リニューアルオープンした大阪市住之江区「南港魚つり園」の子ども連れの楽しみ方をレポートします。大阪府内で唯一の海づり公園として親しまれており、入園無料・手ぶらで気軽に海釣りを楽しめる人気スポットです。園内には売店やレンタル竿もあり、釣り初心者のファミリーにもぴったり。小さな子どもも楽しめるサビキ釣りのやり方や釣果、アクセス方法、施設情報などもご紹介します。

南港魚つり園ってこんなところ!

大阪湾に面した「南港魚つり園」は、大阪市住之江区南港にある大阪府唯一の海づり公園。釣り場の長さは約800mあり、1年を通して魚釣りが楽しめます。2025年12月から約5か月間閉鎖されていましたが、2026年4月23日にリニューアルオープン。新たな管理体制のもとで、駐車場から釣り場へのスロープが広くなり、釣具店が新設されるなど快適になりました。
海づり公園は入園料が必要なところが多いですが、「南港魚つり園」は入園料が無料なのがうれしいポイント。休日は子ども連れのファミリーで賑わう、人気の釣りスポットとなっています。投げ釣りは禁止、竿は1人1本までです。

開園時間は4~11月が5~19時、12~3月は7~17時まで。開園時間以外は、門が閉鎖されています。
アクセス方法

「南港魚つり園」へ公共交通機関で行く場合は、OsakaMetro南港ポートタウン線フェリーターミナル駅から大阪シティバスに乗り換え南港南6丁目下車すぐ。なお、バスは本数が少ないため、事前に帰りの時刻も確認しておくことをおすすめします。
- OsakaMetro梅田駅からフェリーターミナル駅までは約40分(乗り換え2回)
- OsakaMetroなんば駅からフェリーターミナル駅までは約30分(乗り換え1回)
フェリーターミナル駅3番出口を出て、大阪シティバスフェリーターミナル駅前で15号バスに乗車約10分、バス停南港南六丁目下車すぐ

車で行く場合は、阪神高速4号湾岸線南港南ICから約7分です。約100台の有料駐車場がありますが、休日や長期休暇の際は満車で入れなくなることも。周辺にコンビニやスーパーもないため、必要なものは事前に購入しておくと安心です。
駐車料金(1台)
- 入庫時間 0時~11時59分:2000円
- 入庫時間 12時~23時59分:1500円
赤ちゃん向け施設は?

「南港魚つり園」にあるのは仮設トイレで、おむつ交換台や授乳スペースはありません。釣り場まではスロープが整備されており、ベビーカーやキャンプワゴンの移動もスムーズなので、小ぶりのポップアップテントを持参すれば役立ちそうです。
南港魚つり園の売店は?レンタル用品は?

「南港魚つり園」の売店は、釣り場の入り口付近にあります。

店内では釣り道具や、エサのほか、小腹が空いたときに食べられそうなお菓子なども販売中。釣り場へ行く前に立ち寄って、必要なものはここで揃えておきましょう。

満潮・干潮時刻、釣果情報もここで分かります。

1本1000円で釣り竿のレンタルも行っています。仕掛けが付いた状態で貸し出してもらえるため、釣り初心者のファミリーでも安心。根がかりして仕掛けが壊れてしまった場合も、1回までは無料で交換してもらえます。

手が汚れにくいチューブ型のサビキ用のエサ。

ウキ、アミエビカゴも揃っていますよ。

カラフルなルアーは、見るだけでも楽しいです。

子ども用ライフジャケットは無料で貸出しています。サイズは110㎝と130㎝の2種類。持ってくるのを忘れた場合は、ぜひ借りましょう。

フレンドリーなスタッフさんが、気軽に相談に乗ってくれるので、わからないことがあれば、何でも聞いてみましょう。

自販機は売店横にあります。釣り場にはないので必要な場合はここで買っておきましょう。
子連れにおすすめの釣り場でサビキ釣り

少し段差があり高くなっている正面右奥の釣り場
準備が整ったら、いざ釣り場へ。「南港魚つり園」の釣り場は約800m。平日は比較的ゆったりとしていますが、土・日曜、祝日や長期休暇などは子ども連れファミリーをはじめ、多くの人が来園し、ずらりと並びます。

正面左の釣り場
火気の使用は厳禁ですが、テントの持ち込みはOKなので、荷物置きやちょっとした休憩用に持参しておくと便利です。

大和川方の釣り場
釣り場は大きくわけて3カ所あります。「南港魚つり園」ではそれぞれ、正面(海に向かって正面側から見て)・高台(右奥)・大和川(左側)と呼んでいます。ファミリーにおすすめなのが、南側にある大和川方面の釣り場で、売店からは左方向へ進みます。初心者でも挑戦しやすいサビキ釣りに適したエリアです。

サビキ釣りは、かごにアミエビなどのえさを詰めて海へ投入し、上下に動かして魚を寄せる釣り方。仕掛けがシンプルで、小さな子どもも楽しみやすいので子ども連れファミリーにおすすめです。こちらでは、天ぷらや酢漬けにするとおいしいマメアジやイワシ、小サバが釣れるそう。

チューブ型だと手が汚れないので便利

サビキ釣りのポイントは、まず仕掛けを海へ投入し、海底近くまで沈めること。その後は少しずつリールを巻きながら、魚がいる場所を探っていきます。
海の中は大きく分けて「表層」「中層」「底層」の3つの層に分かれており、魚が集まる層は日によって異なります。反応がない場合は仕掛けの深さを変えながら、魚がいる層を探してみましょう。ちなみに、この「層」のことを釣り用語では「棚(タナ)」と呼ぶそうです。

取材時はスタッフさんが「サッパ」をゲット。高級料亭でも提供される魚で、岡山などでは「ママカリ」とも呼ばれている魚です。酢漬けで食べるのがおすすめ。

取材時にお客さんが釣り上げたタコ。小さいものは海に返してあげましょう。
「皆さんに魚釣りを楽しんでもらいたい」という思いから、スタッフの方が定期的に釣り場を巡回し、利用者へ積極的に声を掛けているのだとか。釣り方や魚のいる場所など、分からないことがあれば気軽に相談してみてくださいね。
参考:
» 大阪府「遊漁のルールとマナー」
» 大阪府「小さな魚は海へ返しましょう」
南港魚つり園で何が釣れるの?

アジ
「南港魚つり園」は、大和川と大阪湾がぶつかる汽水域。先ほど紹介した大和川方面の釣り場では、サビキ釣りでマメアジやイワシ、小サバ、サッパなどを釣ることができます。

イワシ

カサゴ(ガシラ)
ほかにも釣り場によっては、チヌ(黒鯛)やカサゴ、グレ、ブリなどを釣ることができるそうなので、ルアーフィッシングなど本格的な釣りも楽しみたいファミリーは、場所を変えてチャレンジしてみるのもおすすめです。

メジナ(グレ)
魚の釣れる時期は、以下の通り。
- アジ:春~秋
- イワシ:春~秋
- サッパ(ママカリ):春~秋
- チヌ(クロダイ):オールシーズン
- ガシラ(カサゴ):オールシーズン
- メジナ(グレ):春~秋
- シーバス(スズキ):オールシーズン
- タコ:春~夏
- コウイカ:春~夏
- ブリ:春先、秋~冬
- サバ:春~秋
- ハマチ、メジロ、サゴシ、サワラ等の青物全般:春先、秋~冬

キジハタ(アコウ)
釣りといえば「早朝がベスト」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、スタッフさんによると、朝に釣れる魚は大型魚などの外敵から逃げるのに必死で、落ち着いてえさを探していないこともあるのだとか。そのため、必ずしも早朝でなければ釣れないというわけではなく、9時以降に訪れても十分に釣りを楽しめるそうです。小さな子ども連れで朝早くから出発するのが難しいファミリーも、無理のない時間に訪れてみてくださいね。
「南港魚つり園」は入園無料で利用できるうえ、売店やレンタル竿もそろっているため、釣り初心者のファミリーでも気軽に海釣りに挑戦できます。スタッフさんのサポートもあり、分からないことがあっても相談しながら楽しめるのも魅力。実際、取材日にも子ども連れのファミリーの姿が多く、スタッフさんが気さくに話しかけていた姿が印象的でした。また、2026年中には釣り場の柵の建て替え工事も予定しているそうで、現在よりもさらに快適な環境で海釣りを楽しめるようになりそうです。「小さい魚は海へ返してあげる」「ごみはきちんと持ち帰る」「周囲のお客さんに迷惑がかからないよう気を付ける」など、マナーを守って楽しむことも忘れずに。休日のおでかけ先に迷ったら、親子で海風を感じながら魚づりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
南港魚つり園
| 住所 | 大阪府大阪市住之江区南港南6-9-3 Googleマップ |
|---|---|
| 問合先 | 06-6612-2020 |
| 料金 | 無料 |
| 営業時間 | 4~11月 5~19時 12~3月 7~17時 |
| 定休日 | 毎週水曜日(祝日の場合は開園)・12月28日~1月4日 |
| URL |
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

