「フラワームーン」は、5月に見られる満月の呼び名。なぜこの名で呼ばれているのでしょうか?込められた意味や由来、見られる時間や観察のポイントなどを詳しくご紹介します。2026年の5月は満月が2回あり、2度目の満月は「ブルームーン」と呼ばれています。また、一年で特に小さく見える満月である「マイクロムーン」も重なるとても貴重な機会。ぜひ親子で観測してみましょう。

フラワームーンとは?

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フラワームーンの意味と由来
この名称は、アメリカ先住民が季節を把握するために満月に名前をつけたことに由来します。5月は花が咲き誇る季節であることから、「花の月(フラワームーン)」と呼ばれるようになりました。日本でも、5月は春から初夏にかけて花が最も美しい時期であり、満月と自然の景色が重なる幻想的な光景を楽しめます。
ちなみに、5月の満月には他にもいくつかの名称があります。トウモロコシの種をまく時季であることから「コーンプランティングムーン」(Corn Planting Moon)、牧草が育つことから「グラスムーン」(Grass Moon)、また、牛乳の生産が盛んになる時季であることから「ミルクムーン」(Milk Moon)など、この季節ならではの呼び名が存在します。
フラワームーンが見られるのはいつ?何時ごろ?

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2026年のフラワームーンは、5月2日(土)2時23分頃。2度目の満月であるブルームーンは5月31日(日)17時45分頃に完全な満月になります。子どもと観測しづらい時間帯の場合は、その前後の夜でもほぼ満月に近い形で見ることができます。
フラワームーンが見られる方角は?
満月は、月の出の時間帯は東の空に見ることができ、夜中にかけて南の空に移動し、西の空に沈んでいきます。フラワームーンを観測する場合は、時間帯に応じて見える方角が違うので気をつけてください。また、月は肉眼でもよく見える天体なので、機材は特に必要としません。しかし、双眼鏡や天体望遠鏡があれば月の模様が観察でき、惑星や星との接近も見られるので、楽しみ方が広がりますね。
フラワームーンを観測してみよう
フラワームーンは特別な道具がなくても、肉眼で十分楽しめる天体です。フラワームーン観測を親子で楽しむために押さえておきたいポイントは3つあります。
- 観測に適した場所(都市・郊外・家庭の庭など)
- 防寒対策や安全対策
- スマホのカメラで写真を撮るコツ
観測に適した場所(都市・郊外・家庭の庭など)

都市部では、街灯や建物の光が直接目に入らない、見通しのよい場所がおすすめです。ベランダや近所の公園でも十分観測できます。郊外では街の明かりが少ない分、より美しいフラワームーンを楽しめます。自宅の庭なら安全面でも安心です。満月は夕方に東の空、深夜に空の高いところ、明け方に西の空に見えるので、子どもの就寝時間に合わせて観測してください。
防寒対策や安全対策
春とはいえ、夜はまだ少し肌寒い場合もあるので、保温性の高いインナーや上着を用意するのがおすすめ。また、必ず大人と一緒に行き、危険な場所に近づかないよう注意が必要です。暗闇では懐中電灯で足下を照らしたり、必ず手を繋ぐなど、子どもの年齢に応じた安全対策は万全にしましょう。人の眼は暗闇で15〜30分を過ぎると星空が見えやすくなるので、声掛けしながら少しの時間、夜空を眺めるとよいでしょう。
スマホのカメラで写真を撮るコツ

子どもと一緒にフラワームーンの写真撮影にチャレンジしてみましょう。スマホは「広角レンズ」が標準になっているため、目で見た場合に比べて月が小さく写ってしまうことも。また、周りが暗いため月だけが明るく浮かんで見えたり、手ブレでぼやけたりしがちです。でもコツさえ覚えればスマホでも工夫次第で美しい写真が撮れます。
●スマホのカメラ機能を活用する
Androidなら「プロ」撮影モード、iPhoneなら「MuseCam」などのカメラアプリを使うと、明るさやピントを手動で調整できます。
●スマホ用の三脚や望遠レンズを使う
スマホ用の小さな三脚があると手ブレを防げて、きれいに撮影できます。スマホに装着できる望遠レンズを使う方法もあります。数千円程度で購入でき、月をより大きく撮影できるようになります。
最初はうまく撮れなくても、何度か挑戦してみてください。フラワームーンの美しさを記憶だけでなく、記録にも残しましょう。
フラワームーンに願い事をしよう

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花が咲く季節にちなんで、フラワームーンには「新しい習い事が上達しますように」といった自分自身の成長や新たなチャレンジに関する願い事をする人も多いといわれています。
また、フラワームーンは人間関係を良好にする力があるともいわれているため、「家族みんなが健康でいられますように」「友達とさらに仲良くなれますように」など、家族の絆を深めたり新しい友達との出会いを願ったりするのも良いでしょう。
「ブルームーン」&「マイクロムーン」とは?

画像:国立天文台
「ブルームーン」とは、1カ月に満月が2回起こる現象のことで、2~3年に一度このタイミングが訪れます。実際に「青い月」が見えるわけではなく、「once in a blue moon(極めて稀なこと)」という英語の慣用句に由来しています。
また、5月31日は最も地球から遠い位置(約40万km前後)での満月となり、平均的な満月より約5.5%小さく、約10.5%暗く見える「マイクロムーン」となります。
2026年の満月カレンダー
| 日付 | 満月の名前 |
|---|---|
| 1月3日(土) | ウルフムーン |
| 2月2日(月) | スノームーン |
| 3月3日(火) | ワームムーン |
| 4月2日(木) | ピンクムーン |
| 5月2日(土) | フラワームーン |
| 5月31日(日) | フラワームーン |
| 6月30日(火) | ストロベリームーン |
| 7月29日(水) | バックムーン |
| 8月28日(金) | スタージョンムーン |
| 9月27日(日) | ハーベストムーン |
| 10月26日(月) | ハンターズムーン |
| 11月24日(火) | ビーバームーン |
| 12月24日(木) | コールドムーン |
フラワームーンを親子で楽しもう!
5月の満月には「フラワームーン」という名前があることや、その由来を話してみることで、普段何気なく目にしている満月に改めて興味がわくかもしれません。また、今年は「ブルームーン」や「マイクロムーン」といった現象を見られる特別な機会でもあります。天体観測にも心地よい気候の時期なので、ぜひ親子で観察してみてくださいね。
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