めば冒険家気分に! 今回は現地体験レポートで、隅々までご紹介していきます。

メガ恐竜パークって?開催期間や所要時間は?

大阪市鶴見区にある広大な公園「花博記念公園 鶴見緑地」に、2025年7月にオープンした「ダイナソーアドベンチャーツアー メガ恐竜パーク鶴見緑地 よみがえる太古〜なにわの恐竜王国〜 Reviving the ancient times – Naniwa’s dinosaur kingdom」(以下、メガ恐竜パーク鶴見緑地)。全国各地で開催され来場者数延べ100万人を突破した本イベントが、大阪へ初上陸を果たしました!
見どころはなんといっても迫力のある動く恐竜たち。自然たっぷりの環境に大きな恐竜の模型が現れ、いろんな角度からさまざまな恐竜の姿が観察できます。
所要時間や服装・準備は?

指定された道を歩きながら、次々に現れる恐竜をじっくり観察できるウォークスルー型のアトラクションです。所要時間はゆっくり場内を探検して約1時間、化石発掘体験もするなら約1時間半が目安。自然豊かな敷地の一角にイベントスペースが設けられているので、多少汚れても問題ない靴や服装で訪れるのがおすすめ。恐竜ごとに説明が書かれており学びも多いため、恐竜好きな子どもなら筆記用具も準備しておくとベター。
また、公式アプリ「恐竜アドベンチャー」は事前にダウンロードしておくと便利です。パーク内の各所に二次元バーコードが設置されており、読み込みながらさらなる面白さも発見できますよ。
おすすめの年齢は?
おすすめの年齢は3~12歳。来場者は小学生の親子連れが多いそうですが、未就学児にもおすすめです。リアルな恐竜を見ても怖がらない自信があれば大丈夫。初めてなら、ナイトツアーなどの夕方のイベントより、明るい時間帯の方が怖くないので安心です。
いつまで開催しているの?
2025年12月現在では、2028年7月まで継続して開催予定となっています。詳しい情報や開催日時などは公式サイトで随時更新されるので、訪れる前にまずはこちらの営業日カレンダーをチェックしてみて。
なお、より充実した恐竜体験をお届けするためのリニューアル準備のため、2025年3月初旬〜下旬まで一時休園予定です。さらに楽しめる新しい仕掛けや体験を準備し、パワーアップしたメガ恐竜パークとしてリニューアルオープンするので、ぜひご期待を!
おすすめのアクセス方法は?近くの駐車場は?
【車で行く場合】
駐車場(有料)は全部で5カ所あり、「メガ恐竜パーク鶴見緑地」に近いのは会場まで徒歩5分の中央第2駐車場となります。内環状線から花博通へ入り、「中央第2駐車場」へと進みましょう。高速道路なら、阪神高速守口線森小路ランプから国道163号経由で花博通へ。
【電車で行く場合】
最寄り駅は、Osaka Metro「鶴見緑地駅」です。駅の北側に公園の中央口があり、徒歩約15分で「メガ恐竜パーク鶴見緑地」に到着します。駅の南側には通年利用できる「鶴見緑地プール」や日帰り温泉施設「鶴見緑地湯元 水春」もあります。
【バスで行く場合】
天満橋・都島、守口方面から大阪シティバスに乗車し「鶴見緑地公園前」バス停で下車しましょう。「メガ恐竜パーク鶴見緑地」までは徒歩約5分で到着します。
| 住所 | 大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163 |
|---|---|
| 期間 | 2025年7月19日~2028年7月 |
| 料金 | 1000円 ※花博記念公園 鶴見緑地の入園は無料 ※2歳以下無料、未就学児の入場は18歳以上の同伴者(入場有料)必須 |
| 時間 | 10〜16時30分(最終入場営業時間の1時間前) ※季節によって変動あり。荒天時は臨時休業の場合あり ※花博記念公園 鶴見緑地は24時間入園可能 |
| 電話 | 050-1724-5106 |
| 定休日 | 火・水曜 ※火・水曜が祝日の場合は翌日。時期によって変動あり。公式サイト要確認 |
| 駐車場 | 1103台(1時間300円 ※19時〜翌7時は120分100円、24時間最大700円※土・日曜、祝日は1000円~) |
| 面積 | 1,218,000㎡(大型公園) |
| URL |
<花博記念公園 鶴見緑地のお役立ち情報>
※メガ恐竜パーク鶴見緑地内はすべて×となります
- ボール遊び:×
- スケボー:×
- 花火:×
- ペット:〇
- トイレ:〇
- おむつ替え:〇
- 授乳室:×
- 園内売店:◯
- 園内飲食店:◯
- 周辺コンビニ:徒歩すぐ
体験レポ!地球の歴史を恐竜とともに学ぼう

「メガ恐竜パーク鶴見緑地」は、決められたルートを徒歩で進んでいく270mのウォークスルー型体験施設。20種類33体の動く恐竜たちがルート沿いに次々登場し、古代にタイムスリップした感覚で観察しながら冒険できます。

エリアは古生代から新生代にかけて主に3つに分かれ、それぞれの時代ごとに暮らしていたとされている恐竜たちを順々に配置。大きな体を持つ恐竜多かった時代、現代にもいそうなほどぐっと小型化した恐竜がいる時代など、時代ごとの変化も理解できる仕掛けです。

無料のスタンプラリーシートを入口でゲットして、いよいよ冒険のスタートです!
大型恐竜にワクワク! 恐竜集めやクイズもあり

まずは「ジュラ紀の森」ゾーンから歩みを進めましょう。ここは、約2億130万年〜1億4500万年前の恐竜たちが棲む森。生物の大量絶滅を経て、ジュラ紀の暖かで湿潤な気候によって植物が繁栄したことで、それらを食べる恐竜たちも大型化していきます。

ブラキオサウルス
さっそく見えてきたのが、首の長いブラキオサウルス。尾や首が動きつつ大きな鳴き声も上げていて、とても迫力があります! ブラキオサウルスはより高い場所にある植物を食べるために首が長く進化、その全長は約25mもあったといわれています。

恐竜の近くに設置されている二次元バーコードを公式アプリでスキャンしてみると、目の前の恐竜の情報が表示されました。みつけた恐竜は、アプリ内の恐竜図鑑にコレクションして楽しめます。

ステゴサウルス
屈強な背中の骨板が印象的なステゴサウルスのお出ましです。いかにも強そうな見た目ですが、実は歯の小さな草食恐竜です。

こちらにも二次元バーコードがあります。読み込んでみましょう。

ここではクイズが現れました。そう、二次元バーコードは恐竜集めのほか、ランダムで恐竜クイズも現れる仕掛けになっているのです。

答えを間違えて、「ざんねん」と表示されてしまいました!このようにして、実際に目の前の恐竜を見ながらその恐竜に関するクイズに答えられるのは想像以上に楽しいです。なるほどこの恐竜にそんな特徴があったのか〜と深く印象に残りました。
スタンプラリーや塗り絵コーナーでひと息ついて、また冒険へ!

恐竜の模型を至近距離で観察できるので、目の形、歯の本数、とさかのような特徴的な部位など、細かなディテールもしっかり見られます。意外と前足が小さいのだな、皮膚の表面がゴツゴツしているな、顔には毛が生えていなかったのかな、などいろんな発見がありました。

入り口でゲットしたシートにスタンプを押して、再びレッツゴー♪

左のメガロサウルス、右のアロサウルスに挟まれる通路は、思わずおっかなびっくりになるほど迫力あり! 両方から「ガオオ〜」と大声で吠えられつつ、スリルたっぷりの道を抜けていきます。

ぬりえコーナー
そして現れたのが「ぬりえコーナー」。冒険をちょっとひと休みして、椅子に座って塗り絵を楽しみましょう。

恐竜が描かれた塗り絵シートを自由に取って、用意された色鉛筆で自由に色塗りを楽しんで。展示されている恐竜を実際に確認しながら塗っても、想像で塗ってもOK。今回は想像上の赤と緑のカラフルなティラノサウルスにしてみました!

こちらのゾーンには恐竜に乗って写真が撮れるフォトスポットもあり。安定感ばっちりです!
独自の進化を遂げ、絶滅へと向かう恐竜たち

プテラノドン
ぬりえコーナーを過ぎると、時代は約1億4500万年前から6600万年前の「白亜紀の森」へと移行していきます。巨大な大陸が徐々に分裂したことで恐竜たちが離れ離れとなり、独自の進化を遂げていきます。プテラノドンのように、翼を持つ翼竜もたくさん生まれました。

パラサウロロフス
頭の上から後方へと伸びるのはトサカだそうで、鼻の骨の一部が変形したものとのこと。内部は空洞で空気の通り道になっており、鳴き声を大きく響かせる役目を果たしていたのでは、といわれています。

実物大のティラノサウルス
ルートの最後あたりに登場するのが、「メガ恐竜ツアー 鶴見緑地」の目玉となる実物大のティラノサウルス! 世界最大級の肉食恐竜で、強力な顎を持ちさまざまなものを噛み砕いていたとか。なんと車を粉砕する力もあったとされています。大きな体で「ガオー」と大声で吠えて動く様子はインパクトがあり、ワクワク!

絶滅して化石になった恐竜たち
最後は「絶滅の荒野」エリア。約1億6000万年にわたって繁栄してきた恐竜たちが、約6600万年前に絶滅することとなりました。原因についてはさまざまな説がありますが、今はメキシコに落下した巨大隕石説が有力です。

恐竜の卵に入って写真を撮ろう!
恐竜の繁栄と絶滅を歩きながらたどり、恐竜に関する知識をしっかり深められたツアーでした。いろんな時代を経て現代の地球へ至っていることが理解でき、私たちもまた次の世代へ橋渡しをしていくために、地球環境にしっかり貢献せねばとの気持ちも湧きあがります。

日によって恐竜のマスコットが登場し練り歩くイベントも開催しているので、見つけたらぜひ一緒に写真を撮って楽しんで!
「化石ハンターツアー」で本物の化石を探そう

「メガ恐竜パーク鶴見緑地」に訪れたら、ぜひ「化石ハンターツアー」(入場料とは別途1000円)にも参加しておきたいところ。本物の化石を掘り起こす楽しみを味わいましょう。

掘り起こせる化石はこんなにたくさん! アンモナイトから木まで、いろんな有機物が時を経て自分の手元に届くという感動体験。中にはダミーの化石も入っているので、間違わないようにチェックして。

ツアー参加者には砂が入った樽がひとつ渡されます。この中に化石が紛れ込んでいるそうです。

水路の上にセットされた漉し器に樽の中の砂を流し込みましょう。

水路の水を利用して、漉し器を左右に振りながら小さな砂を少しずつ漉していきます。

ある程度漉せたら、白いトレイにあけて。

よく目を凝らしながら、化石か石かを判断していきましょう。どんな化石があるかは、二次元バーコードから表示されるWebサイトでチェックできますよ。石と化石、意外と見分けがつかなくて難しいです!

今回見つかった化石たちはこちら。アンモナイトや動物の牙、琥珀など、いろんな化石たちがゲットできました。これらはすべて持ち帰れるので、大切な思い出のひとつにできますね。
■化石ハンターツアー
- 開催場所:「メガ恐竜パーク鶴見緑地」内
- 開催期間:営業時間中
- 料金:1回1000円(入場料別途)
トレーディングカードもお土産に!レアカードは?

「メガ恐竜パーク鶴見緑地」の参加者は、ひとり1枚トレーディングカードを引くことができます。どんな恐竜カードがゲットできるかな?

ドキドキワクワクの瞬間……!

肉食恐竜のヴェロキラプトルでした!! 名前の意味は「素早い泥棒」だとか。なるほど〜!

鶴見緑地限定のディプロドクス
地域限定のレアカードもあり、「メガ恐竜パーク鶴見緑地」では長いしっぽが特徴のディプロドクスとなっています。出るまで収集したくなりますね!

売店では、マグネットやキーホルダー、Tシャツなどのお土産も購入できます。ぜひ思い出の一つに手に入れてみてはいかがでしょう。
都市部からも近い自然の中で恐竜を身近に感じられる「メガ恐竜パーク鶴見緑地」。恐竜のかっこよさと迫力を目の当たりにして興奮できるのはもちろん、知的好奇心が刺激されたり、地球の環境に思いを馳せたりと、さまざまな感想を抱くことができるアドベンチャーです。ぜひ訪れて恐竜の姿をじっくり観察してみてくださいね。
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