町田リス園（東京都）で小動物に囲まれてリスの習性などを観察

知的好奇心がすくすく育つ学びスポット！
首都圏でもっともリスに接近できる施設でしょう。エサを持って「リス放し飼い広場」に入ると、次から次へとリスが近づいて来ます。この、リスたちに囲まれる体験は、ちょっとほかでは味わえない貴重なもの。リスのエサの食べ方やどこから出てくるかなどの習性にも興味がわいてきます。リス以外にも、ウサギやモルモットといった小動物たちがいて間近で見ることができますよ。

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子どもの知的好奇心は身近な“学びスポット”で育む！

子どもの脳の発達の原動力となり、将来の可能性を広げてくれるのが知的好奇心。その知的好奇心を育むスポットは東京周辺にたくさんあります。脳医学者の瀧 靖之（たき やすゆき）先生、そして宇宙・動物・昆虫・アートなどの各テーマの“達人”たちと選んだ東京周辺にある “学びスポット”を紹介します。どこも、「知るのが楽しい！面白い！」と思わせてくれる、工夫にあふれた施設ばかり。コロナ禍が続くいまだからこそ輝く身近な“学びスポット”へ出かけてみませんか。

知的好奇心で培われる、8つの“育つ力“

子どもの知的好奇心を刺激することで培われる力を、瀧 靖之先生が８つ選定。「洞察力」「思考力」「想像力」「発想力」「思いやり」など、施設ごとに“育つ力”を付記しました。

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町田リス園で育つ子どもの力

知的好奇心が育つと、子どものどんな力が伸びるのかをチェック！ 町田リス園では、とくにどんなところが子どもの好奇心をくすぐるのか見てみましょう。

■佐々木さんコメント

とにかくエサを買って専用ミトンを装着して「リス放し飼い広場」に入ってみてください。今までにない体験が待っています。リスたちがエサを求めて寄ってくる接近度がハンパないです。子どもも大人も、じっとしてなすがまま。リスがどうやってエサを食べるかなど、じっくり観察してみてください。

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町田リス園ってこんなところ！

「町田リス園」の入口。ファミリーに人気の施設です

名称の通り、リスをメインにしたリス専門動物園です。ほかにも小動物はいますが、そこまで広くはないので、コンパクトに見てまわれます。なんといっても「リス放し飼い広場」が一番のウリ。ほかにも「ふれあい広場」など、小動物たちとふれあえるスポットもあります。東名高速橫浜町田ICから車で約35分、小田急線町田駅からバスで約20分です。

所要：2時間
おすすめの年齢：5歳～

＜施設データ＞

• 子ども用トイレ：✕
• おむつ替え：✕
• 授乳室：〇
• ベビーカー利用：〇
• ベビーカー貸出：✕
• コインロッカー：✕
• 館内飲食店：✕
• 館内売店：〇

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おすすめのアクセス方法は？

公共交通機関なら、小田急線の町田駅からバス。駅からすぐの町田バスセンター21番のりばより、神奈中バス本町田経由野津田車庫行き、または鶴川駅行きで約20分、バス停薬師池下車、徒歩1分。バス停から園は見えていてわかりやすいです。なお、JRの町田駅からはバス停まで少しあります（徒歩3分くらい）。
車の場合は、東名高速橫浜町田ICから都道56号、町田街道、鎌倉街道経由で約11km約35分です。園に駐車場はないので薬師池公園の有料駐車場を利用しましょう。

おすすめの遊び方＆過ごし方

まず「リス放し飼い広場」でリスにエサをあげてみましょう。そのあとは、シマリスやアカリス、さらに、ウサギやモルモットなどの小動物たちに会いに行って、最後に売店でおみやげを買えば1～2時間くらいです。ふれあいイベントやワークショップの実施日は、それを体験してみるのもいいでしょう。

町田リス園 園内マップ

園で配布しているパンフレットの園内マップ。シンプルな造りなので子ども連れには助かります

寄ってくるリスの迫力に圧倒される「リス放し飼い広場」のエサやり体験

約200匹ものリスが放し飼いされている「リス放し飼い広場」。エサを買って、専用のミトン（子ども用もあり）にのせてリスにあげてみましょう。すごい勢いで近づいてくるので、最初は親子で一緒に体験したほうがいいかもしれません。

「リス放し飼い広場」の全景。屋外施設で上部にネットがあります

普段、リスたちがどのあたりにいるのか、なども観察してみましょう

●リスのエサやり体験

• 【実施】営業時間中
• 【場所】リス放し飼い広場
• 【料金】1袋100円（ミトン貸出付き）

リスは小さな手を上手に使ってエサを食べます。その様子がなんともかわいいんです

放し飼い広場以外でシマリスたちの特徴などもチェック

「リス放し飼い広場」で放し飼いされているのは、主にタイワンリスです。別のエリアで、シマリスとニホンリスの2種のリスに会うことができます。タイワンリスとの違いにも注目してみましょう。

シマリスが食事中。小さな手がやっぱりキュート。カラダに縞模様があるのが特徴

巣箱からこちらを見つめるニホンリス

リス以外の小動物たちもかわいい！ 接近して観察可能

リス以外の動物は、ウサギ、モルモット、カメ、プレーリードッグ、マーラなど。それぞれ、かなりの近距離で観察できるのがうれしいところです。

「ふれあい広場」にも登場するウサギたち

エサを食べるモルモットたちも「ふれあい広場」に

オウムの仲間でコバタンという種類。白いコバタンの名前は「タロウ」

宇宙語をじゃべる（？）というボウシインコの「ジロウ」

ケヅメリクガメの「ジュンコ」さん

町田リス園ならではの体験にトライ！

「ふれあい広場」でウサギやモルモットを抱っこできたり、巣箱づくりなどのワークショップも実施しています。ただし、毎日ではないので詳しくは公式サイトをチェックしましょう。

●ウサギやモルモットとふれあい体験

• 【実施】週に1～2回（所要時間は内容により異なる）
• 【場所】ふれあい広場
• 【定員】内容により異なる
• 【料金】有料（年齢制限がある場合もあり）

屋根のある柵内に入ってウサギやモルモットに大接近。飼育員さんの解説があることも

ヒザの上にのせたりなでたりできる場合もあります

●ワークショップ

• 【実施】指定日（所要時間約40～60分）
• 【定員】あり（内容により異なる）
• 【料金】有料（当日要申込）

リスの巣箱を作るワークショップの作品。家族やグループでオリジナルの巣箱を1つ作ります

子連れにおすすめ！ 園内の立ち寄りスポット

園内にあるショップ

出口にある売店で、リスやウサギのぬいぐるみやキーホルダー、園のロゴマーク刺繍入りのタオルやシャツなど、オリジナルグッズが多数揃っています。

●町田リス園売店

• 【場所】出口の近く
• 【営業時間】町田リス園に準ずる

「町田リス園」オリジナルの缶バッジ各180円。キーホルダーやマグネットなどもあります

町田リス園モビール1540円。モビールとは、木などの素材を糸などで吊るすインテリア

小さい子ども連れファミリーに嬉しい、施設や設備

ベビーカーは利用可能で「リス放し飼い広場」の前で預けることもできます。授乳はスタッフに声をかければ管理棟で可能です。

「リス放し飼い広場」のベビーカー置き場

ここだけで1日、という施設ではありませんが、ほかではできない貴重な体験をさせてあげられる場所だと思います。「リス放し飼い広場」でのリスの姿は、お父さん・お母さんもビックリしますよ。子どもたちと、その驚きや発見をぜひ共有してみてください。

●掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。おでかけ前に各スポットへご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺』

子どもたちの知的好奇心を刺激してくれる“学びスポット”全89施設をピックアップ。図鑑などでもお馴染みの「恐竜」「動物」「昆虫」「宇宙」「乗り物」、そして日常の延長として親子のコミュニケーションを楽しめる「アート」「絵本・アニメ」「にほんの歴史」を加えた8テーマに分けて紹介しています。

監修者である脳医学者の瀧 靖之先生、そして各テーマの“達人”たちと選んだ“学びスポット”は、どこも子ども心をくすぐる工夫にあふれた施設ばかり。また巻頭には、瀧 靖之先生による「知的好奇心の伸ばし方」も収録していますよ。

子どもの成長にとって大事な知的好奇心を育てるスポットの数々。本書を参考に家族でおでかけしてみませんか。

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