夏休みに親子で鉄道旅行を計画するなら、「お得なきっぷ」を利用するのがおすすめです。乗り放題タイプや特典付きなどバラエティー豊富なので、目的に合ったものを選ぶのがコツ。今回はこども料金の設定があるお得なきっぷをご紹介します。フル活用して夏の旅に出かけましょう！
この記事は、『JTB時刻表7月号（6月20日発売）』を抜粋・一部加筆のうえ掲載しています。
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四国フリーきっぷ（JR四国）
アンパンマン列車も乗れる！親子で四国一周に挑戦しよう
JR四国の全線（宇多津～児島間を含む）で、特急列車・普通列車の普通車自由席が、連続する3日間乗り降り自由となるきっぷ。予土線の窪川～若井間は土佐くろしお鉄道という第三セクターですが、この区間も乗車できるので、乗車券を追加購入しなくていいのもメリットです。また、JR四国バスの路線バス（大栃線・久万高原線）も利用できます。
JR四国といえば、「アンパンマン列車」ですが、この列車の乗車券としても利用OK！岡山～高松・松山間を運転している予讃線8000系アンパンマン列車に乗って、本州へ移動するのも楽しいですね。自由席ならこのきっぷだけで乗れますよ。
アンパンマン列車の詳細はこちら。
高知のアンパンマンミュージアムへ行ける路線バスの大栃線は、アンパンマンバスのラッピングがされているので、アンパンマン好きはこちらも注目！
なお、指定席やグリーン車を利用する際は、別途、指定券やグリーン券購入が必要になります（「伊予灘ものがたり」のグリーン個室は利用不可）。
- 発売・利用期間：通年
- 有効期間：3日間
- 発売額：おとな18,000円、こども9,000円
- 発売箇所：JR四国・北海道のおもな駅、四国・北海道内のJTB等おもな旅行会社など
- https://www.jr-eki.com/ticket/brand/1-3V6
ぐるっと九州きっぷ（JR九州）
ネット購入でさらにお得！九州ローカル線の旅に便利
JR九州の普通列車の普通車自由席が、連続した3日間乗り降り自由となるきっぷ。九州新幹線・西九州新幹線、特急列車（「36ぷらす3」も含む）、普通列車の指定席やグリーン席を利用する時は乗車券として使うことができます。それぞれの列車に必要な特急券・座席指定券・グリーン券などは別途購入が必要ですが、「あそぼーい！」や「ゆふいんの森」にも使えるので、九州の列車旅の幅がぐっと広がります！また、ネット購入は窓口購入より割安なのも魅力です。
- 発売・利用期間：通年
- 有効期間：3日間
- 発売額：JR九州インターネット列車予約おとな14,300円・こども7,150円、窓口発売おとな15,800円・こども7,900円
- 発売箇所：JR九州インターネット列車予約、JR九州のおもな駅、九州内のJTB等のおもな旅行会社など
- https://www.jrkyushu-kippu.jp/fare/ticket/304
富士山・富士五湖パスポート「富士急電車セット」（富士急バス）
施設利用割引など特典充実！富士急行線を乗りつぶし
大月～河口湖間の富士急行線をはじめ、富士五湖エリアの路線バス全線、河口湖周遊バス（レッドライン）、西湖周遊バス（グリーンライン）、鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス（ブルーライン）などが２日間乗り降り自由。「フジサン特急」「富士登山電車」利用時は特急券などが必要です。
大月～下吉田間の鉄道利用を外した設定（おとな2,600円・こども1,300円）もあります。
河口湖クラフトパークや河口湖遊覧船、鳴沢氷穴など、有名観光スポットで割引などの購入者特典が受けられるのも魅力です。
- 発売・利用期間：通年
- 有効期間：2日間
- 発売額：おとな3,600円・こども1,800円
- 発売箇所：大月駅、富士山駅ほか
- https://www.fujikyu-railway.jp/ticket/ticket17.php
まるごと日光・鬼怒川 東武フリーパス（東武鉄道）
バスに乗るほどお得！日光・鬼怒川をワイドに遊ぼう
日光・鬼怒川エリアの東武鉄道・野岩鉄道の電車に加えて、東武バス日光・日光交通などのバスに乗り降り自由なのが、このきっぷの特徴（フリーエリアまでの東武往復乗車券付き）。特急列車や「SL大樹」は、特急券などを買い足せば乗車可能です。
明智平・鬼怒川温泉ロープウェイ、中禅寺湖遊覧船などの交通機関割引や、東武ワールドスクウェア、江戸ワンダーランド・日光江戸村などの施設割引特典もあるので、家族旅行にぴったりですよ。
- 発売・利用期間：通年
- 有効期間：4日間
- 発売額：浅草駅発の場合 おとな6,320円・こども3,180円（4～11月）
- 発売箇所：東武鉄道のおもな駅、浅草駅旅行センターなど
- https://www.tobu.co.jp/odekake/ticket/nikko-kinugawa/marugoto-nikko-kinugawa.html
東京メトロ24時間券（東京メトロ）
有効期限は1日ではなく「24時間」なのが便利
使用開始から24時間、東京メトロ全9路線が乗り降り自由となるきっぷ。東京メトロの初乗り運賃は紙のきっぷで180円なので、4回以上乗ればお得に！都内の観光スポットめぐり、ショッピングや食べ歩き、東京メトロのスタンプラリーなど、様々な用途で便利に使えます。きっぷの有効期間は使用開始時刻から翌日の同時刻まで。都内で1泊する時にも便利です。
- 発売・利用期間：通年
- 有効期間：24時間
- 発売額：おとな600円・こども300円
- 発売箇所：東京メトロ各駅の券売機
- https://www.tokyometro.jp/ticket/value/1day/index.html
『JTB時刻表7月号』は、ほかにも「お得なきっぷ」の情報がいっぱい！
『JTB時刻表7月号（6月20日発売）』の巻頭特集では、おなじみの「青春18きっぷ」をはじめ、この夏活用したいお得なきっぷを厳選紹介。さらに選び方のコツをお教えします。また、本誌内でも全国のJRや私鉄のお得なきっぷを紹介しています。
親子でお得額を計算することで、足し算や引き算を学ぶのもいいですね。この夏はJTB時刻表で旅の計画を立ててみませんか。
