瀬戸内の海と生きものが丸わかり！宮島水族館

「体感の水族館」「学びの水族館」「ぬくもりの水族館」「集いの水族館」「独自性のある水族館」という5本柱の方針を掲げる「宮島水族館」。「みやじマリン」の愛称で親しまれ、世界遺産の島・広島の宮島の景観になじむ、和風の外観が印象的な水族館です。

2011年にリニューアルオープン後、海の生きものをより身近に感じられる参加・体験型の水族館を目指しています。本館では10のゾーンで瀬戸内海の神秘的な海の世界を紹介し、350種13,000点以上の生きものを飼育しています。

さらに、「海獣エリア」では、子供たちに人気のペンギン・アザラシ・コツメカワウソなどを展示しており、ライブプールでは毎日「アシカライブ」が開催されています。

1階は瀬戸内の海の世界を紹介

フロアは1階と2階に分かれており、1階では瀬戸内の海の世界を中心に展示されています。宮島にある水族館ならではの展示といえるのが、嚴島神社大鳥居周辺の干潟を再現した「宮島の干潟」や、広島を代表する海の風景であるカキいかだを再現した「海のめぐみ」でしょう。さらに、「せとうち研究所」では、飼育員が生きものについて実演を通じて詳しく説明してくれるため、夏休みに訪れれば自由研究にも役立ちそうです。

小さい子供たちに人気の「ふれあいの磯」では磯の生きものに直接ふれられ、ジャブジャブタイム（夏季限定）にははだしで水の中に入ることもできます。

ふれあいの磯と並んで人気なのが、「ふれあい広場」で行われるフンボルトペンギンとのふれあいです。毎日開催されるイベントでは、かわいいペンギンにタッチできますよ！

宮島水族館では展示方法にも工夫が施されており、泳ぐペンギンの姿を真下から見られる「ペンギンプール」、コツメカワウソの生態を間近で観察できる「カワウソプール」、アザラシの水上・陸上の様子がのぞける「ひれあしプール」にも注目です。

アシカのライブが行われる「ライブプール」も1階にあり、スタンドには屋根がついているのもうれしいポイントです。

下から眺めていた生きものたちを上から眺めてみよう！

宮島水族館の展示のユニークな点は、1階では下から眺めていた生きものたちを、2階からも眺められることです。見る場所が変われば、同じ生きものでも違った発見ができるはず。1階で見ることができるスナメリの水槽「瀬戸内のくじら」も、2階からはバックヤード込みで見ることができるので、飼育員のエサやりの様子なども観察できます。

2階の展示の目玉は、宮島水族館最大の水槽「いやしの海」。多種多様な魚たちが泳ぐ姿は壮観です。

瀬戸内の海の恵みをいただける「みやじマリンキッチン」

館内には食事を楽しめる「みやじマリンキッチン」があります。カキフライと焼き穴子とじゃこがひとつの丼にのった「みやじマリン丼」が名物で、子供向けには「お子様ランチ」や「オクトパスバーガーピクニックセット」も人気です。

子供連れでも安心の設備を完備

お弁当の持ち込みは可能ですが、観覧しながらの飲食は禁止されています。飲食する場合は、「屋上広場」か「おべんとう広場」を利用しましょう。雨天の場合にはライブプールの屋根付きスタンドも利用できますが、アシカライブの時間帯には飲食できません。

気になるベビー関連施設ですが、1階インフォメーション横に授乳室があり、オムツ交換台も設置されています。多目的トイレおよび男女トイレにもオムツ交換台が設置されています。ミルクのお湯が必要な場合は、スタッフに一声かけてください。ベビーカーの貸し出しも無料で行っています。

宮島水族館