千葉県印西市にある「ダイナソーアドベンチャーツアー大恐竜パークinBIGHOPガーデンモール印西」を詳しくレポートします。雨でも安心の屋内恐竜パークでは、迫力満点な約20体の恐竜たちが待っています。本物の古代化石も発掘できる化石発掘体験をはじめ、スタンプラリーや恐竜クイズなど、恐竜について楽しく学べる体験も充実。帰りには、ビッグホップの観覧車横にいる大きな恐竜にも会いに行きましょう。
ダイナソーアドベンチャーツアーって?
アプリ「恐竜アドベンチャー」を使うとさらに楽しめる!
ダイナソーアドベンチャーツアーとは、アドベンチャーファクトリーが全国で展開するフランチャイズチェーンの恐竜アトラクション。テーマパークやレジャースポットなどで、期間限定のイベントや常設のコーナーとして展開されています。なかでも「ダイナソーアドベンチャーツアー大恐竜パークinBIGHOPガーデンモール印西」は直営施設で、唯一の屋内にある常設施設でもあります。
全国のダイナソーアドベンチャーツアーのアトラクションと連動して遊んだり、ポイントを貯めたりできるスマートフォンアプリ(詳細は公式サイト)も用意されています。
アクセス、所要時間、対象年齢は?
印西牧の原駅から徒歩1分の複合商業施設「BIGHOPガーデンモール印西」に入って3分ほど歩くと、「ダイナソーアドベンチャーツアー大恐竜パーク」に到着。施設の利用者は駐車場が無料になるので、車でのアクセスもおすすめです。
所要時間はゆっくり回って1時間程度。リアルな恐竜がたくさんいますが、ライトアップもされているので幼児もあまり怖がらずに楽しめるのではないでしょうか。
リアルな恐竜が約20体!鳴いたり動く恐竜も
最大の魅力は、近づいてみるとリアルに鳴き声をあげて動く、13種類、20体の恐竜たちのレプリカ。恐竜の配置やセットの精巧さなど、細部にまでこだわりが詰まっています。恐竜は海外から直輸入されたもので、アドベンチャーファクトリー全体で100体近く所有しているそう。そのうちかなりの数が保管されているという倉庫も、機会があればぜひ見てみてみたいものですね。
館内は入口から順に「ジュラ紀の森」、「白亜紀の森」、「絶滅の荒野」と、時代別に3つのエリアから構成されていて、各時代に生きた恐竜たちが展示されています。それぞれの恐竜に解説パネルもあり、恐竜図鑑の世界に入り込んだよう。恐竜に詳しくない大人はこの記事で予習をしておけば、恐竜好きの子どもと会話が弾むかもしれませんよ。
大型恐竜がたくさん生まれた「ジュラ紀の森」
約2億130万年前~約1億4550万年前の「ジュラ紀」は、温暖で雨が多い気候。植物たちが繁栄し、それに伴い恐竜も多種多様化、そして大型化していきました。まずは入口を入ってすぐのディロフォサウルスから。頭の後ろに広がる2つのトサカが特徴で、名前も「2つの隆起を持つトカゲ」という意味なんだそう。
続いて、アロサウルスは全長9~12メートルの大型草食恐竜。北アメリカ大陸に生息していたとされています。
ステゴサウルスも同じように全長9~12メートルの草食恐竜ですが、こちらは背中から生えている突起が特徴的。なぜ生えているかは体温調節のためなど諸説あるそうですが、なんといってもかっこいいですね!
ブラキオサウルスは親子に卵まで揃い踏み! 全長25メートルもある上、前足が後ろ足より長く背中が傾斜していたので、より高い場所の植物も食べられたそうです。
「ジュラ紀の森」の最後はケラトサウルス。「角のあるトカゲ」という意味で、たしかに鼻の上にちょこんと角が生えています。大きさは4~6メートルですが、頭の骨が体の割に大きいので、自分より大きな獲物も果敢に捕えていたのではないかといわれる肉食恐竜です。
各地で独自の進化を遂げた「白亜紀の森」
約1億4500万年前~約6600万年前の「白亜紀」は、かつて地球上でひとつの大きな大陸だった「超大陸パンゲア」が、だんだんとそれぞれの大陸に分裂していった時代。そのため、離れ離れになった恐竜たちは、各地で独自の進化を遂げていきました。まずは有名なトリケラトプスから。名前は「3本の角をもつ顔」を意味する草食恐竜です。
続いてこちらも有名なイグアノドン。数百本もの臼歯(奥歯)があって、植物を効率的に切り取って、すりつぶして食べることができたそうです。赤ちゃんもかわいいですね。
カルノタウルスは目の上の大きな角が特徴の草食恐竜。大きく発達した後ろ足と比べて、前足はとても小さく、ほとんど使われていなかったのかもしれません。
手前は恐竜をモチーフにしたベンチ。奥は背中の鎧と長いトゲのような突起が特徴的な、草食恐竜のアンペロサウルスです。鎧と突起は肉食恐竜の攻撃から身を守るためと考えられています。
スピノサウルスは背中のトゲと前足のするどいツメが特徴的な最大級の肉食恐竜。この見た目ながら主食は魚といわれていて、最近はほとんどの時間を水中ですごしていたのではないかという研究もあります。
翼を広げると9メートルもの横幅になったといわれる大きな翼竜、プテラノドン。上昇気流に乗り、グライダーのように優雅に空を舞っていました。
ヴェロキラプトルは全長約1~2メートルの小さな草食恐竜。ほっそりとした体型ながら頭蓋骨は大きく、脳が大きかったため、とても頭がよい恐竜だったと考えられています。
最後は恐竜最強ともいわれるティラノサウルス。強大なあごと鋭い歯によって、骨までかみ砕かれた恐竜の化石が多く見つかっていることから、驚異的なパワーで恐竜界のトップに君臨していたとされています。
恐竜たちが姿を消した「絶滅の荒野」
3つの時代のトリを務めるのは、約1億6000万年の長きにわたって繁栄していた恐竜たちが忽然と姿を消した、「絶滅の荒野」。その原因はメキシコのユカタン半島に落下した巨大隕石だったといわれていて、ここではティラノサウルスの頭蓋骨のレプリカなどが置かれています。
アロサウルスの大腿骨、太ももの骨です。2足歩行で大地を駆け回っていたとされるだけあって、とても力強さを感じます。
トリケラトプスの頭蓋骨も、3本の角と頭の大きなエリ飾りの特徴がよく分かります。このような化石から、はるか昔に生きていた姿が研究されているのですね。
本物の化石を発掘!お楽しみ体験もたくさん
恐竜について楽しみながら学べる体験や仕掛けもたくさん用意されています。まずは本物の化石を発掘できる「化石ハンターツアー」(1回600円)。
砂場の砂を実際の化石の発掘のように専用のふるいにかけて、出てきた化石を4つまで持ち帰ることができます。
続いて、動くトリケラトプスとディロフォサウルスの背中に乗って楽しめる、ライディングダイナソー。なんと追加料金なしです。
こちらも追加料金なしで楽しめる恐竜つり。見事つり上げたら、恐竜飴のプレゼントも用意されています。
施設内4カ所のスタンプを集めるスタンプラリーも。ほかにもぬりえコーナーや、クリアすれば「化石ハンターツアー」が100円引きになる「かくれた恐竜をさがせ!」も好評です。
アプリと連動したクイズなどもあるので、ぜひチェレンジしてみてくださいね。
地球環境と人類の役割についても考えよう
実はこの施設には、恐竜のいた時代の環境を知ってもらうことで、地球規模の環境問題や人類の役割、未来について、子どもたちに考えてもらいたいという思いも込められています。
そのため、「ジュラ紀の森」と「白亜紀の森」の間には、映像やパネルで地球や環境、私たち人類の生活について問いかけて、考えてもらうためのスペースも。
ただ恐竜たちに会って楽しむだけでなく、恐竜をきっかけに、親子で様々な問題について考えてみるのもよい経験です。
オリジナルの恐竜グッズをお土産に
出口の先の物販コーナーにある、オリジナルの恐竜グッズも見逃せません。特に親子おそろいで着てもかわいいTシャツやパーカー、廃棄される端材を使った木製キーホルダーが人気だそう。
施設外でも観覧車の近くに大きな恐竜が!
「BIG HOPガーデンモール印西」のシンボルともいえる観覧車「そらっぱ」の横にも大きな恐竜がいるのでぜひ立ち寄ってみましょう。4歳以上500円、3歳以下は無料で乗車できます。
観覧車に乗れば恐竜の大きな顔が間近に!
屋外にはザイルクライミングやスライダー、ふわふわドームなど、子どもが無料で楽しめる遊具もいっぱい。
大型の室内遊び場「ファンタジーキッズリゾート印西」や室内動物園「Moff animal world」もチェックして、親子で1日楽しんでみては。
» ファンタジーキッズリゾート印西の徹底レポート
» Moff animal worldは関東の屋内動物園まとめで紹介
●ダイナソーアドベンチャーツアー大恐竜パークinBIGHOPガーデンモール印西
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住所 | 千葉県印西市原1-2 BIGHOPガーデンモール印西2階 |
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問合先 | 047-629-4471 |
料金 | 入場料1人600円 ※2歳未満無料 |
営業時間 | 10~18時(最終受付17時30分) |
定休日 | 無休 |
アクセス | 車:東関東自動車道千葉北ICから18km40分 公共交通:「BIGHOPガーデンモール印西」までは北総線印西牧の原駅から徒歩1分、複合商業施設内を3分ほど歩いて、施設までは駅から徒歩5分ほど |
駐車場 | あり/2800台/施設利用で無料 |
URL |