沖縄「DMMかりゆし水族館」徹底紹介！迫力のバーチャル水槽や、所用時間・料金・アクセスなど

那覇からも近い豊見城市の大型ショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」にある「DMMかりゆし水族館」。水族館としては沖縄で2館目。「映像表現と空間演出を駆使したエンタテイメント水族館」がコンセプトというだけあって、実物の水槽に映像技術を用いるなど、斬新な展示物が見どころです。便利なアクセスや小さい子ども連れに嬉しい設備など、ファミリーにおすすめのポイントもいっぱい。「DMMかりゆし水族館」の魅力をたっぷりとご案内します！

那覇から近い！アクセスや所要時間など基本情報

DMMかりゆし水族館の大きな魅力のひとつが、那覇空港からのアクセスの良さ。沖縄旅行の初日や最終日のプランにも気軽に取り入れることができます。歴史スポットや海カフェが人気の沖縄南部をめぐる1日ドライブで立ち寄るのもおすすめ。まずは所要時間や営業時間など基本情報をチェック！

那覇空港や高速道路のICからアクセス抜群

「イーアス沖縄豊崎」の外観。正面のエスカレーターや階段を上って左側に進むと水族館の入口があります

「DMMかりゆし水族館」がある場所は、発展著しい豊見城市豊崎にあり、2020年6月に開業した商業施設「イーアス沖縄豊崎」に併設しています。那覇空港からは車で約20分、沖縄本島北部方面へ連絡する那覇空港自動車道豊見城・名嘉地ICから車で約10分とアクセスがいいのも特徴のひとつです。

＜アクセス＞

• 公共交通1：那覇空港国内線ターミナル4番乗り場→那覇バス 95:：空港あしびなー線→バス約20分→イーアス沖縄豊崎下車すぐ
• 公共交通2：那覇空港国内線ターミナル1番乗り場→東京バスTK02：ウミカジライナー→バス約35分→イーアス沖縄豊崎下車すぐ
• 車：那覇空港自動車道豊見城・名嘉地IC→国道331号（小禄バイパス、豊見城道路）経由→約3㎞約10分
• 駐車場：約3100台（イーアス沖縄豊崎駐車場利用・無料）

ファミリーでの所要時間の目安は？

水族館の入口。ロゴはサンゴと沖縄県の花に指定されているデイゴをイメージ

水槽数60基、約190種の生物を展示。珍しい生き物や、刻々と変わる映像など、子どもたちはもちろん大人も興味津々。所要時間の目安は70～90分ほどですが、バックヤードツアーなどの体験プログラムに参加するなら2時間はみておきましょう。

DMMかりゆし水族館

巨大な生き物が目の前に現れるバーチャル水槽がすごい！

大きなジンベエザメにびっくり

1階フロアの目玉ともいえるのが、バーチャル水槽です。じつは本物の水槽ではなく、水槽面は縦2.7m、横1.86mの大きさの5枚のアクリルパネルからなり、ここにジンベエザメなどの大きな生き物たちが原寸大で映し出されます。さらにアクリルパネル表面には絶えず水が流れているので、よりリアルな水中映像が楽しめます。

6種類の映像がランダムに

こちらをエサと勘違いして襲ってくるダイオウイカ。怖いですね～

映し出される生き物はジンベエザメやダイオウイカ、リュウグウノツカイなど6種類。ジンベエザメが横切ったかと思うと、突然ダイオウイカが現れたりと、迫力の映像が楽しめます。生き物の映像はランダムで表れるので、ぜひ全種類見てみたいですね。

何百、何千という魚の群れが目の前を通り過ぎていきます

昼と夜で館内の雰囲気が変わる2階フロア

昼はいかにも沖縄の海らしいきれいな風景

2階フロアでは、開館から17時30分頃までは昼モード。18時頃からはナイトモードへ切り替わり、様子が一変します。
※切り替わる時間は取材時（12月）のもので季節により若干変動します。

神秘的にして幻想的！ナイトモードはこんな感じ

ナイトモードになると夜空になり流れ星も出現

沖縄の波打ち際を再現した、うみかじドームでは、昼は沖縄らしい美しい海を映し出し、夜は星空に。また、青い光に包まれた床面はホタルのようにチカチカ光り幻想的です。やんばるの森では、ブルーの照明を使って夜の森を演出。さらに鳥の鳴き声から虫の音へと変化するなど、音響も工夫されています。

足元には宝石を散りばめたかのような無数の光が。夜光虫をイメージしているそう。

鬱蒼としたやんばるの森エリアの昼。グリーンが際立ちます。

やんばるの森の夜は、月明かりに照らされたような雰囲気に。

1日にわずか30分！見逃せないサンセットタイム

サンセットタイムの様子

昼と夜が切り替わる約30分間、浅瀬の水槽では周囲はオレンジ色に包まれ、夕方モードになります。水平線に沈む夕日はなんともロマンチック！

タッチプールも夜モードに

全部見たいなら15～16時頃入館がおすすめ

DMMかりゆし水族館は、いったん退館すると再入館はできません。再入館の際は新たに入館料が必要となります。そのため、昼、夕方、夜と3つのモードをお得に楽しむなら、15～16時頃入館して昼モードの館内を見学した後、サンセット、夜の館内を散策するのがおすすめです。

1・2階フロアと展示水槽施設・水槽

水族館は1階と2階の2フロアで構成され、チケット売り場や水族館の入口は2階にあります。2階は水の上の世界を1階は海中の世界を表現していて、順路は2階から1階、つまり陸上から海中へと向かうようなストーリーで展示が構成されています。

プロローグは「水」と「生命」をテーマにした約3分のシアター

臨場感たっぷりの映像と音響でワクワク感がマックス

改札のような入口を抜けると、まずはシアターを備えたはいさいゲートへ。ここが水族館へのプロローグとなります。前方と両サイドにある多面大型スクリーンに映像が映し出され、日常から非日常へと誘ってくれます。
※シアター内は撮影禁止です

亜熱帯の森を歩きそして海岸へ

淡水魚が泳ぐ水槽とやんばるの森をイメージした森林ゾーン

2階フロアのテーマは「亜熱帯気候が織りなす常緑の森」。はいさいゲートから足を踏み出すと、目の前に森林ゾーンが広がります。鳥の鳴き声を聞きながら森の中を進んでいきましょう。展示層には、エボシカメレオンやブラジルカイマンなど、沖縄には生息していない生き物もいますが、実際の生息地は沖縄と同じ気候帯。そのため「もし沖縄に棲息していたならこんな感じかも…」と、そんなファンタジーな世界感に浸るのもここの醍醐味です。そして森を抜けると海岸エリアへと到着します。

左側はアロワナが泳ぐ水槽。爬虫類、両生類が生息する展示層もあります。

ウッドデッキに登ると今度は水槽を上から覗くことができます。

ひときわ目を引くブラジルカイマン。取材が終わるまでの数時間ずっとこのままの姿勢でした。

フンボルトペンギンの水槽が見えてきました。元気に泳いでいます！ここから先は海岸ゾーンです。

沖縄の波打ち際を再現したうみかじドーム。打ち寄せる波の音などリアルすぎて海岸にいる気分になります。

水槽の奥はCGで晴天や雷雨を再現。あっ！雨が降ってきました。雨音も聞こえてきます。

薄明光線の中、クジラが豪快にジャンプ！ そのほか飛行機や船が通過する様子も映し出されます。

ヒトデやナマコに触れられるタッチプール。サメもいるので勇気を出してタッチしてみましょう。

ドクターフィッシュの水槽では手を入れることもOK。少しピリピリッとした感覚。子どもたちは大丈夫かな？

床一面が透明なガラス張りで1階の大水槽を真上からウオッチできる、ちゅらみなも。足元を泳ぐ生き物たちを観察してみましょう。

水族館に動物が！？ ナマケモノもいる動物エリアがおもしろい

動物ゾーンには取材時、11種類の動物がいました

2階の一角にある動物エリア、ゆいゆいズー。大きな檻や高い仕切りがなく、ナマケモノやアルマジロ、ペリカンなど、すぐ手の届く場所にいます。でも触らないでね！

フタユビナマケモノがこんな間近に！のんびりとした様子は癒し系ですね。

2階から1階へはエスカレーターがおすすめ

1階へは階段やエレベーターでも行けますが、エスカレーターがおすすめです。最初は波の音が聞こえてきますが１階に近づくとブクブクという音へと変化。海中へ潜っていくような感覚が楽しめます。

海中世界へようこそ！サンゴやクラゲたちがお出迎え

個水槽は8槽

「多彩な生物が息づく澄み切った海」がテーマの1階。サンゴとそこに棲息する生き物が展示されている個水槽エリア、クラゲのみが展示されているエリア、そして前述したバーチャル水槽などがあり興味が尽きません。どれも低く、子どもの目線でも水槽内を楽しむことができます。

壁面水槽は6槽。生きたサンゴが30～40種類展示されています。

ご存じ！カクレクマノミ。アイドルのような存在です。

砂の中から顔をのぞかせるユニークな姿のチンアナゴ。後方のニシキアナゴとともに水族館の人気者。

長い背ビレが特徴のツノダシ。帯状の黒い縞模様が目を引きます。

紫色の体色が美しいクレナイニセスズメ。体長は5cmほどですが、気が強い性質なんです。

個水槽エリアの対面には熱帯魚が泳ぐやや大きな水槽があります。裏側に回ってみると…。

なんと水槽がトンネル状になっていて海中にいる感覚が楽しめちゃう、ちゅらさんリーフ。

クラゲのみが展示されているエリア、クラゲよんなー。7基の円筒水槽、鏡を張りめぐらせた天井と壁など異世界感たっぷり。

季節限定の演出も楽しめるので、何回でも行きたくなりますね。

ふわふわと漂うミズクラゲ。よく見ると、胃や生殖腺が透けて見えます。

カラージェリーフィッシュというきれいなクラゲ。環境によって体色が変化するとか。

沖縄近海の生き物を展示している、うちなー大水槽。グルクマやエイなどが悠々と泳いでいます。

大水槽にはアオウミガメの子どもがいますが、あまり人前に出てこないそうです。見られたらラッキー！

大水槽の大きな丸窓は潜水艦の窓をイメージ。大人気のフォトスポットなのだそう。

前述したバーチャル水槽は大水槽の向かいにあります。ダイオウイカが大きすぎる！

出口ゲートを出るとひょうたん型の大きな水槽があり、金魚がいっぱい。エサ（200円）をあげることもできます。

公式アプリをダウンロードして楽しみ倍増

実は「DMMかりゆし水族館」には、水槽名や魚名を記した説明板はありません。そのため公式アプリのダウンロードはマスト。フロアマップやいきもの図鑑、カフェで使えるクーポンなどが利用できてとても便利です。

公式アプリのダウンロード方法は？

館内のタッチポイント

App StoreまたはGoogle Play Storeで「DMMかりゆし水族館」と検索してインストール。もしくは館内にあるタッチポイントの右上のQRコードからもダウンロードできます。利用料金はもちろん無料です。

タッチポイントは館内に複数あります。アプリを起動してスマートフォンをタッチポイントにかざすと「周辺の生き物」が表示されます。

公式アプリの「いきものあつめ」にチャレンジ！

「いきものあつめ」とは水族館にいる生き物をGETして公式アプリのトップ画面に表示させる機能です。集められる生き物は全9種類。熱帯魚やペンギンなど、コンプリートするとトップ画面がこんなに賑やかに。目指せコンプリート！

館内に14か所ある、GETに対応したタッチポイントにスマートフォンをかざします。

「周辺の生き物」が表示されその中でGETと書いてある生き物をタップすると画面が拡大。該当の生き物が表示されます。

画面下の「GETする」をタップ。

「GETしました」に表示が変わります。これで完了です。

GETした「カクレクマノミ」のイラストがアプリのトップ画面を泳ぎます。

毎日開催！イベントに参加して水族館をもっと楽しもう

水族館ではさまざまなイベントが毎日開催されています。特にファミリーに人気の高い「いきものさがしクイズ」と「いきもの餌やり体験」をご紹介。なお、土・日曜、祝日や季節限定のイベントも実施されているので、ぜひ公式HPをチェックしてみて。

「いきものさがしクイズ」にチャレンジ！

もっとも難易度が低い「シルエット」に挑戦

問題用紙の設問を解いて、館内の生き物を探し当てるファミリーで楽しめるクイズイベント。問題用紙は、難易度低めな「シルエット」「どアップ」から大人でも首をかしげる「皆伝の書」まで、8種類のなかから1枚選んで館内の生き物を探してみましょう。該当の生き物を見つけたら、スマートフォンなどでその生き物を撮影しチケットカウンターのスタッフと答え合わせ。全問正解するとオリジナルグッズがもらえます。

• 開催日：毎日
  開催時間：9時～17時30分（受付は17時まで）
• 料金：無料

「いきもの餌やり体験」に参加しよう

「いきもの餌やり体験」は、館内の生き物へエサを与えることができるプログラム。エサやりを通じて、普段は見ることができない生き物の仕草や行動を間近で見ることができます。2023年6月22日現在、ナマケモノやペンギンなど5つのエサやりプログラムを実施しています。

ナマケモノのスローな動きに癒されます。

エサを差し出すと集まってくるフンボルトペンギンたち。

• 開催日：毎日
• 開催時間：
  ナマケモノの餌やり：10～12時、14～15時、15～16時（受付は10～12時、14～16時）
  ペンギンの餌やり：11時～11時30分、14時30分～15時（受付は11時～11時30分、14時30分～15時）
  海水魚の餌やり：9時～、12時～　（受付は　9時～、12時～）※一時休止中
  大水槽の餌やり：11時～11時20分（受付は10～11時）
  リクガメの餌やり：10～12時、14～16時（受付は10～12時、14～16時）
  ※先着順、定員に達し次第終了
• 料金：1回300円

カフェの人気メニューはこちら

バーチャル水槽やうちなー大水槽があるエリアの一角にカフェがあります。沖縄県産素材を用いた軽食やスイーツが揃い、親子でのブレイクタイムに最適です。

座席数や込み合う時間は？

一般的なカフェの様な座席はなく、立食スタイルのテーブルが7卓。フットスツールが約30脚用意されています。キッズは座面が低いフットスツールがおすすめ。フットスツールはカフェスペース内なら移動可。人数に合わせて組み合わせられるのが便利ですね。

密になるほどの混雑は今のところないそうですが、午前中と13～15時頃が比較的混むとのことです。

ニシキアナゴのパッケージがかわいいチュロスは1本400円。長さ40㎝もあり黒糖味とシナモン味の2種類。

クラゲスカッシュ450円。クラゲをイメージした赤、青、黄色のゼリー入り。

アグー豚ビッグドッグ560円。ハード系のパンからはみ出すソーセージは肉汁たっぷり。

ベビー＆キッズ連れにお役立ちの施設情報

ファミリーで出かけるとき、必ず気になるのがベビーカー置き場やトイレの設備など。おむつ交換台はある？子供用トイレは？そんな疑問にお答えします。

ベビーカー置き場とコインロッカーは入口の手前に

2023年7月13日より、ベビーカーでの入館が可能になりました。ただし、双子用など大型サイズは館内への持ち込みができないため、入口手前にベビーカー置き場を利用してください。盗難防止のチェーンキー付きで、無料で利用できます。

コインロッカーも3タイプあり、サイズによって利用料金は200円、300円、500円。荷物の多い時に嬉しいですね。

トイレは1階。ベビーキープやキッズトイレが完備

海中世界を展示している1階フロアのためトイレのサインもこんな感じ

トイレは1階フロア、エスカレーターを降りて右側。男性用、女性用ともにトイベビーキープとキッズトイレが備わっています。なお、2階にトイレはありません。

キッズトイレは男女とも1カ所ずつ。大人用の隣に設置されています。

ベビーキープは男性用に3カ所、女性用に6カ所あります。

男女ともに使える多目的トイレは1カ所。ベビーキープとおむつ交換台があります。

小さな子を持つパパ＆ママも安心のBaby Room

Baby Roomのサイン。赤ちゃんも海に潜ってます

トイレゾーンにBaby Roomがあり授乳室2室（個室）、おむつ交換台が2台、ミルク用の給湯器が設置されています。

Baby Roomの中に入るとおむつ交換台が2台、ミルク用給湯器1台、使用済みのおむつを処分するおむつBOXがあります。

授乳室は2タイプあり、こちらはテーブルとチェアのセットが置かれています。

こちらの授乳室は長椅子タイプ。テーブルはありませんが先述の授乳室より広くなっています。

那覇空港から近く、アクセス便利な場所にある「DMMかりゆし水族館」。バーチャルとリアルが融合した水槽や展示物がたっぷりの水族館は、2階の森林ゾーン、1階の海中ゾーンともに見どころがいっぱいです。ファミリーでたっぷりと楽しんでみては。

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