JTBトラベルメンバーログインメンテナンスのお知らせ

電車・SL・トロッコ…碓氷峠鉄道文化むら(群馬)は運転や乗車体験がいっぱい

るるぶKidsライターのアイコンるるぶKidsライター

特急あさま号と鉄道展示館/碓氷峠鉄道文化むら(群馬県/安中市)

電車好きの子どもがいるファミリー必見!
群馬県安中市で「ポッポタウン」の愛称で親しまれている「碓氷峠鉄道文化むら」の魅力をご紹介します。
ここは、旧碓氷線の歴史を今に伝える、体験型の鉄道テーマパーク。このテーマパークでしか見ることのできない貴重な車両が展示され、日本で唯一「EF63形電気機関車」の運転体験ができる施設として、鉄道ファンからも強く支持されています。

目次(index)

「碓氷線」の歴史が楽しくまるわかり!

旧碓氷線専用機関車EF-63/碓氷峠鉄道文化むら(群馬県/安中市)

「碓氷線」とは、「碓氷峠鉄道文化むら」がある、群馬県の横川~軽井沢間の「碓氷峠」を通っていた路線のこと。日本で初めてアプト式鉄道(急な傾斜を登れる鉄道)を導入したり、幹線電化(電線を引いて列車を動かす)をしたりするなど、日本の鉄道史にとって重要な路線でした。

なにしろ「碓氷峠」は、標高960mにもいたる険しい峠のため、鉄道開通は困難を極めたのです。明治時代初期に東京―京都を結ぶ幹線鉄道のルートの1つとして鉄道を敷く計画が考案されたものの、計画は断念。

その後明治20年代にドイツのハルツ山鉄道を参考にしてアプト式が取り入れられ、悲願が叶って明治26年(1893)に横川~軽井沢間が開通しました。100年近く後の平成9年(1997)に廃線となるまで、変遷しながら、大きな役割を果たしてきました。「碓氷峠鉄道文化むら」は、それらの貴重な文化を見ながら、ここでしかできない体験もできる施設となっています。

「EF63形電気蒸気機関車」の運転体験コースをはじめ多彩な展示で魅了

イギリス製の緑色をしたレトロでかわいい蒸気機関車「グリーンブリーズ号」、通称「あぷとくん」/碓氷峠鉄道文化むら(群馬県/安中市)

「碓氷峠鉄道文化むら」には、テーマや目的ごとに分けられた施設がいくつもあります。
「鉄道資料館」ではHOゲージの模型と碓氷峠の大型鉄道ジオラマが展示されています。1時間おきに演出運転がありますが、演出運転時以外はHOゲージの模型をボタン操作(100円)で動かすことができます。
「鉄道展示館」は、平成9年(1997)の廃線まで使用されていた検修庫の建物。珍しい検修機器が見られるだけでなく、碓氷線の専用車だった電気機関車が展示されています。
事前予約が必要な、本物の車両を使った「EF63形電気機関車運転体験コース」は、学科や実技を受講して運転体験ができるスペシャルコースです。鉄道が大好きなパパ、ママ向けの本格的な体験コースです。
子ども向けの運転体験なら「EF63形電気機関車」のシミュレータがおすすめ。本物の運転台を使うので、気分はまるで運転手です(2019年7月現在リニューアル工事中、2020年より利用可)。

屋外のでの体験なら「あぷとくん」運行コースをどうぞ。イギリス製の緑色をしたレトロでかわいい蒸気機関車「グリーンブリーズ号」、通称「あぷとくん」に乗りましょう。1周約800mのコースを走る「グリーンブリーズ号」からは園内を一望できます。

乳幼児も遊べる!列車がテーマの遊具がいっぱい「シンボル広場」

野外展示場・ビュウ広場/碓氷峠鉄道文化むら(群馬県/安中市)

「シンボル広場」は、4人乗りの手こぎトロッコをはじめ、列車をテーマにした遊具がたくさんあり、小さな子どもも楽しく遊べます。馬車鉄道風の遊覧列車「ポッポ」さんは、シンボル広場に面した鉄道資料館前から出発します。

「野外展示場・ビュウ広場」は貴重な車両を眺めながら、お弁当を広げてひと休みできる芝生の広場です。週末を中心にイベントも開催されます。

遊んだ後は「鉄道資料館」の1階にある売店でお土産探し。「碓氷峠鉄道文化むら」でしか買えないオリジナルグッズも揃います。鉄道をモチーフにした靴下は、かわいくて実用的なお土産として大人気です。

「ミニSL」や「トロッコ列車」の乗車体験もできる!

乗車体験できるミニSL/碓氷峠鉄道文化むら(群馬県/安中市)

「あぷとくん」以外にも、子どもたちが乗って楽しめるアトラクションは、まだまだあります。小さなボディながら大人も乗せて走る「ミニSL」は、1周300mを走行。6人まで乗車可能なオーストラリア軽便鉄道模型のミニ電気機関車や、パパやママが運転して家族で乗れる「ファミリー列車運転体験」もあります。

また、平成9年(1997)に廃線になった「信越線」横川―軽井沢間の下りを行く、トロッコ列車に乗ることもできます。天気の良い夏の日は、窓ガラスのないオープン客車で、周囲の自然を満喫しましょう。歴史ある貴重な列車を体感できるので、電車好きな子どもだけでなく、大人にも興味深いテーマパークとなっています。

碓氷峠鉄道文化むら

住所 群馬県安中市松井田町横川407-16
電話番号 027-380-4163
料金 <入園料>中学生以上500円/小学生300円/小学生未満無料(体験施設料は別途料金)
営業時間 9~17時(11~2月は~16時30分)
定休日 火曜(祝日の場合は翌日、8月は無休)
アクセス

JR信越本線「横川駅」より徒歩2分

/上信越自動車道「松井田妙義IC」から国道18号経由5km

駐車場 200台
特徴

キッズおすすめ

雨でもOK

弁当持込可

オムツ交換スペースあり

授乳スペースあり

スポット詳細・MAPはるるぶ&more.へ

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。