運動能力がぐんぐん伸びる公園！
兵庫県立尼崎の森中央緑地は、尼崎市の海岸沿いの埋立地にある県立の施設です。火力発電所や製鉄工場の跡地を利用した広大な緑地に、森や大芝生広場が作られています。複合遊具のエリアでは遊具で遊べ、森や草むらでは自然に親しみながら様々な遊びを経験できます。また、移築された茅葺き民家の中では、コマ回しやお手玉といった昔ながらの遊びも体験できます。
尼崎市のおすすめ公園
元浜緑地／大井戸公園／兵庫県立尼崎の森中央緑地
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運動能力のベースになる「基本動作」は公園遊びで身に付ける！
子どもの運動能力を伸ばすのに最適な公園あそび。運動能力のベースとなるのは「基本動作」です。スポーツトレーナーとして運動能力向上の観点から500以上もの公園を調査し、パークマイスターとしても活動する遠山健太先生が、12の動作に区分けして公園をご紹介します。
監修：遠山健太先生
スポーツトレーナーとして運動能力向上の観点から500以上もの公園を調査し、パークマイスターとしても活動。
公園で経験できる12の「運動能力を伸ばす基本動作」
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尼崎の森中央緑地で遊べば、こんな運動能力が伸びる！
まず驚くのが大芝生広場の大きさ。ボール遊びをしても、走り回っても、寝転がっても十分な広さです。複合遊具や天然木材を使った遊具が設置され、のぼったり滑りおりたり、年齢や運動能力によってさまざまな遊びができ、多くの基本動作が網羅できます。浜風に吹かれ、自然を感じながら、思いっきり体を動かすことができるスポットです。
尼崎の森中央緑地ってこんなところ！
兵庫県立尼崎の森中央緑地は、かつて公害問題と地盤沈下を起こした工業地帯の跡地を、豊かな自然を再生して21世紀に残そうというコンセプトで作られました。2006年に武庫川や猪名川上流の木の実から苗を育てて植樹した「はじまりの森」の木々は大きく育ち、自然の生態系を作り出しています。環境学習の拠点であるパークセンター周辺には、六甲山から瀬戸内海にかけて生息する野草が植えられた「ゐなの花野」があり、大芝生広場の周りにも森づくりエリアが広がっています。
おすすめの遊び方は？
遊具のあるエリアで遊んだあとは、大芝生広場で走り回ったりボール遊びをしたり。そのあと、森づくりエリアで木陰の道を散歩したり、雨水がたまってできた天水池のいきものを観察したり、自然を肌で感じながら遊びましょう。めいっぱい動いて疲れたら、茅葺き民家に移動。庭でコマ回しをしたり、座敷でお手玉やカルタ遊びをしたりして楽しみましょう。大芝生広場にポップアップテント（2m×2m以内）を持参して、お弁当を食べたり休憩したりするのもOK。飲食物は事前に用意して、ごみは必ず持ち帰りましょう。
おすすめのアクセス方法は？
【車で行く場合】
阪神高速5号湾岸線、尼崎末広ICから西に1km。1000台駐車可能な無料駐車場があります。駐車場の利用は9時から17時までなので、帰る時間を間違えないようにしましょう。
【電車とバスで行く場合】
阪神「出屋敷駅」から阪神バス（土・日曜、祝日のみ運行）で11分、バス停「尼崎スポーツの森」下車、徒歩約5分です。
所要：3時間
おすすめの年齢：1～12歳
| 住所 | 兵庫県尼崎市扇町33-4 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 時間 | 24時間 |
| 電話 | 06-6412-1900（パークセンター） |
| 定休日 | 無休 ※12/29～1/3はパークセンター閉館、駐車場閉鎖 |
| 駐車場 | 1000台（9～17時） |
| 面積 | 189,000㎡（大型公園） |
＜パークデータ＞
- ボール遊び：△（危険なものは禁止）
- スケボー：×
- 花火：×
- ペット：△（ノーリード禁止、フンの始末）
- トイレ：〇
- おむつ替え：〇
- 授乳室：〇
- 園内売店：×
- 園内飲食店：×
- 周辺コンビニ：徒歩10分
幼児も楽しめる複合遊具で遊ぼう
大芝生広場の向こうに設置された複合遊具は、鉄棒、うんてい、滑り台などが組み合わさり、手足を存分に使って遊べます。
カラフルな色がかわいいうんてい。腕だけでなく、全身を使って移動しよう。
幼児でも渡りやすい低めの平均台。初めてのときは、パパやママと手をつないで渡るところからスタート。
低い位置からの滑り台は幅広で緩やかなカーブ。反対側には、高い位置からおりる滑り台があります。
ほかにもあるいろいろな遊具
ネット遊具
ネットの中に入ったりよじのぼったり、ジャンプしたり、いろいろな遊び方ができます。
飛び石
間隔や大きさが違う丸太から丸太へジャンプ！
坂道ネット
ロープにつかまってのぼったりおりたり、ぶらさがったり、幼児から小学生まで遊べる遊具です。
丸太渡り
違う形の2種類の丸太の上を、ロープにつかまって移動していきます。揺れて不安定な丸太の上でバランス感覚を養いましょう。
茅葺き民家でむかし遊び
芦屋市にあった茅葺きの古民家を移築。昔ながらの日本建築の中に入れます。
引き戸を開けるとそこは土間。奥のかまどはイベントなどで実際に使われており、五右衛門風呂も残されています。
昭和以前の子どもの遊び道具だった木製のコマ。ひもを巻き付けて回します。
手作りの輪投げゲームは、大人も真剣になって遊んでしまいます。
靴を脱いで座敷に上がって、置いてあるお手玉やカルタで遊びましょう。
自然とふれ合って遊ぼう
森づくりエリアには、エノキの森とウバメガシの森が広がっています。木々の間を歩きながら植物や虫を観察するのも楽しいですね。
雨水が溜まって自然にできた天水池に、アマガエルやヌマガエル、ゲンゴロウの仲間などが生息しています。池の中には入れないので、周りから観察しましょう。
「パークセンター」前の池には、希少種の日本イシガメが棲んでおり、卵から生まれた子亀もいます。
小さい子ども連れファミリーに嬉しい設備
「パークセンター」は総合案内や情報発信の拠点です。会議室を借りて勉強会やイベントをすることも可能。館内には、給水スポット（要マイボトル）があります。
授乳室兼救護室。利用はスタッフに声をかけてください。
ロビーにはソファーや子ども向けの書籍などがあります。センター内のトイレと外のトイレ、両方に多目的トイレがあり、おむつ替えスタンドも設置されています。
高速道路が通り、物流センターに出入りする大型トラックが多い港湾エリアにあって、オアシス的な緑地です。遊具で遊ぶのはもちろんですが、都会育ちの子どもたちに自然と接する機会を与えられるのが何よりの魅力。大人にとっては、緑に癒やされるスポットです。
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運動能力が伸びる公園が見つかるガイドブックも要チェック！
運動能力をぐんぐん伸ばせる公園を、厳選して紹介するガイドブック「るるぶKids こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園」。「るるぶKids」と同様に、それぞれの公園で体験できる12の基本動作をアイコンでわかりやすく表示しています。
公園によって設置されている遊具や施設は千差万別！ 公園によって自由な遊びのなかで体験できる「基本動作」は異なります。アイコンを参考にいつもとはタイプの違う公園にでかけてみることが、運動能力を伸ばすことにつながります。
「東京版」では東京都内の101の公園を、「京阪神版」では京阪神エリアの100の公園を独自取材して紹介しています。
ニューノーマルの今だからこそ楽しんでほしい、週末ごとの小さな冒険。近くから遠くまで、あちこちで公園遊びを楽しみながら、子どもたちの運動能力をぐんぐん伸ばしましょう！
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