2020年夏、全国水族館の最新情報！ 4つのオープン＆3つの新“クラゲエリア”が登場

瀬戸内海を背景にイルカがジャンプするシーンを見られる、四国水族館の「海豚プール」

2020年は全国で新しい水族館が続々オープン。新型コロナウィルスの影響でオープン日が延期したりしましたが、カワスイ、四国水族館、SATOUMI、DMMかりゆし水族館と4つの水族館が無事誕生しました。さらに、2020年7月は3つの水族館がリニューアル。それも、3カ所とも新“クラゲエリア”誕生というニュース。7つの“にっぽんの新しい水族館”に要注目です！

※この記事の情報は2020年7月22日現在のものです。新型コロナウィルスの影響などで情報の内容変更や休止・中止もあります。事前にご確認ください。また、チケット購入時などに学生・シニアは証明が必要な場合があります。ご注意ください。

2020年に新しくオープンした4つの水族館

2020年5～7月、関東で1カ所、四国に2カ所、沖縄に1カ所、計4つの新水族館が誕生しました。どんな水族館か、簡単にご紹介します。

カワスイ 川崎水族館（神奈川県／川崎市）

かわすい かわさきすいぞくかん

川崎駅前の商業施設内に誕生したキッズにやさしい水族館

【オープン日】2020年7月17日

川崎駅前の商業施設「川崎ルフロン」9・10階に誕生したのが「カワスイ 川崎水族館」です。約230種の生きものが見られる都市型水族館で、2つのフロアに多摩川ゾーン、南アフリカゾーン、アマゾンゾーンなど6つの展示ゾーンがあります。キッズルームや気軽に質問できるクルー、最新技術を使った解説など、子どもや親子連れへのおすすめポイントがいっぱいの新水族館です。

もっと詳しい記事はこちら:
カワスイ 川崎水族館OPEN！注目の魚やカピバラなど動物、演出、グッズを徹底紹介

カワスイのエントランス。チケットカウンターやカフェがあります

アマゾンゾーンの水槽。クルーにどんどん話しかけてみましょう

歩く姿が愛らしいマタコミツオビアルマジロ。ほかに、ピラニアやカピバラ、ピラルクなどが暮らしています

四国水族館（香川県／宇多津町）

しこくすいぞくかん

瀬戸内海を見渡す絶景ポイントに四国の次世代型水族館誕生

【オープン日】2020年6月1日

場所は瀬戸内の海と島々を見渡す好ロケーション。四国ならではの豊かな“水景”を体験できる水族館の誕生です。1・2階の2フロアに、6つのゾーンや特別展示室などがあり、ケープペンギンたちがいる「水遊ゾーン」、夕景が見事な「海豚プール」といった見どころが満載です。

“渦潮の景”は、鳴門のうずしおの水中をイメージした水槽。魚たちの動きに注目してみてください

「海豚プール」の“夕暮れの景”。瀬戸内海に沈む夕日を満喫できます

「水遊ゾーン」にケープペンギンやカリフォルニアアシカなどが暮らしています

高知県立足摺海洋館 SATOUMI（高知県／土佐清水市）

こうちけんりつあしずりかいようかん さとうみ

高知・足摺の大自然とともに楽しめる海のそばの水族館

【オープン日】2020年7月18日日

新登場の水族館「SATOUMI」。正確には「高知県立足摺海洋館」が大リニューアルして「高知県立足摺海洋館 SATOUMI」として生まれ変わりました。大自然に囲まれた、高知県の土佐清水市竜串（たつくし）にある水族館で、1・2階の2フロアは、足摺の原生林から始まり、竜串湾、足摺の海、深海といったエリアに約350種1万5000点の魚や生きものが暮らしています。

写真の下のほうにある建物が水族館。太平洋を見渡せる大自然の中にあります

立体的な外洋水槽では、清水サバやサメ、エイなどが泳いでいます

プロローグの水槽にはアカウミガメとアオウミガメ、コバンザメがいます

DMMかりゆし水族館（沖縄県／豊見城市）

でぃーえむえむかりゆしすいぞくかん

沖縄に誕生！ 新しいカタチのエンタテインメント水族館

【オープン日】2020年5月25日

最新の映像表現と空間演出が素晴らしい、新しい沖縄の水族館が商業施設「イーアス沖縄豊崎」内にオープンしました。1・2階の2フロアがあり、入口がある2階は“亜熱帯気候が織りなす常緑の森”がテーマ。フンボルトペンギンやコツメカワウソ、カピバラ、フタユビナマケモノといった人気者が見られるほか、足元がガラス張りの水槽なども見どころです。1階は“多彩な生物が息づく澄み切った海”をテーマに、チンアナゴやクラゲ、エイなどが泳いでいます。

2階には、沖縄の空と波打ち際の海岸を再現した空間があります。ハリセンボンや小さな海水魚などが泳いでいます

1階の、サンゴ礁と熱帯魚が見られる水槽。まるで海の中にいるような空間です

2階にいるコツメカワウソ。こちらをじっと見る表情がキュートです

2020年夏に新“クラゲエリア”が登場した3つの水族館

2020年7月、3つの水族館がリニューアルしました。その内容がなんと3カ所とも新“クラゲエリア”のオープン。やはり、クラゲたちに癒やされたい需要がとっても多いということでしょうね。

サンシャイン水族館（東京都／豊島区）

さんしゃいんすいぞくかん

クラゲエリア「海月空感」はまさにクラゲの癒やし空間

【リニューアル日】2020年7月9日

新しいクラゲエリア「海月空感（くらげくうかん）」は、大水槽「クラゲパノラマ」と「クラゲスクリーン」を新設。「クラゲトンネル」「クラゲルーペ」「クラゲドロップ」「夢幻海月」などの水槽もリニューアル。新たな「海月空感」は、まさに癒やしの空間です。

もっと詳しい記事はこちら：
東京・サンシャイン水族館の新クラゲエリア「海月空感」を解説！注目の2つの新水槽って？

クラゲ水槽としては横幅約14ｍは国内最大級の「クラゲパノラマ」。多数のミズクラゲが浮遊している様子は圧巻です

クラゲが飛び出すような「クラゲルーペ」。なお、写真では水槽にふれていますが、新型コロナ感染拡大防止のため水槽タッチはNGです。ご注意ください

オリジナルクラゲサイダー1本270円など、飼育スタッフ監修の記念商品も販売しています

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すみだ水族館（東京都／墨田区）

すみだすいぞくかん

新体感水槽「ビッグシャーレ」が要注目のクラゲエリア

【リニューアル日】2020年7月16日

リニューアル一番の注目は新体感水槽「ビッグシャーレ」。クラゲエリアには、3つの水槽をつなげた「ドラム型水槽」も新登場しました。さらに、普通はバックヤードで行う飼育作業を間近で見ることができる「アクアベース」もおもしろいですよ。

もっと詳しい記事はこちら：
クラゲ「ラボ」に500匹の大水槽！すみだ水族館（東京都）が初めての大規模リニューアル

足元で約500匹ものミズクラゲが漂う「ビッグシャーレ」。なんとも神秘的で不思議な光景です

クラゲの飼育・繁殖作業をしているところが見られる「アクアベース」の「ラボ」

夏らしいハピネスクラゲゼリー550円。海底をイメージしたブルーハワイゼリーにかき氷、透明なゼリーをのせたクラゲのような夏向きメニュー

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京都水族館（京都府／京都市）

きょうとすいぞくかん

西日本最多のクラゲを展示する「クラゲワンダー」が誕生

【リニューアル日】2020年7月16日

幻想的なクラゲの新展示エリア「クラゲワンダー」がオープンしました。西日本最多の約20種2000匹のクラゲを見ることができる新エリアには360度見渡せる「GURURI」や「京都クラゲ研究部」のほか、ミズクラゲの成長過程も展示しています。

360度パノラマ水槽「GURURI」には約1500匹のミズクラゲが漂っています

飼育スタッフとのコミュニケーションが楽しい「京都クラゲ研究部」

プルプルクラゲソーダ650円は夏にピッタリのひんやりドリンク。ゼリーでクラゲのプルプル感を表現しています

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「アクアマリンふくしま」オンラインツアーを開催！

「るるぶKids」の姉妹メディアである「るるぶ&more.」は、福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」とのコラボレーション企画「水族館探検隊～アクアマリンふくしまからかわいい生きものたちを生配信」を実施します。開催日は2020年9月12日（土）、参加料金は500円です。
現地まではなかなか訪れることができない人気水族館の裏側を、オンラインならではの潜入レポートでのぞき見できちゃいます。オンラインツアー未体験の方にもぜひオススメしたい、100名限定のスペシャルツアーです！

新しい4つの水族館は、最新技術を駆使しているところ、大自然の素晴らしさと一緒に体験できるところと、どちらも魅力的です。そして3つの新“クラゲエリア”は、ミズクラゲがいる大水槽が三者三様でなかなか興味深く、3カ所とも行ってみたいですね。