体験型の「電車とバスの博物館」は、本物の運転席やシミュレーターにワクワク

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「電車とバスの博物館」(神奈川県川崎市)は、東急グループの電車やバスが保存・展示された博物館です。実際に使われた車両やシミュレーターなど、自分で操作して動かせる体験型の展示が数多くあります。乗り物好きの子どもはもちろん、鉄道ファンのパパ・ママにも楽しみな施設です。おじいちゃん・おばあちゃんには懐かしい電車に出会えるかも。家族みんなで出かけてみませんか?

東急田園都市線・宮崎台駅の改札を出ると、すぐに「DENBUS(でんばす)」の大きな看板があります。ワクワク気分が高まる通路を進み、入館券を自動改札にかざして、さあ出発進行!

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本格的な運転シミュレーターに、未来の運転士も大満足

この博物館の一番人気が、1階の「シミュレーターワールド」にある「8090系運転シミュレーター」(別料金)です。実際の運転席と同じ造りで、沿線の風景や車内の音まで再現された本格的なもの。路線が選択でき、ノーマルモード、ガイダンスモードのはか、朝のラッシュを想定したエキスパートモードまであります。小学校中学年以上を対象にした体験装置です。当日予約制になっていますので、まずはインフォーメーションで予約をしておきましょう。

ほかにも、臨場感あるCG画面を見ながら運転できる「東横線CGシミュレーター」や、珍しいバスの運転シミュレーター「昔のバスに乗ってみよう」など、運転士さん気分になれる装置がズラリ。ママの手を借りながらレバーを上げ下げして楽しめる、小さな子どもにもやさしいシミュレーターもあります。

本物の電車やバスの運転席に座る、ドキドキ体験

館内には、昭和の時代に活躍した実物の電車やバスの車両がいくつも展示されています。バスの仕事を紹介するコーナーでは、本物のバスの運転席に座ってみましょう。ドアを開け閉めしたり、行先を表示する方向幕を回してみたり、子どもたちはすっかり夢中に。

丸みを帯びたボディの、レトロでかわいらしい電車「デハ200形」の車両が、休憩室として開放されているのも、この博物館ならではです。

2階に展示されている「デハ3450形」の車両は、ボディの外に台車部分も展示され、運転席からのハンドル動作で車輪が迫力満点に動きだします。車内放送もできるので、すっかり気分は車掌さんです。

いつまでも眺めていたい「パノラマワールド」

3階は、電車の模型が走る姿を眺めて楽しむ「パノラマワールド」です。東京や横浜をイメージした大きなジオラマの中を、持ち込みやレンタルで自分の車両を走らせること(別料金)ができる「Nゲージパーク」や、HOゲージの模型電車を操作できる「ジオラマ・シミュレーター」があります。映像や音楽をバックに模型が走る、「パノラマシアター」はロマンたっぷり。鉄道ファンにとっては、いつまでも眺め続けていたい空間です。

同じフロアに、昔の高津駅や電車の車両を再現したレトロなコーナーもあり、おじいちゃん・おばあちゃん世代には懐かしく映るかも。落ち着いた雰囲気でパパやママもひと息つけます。電車とバスの模型や小物を揃えた「DENBUSショップ」には、「のるるん」のかわいいグッズもあります。

おもちゃから運転士の夢が芽生えるかも?

別館の「キッズワールド」は、まだ電車ビギナーの小さなこどもでも楽しめる施設です。靴を脱いで入る「プラレールパーク」があり、お遊び用のプラレールを借りて遊ぶことができます。

注目は、館内のパソコンを使って、パーツの色選びからすべて自分で車両をデザインできること(自宅のパソコンでも可能)。できあがったデザインは、「キッズシミュレーター」を使い、その電車が走る姿も見ることができます。記念に自作デザインのペーパークラフトも購入できるので、ぜひお試しを!

「キッズワールド」にも電車の車両の一部のほか、飛行機(YS-11)の操縦席部分も展示されています。

電車とバスの博物館

住所 神奈川県川崎市宮前区宮崎2-10-12
電話番号 044-861-6787
料金 <入園料>高校生以上200円/3歳~中学生100円/3歳未満無料
営業時間 10時~16時30分(最終入館は16時まで)
定休日 木曜(祝日の場合は翌日)
アクセス 東急田園都市線「宮崎台駅」直結/東名高速道路「東名川崎IC」から2.4km
駐車場 なし
特徴 キッズおすすめ

雨でもOK

弁当持込可

オムツ交換スペースあり

授乳スペースあり

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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。