広島県の東部にある「福山市立動物園」は、福山市民だけでなく市外の多くの人々にも親しまれているスポットです。
「サバンナゾーン」「小動物ゾーン」「ペンギンゾーン」など、動物のタイプごとに9つのゾーンに分かれ、約60種のさまざまな動物を観察することができます。
日本唯一のボルネオゾウのふくちゃんが人気。土・日曜、祝日にはライオンやトラなどの猛獣やキリン、ペンギンのエサやり体験、爬虫類のふれ合いイベントなども開催されています。動物園の裏側探索ができる「バックヤード&合宿ツアー」や、「園内ガイド&動物と一緒に写真に写ろう」ツアーなどもおすすめ。
見たい、触りたい!あんな動物、こんな動物
入場ゲートを入ってすぐのところには、「ペンギンゾーン」があります。ペンギンが元気に歩いたり泳いだりする姿に、子どもたちは釘付けになるでしょう。大人気の「動物のふれ合いゾーン」では、テンジクネズミを抱っこできるほか、土・日曜、祝日限定ですが、爬虫類のふれ合いイベントも開催されています。動物好きで好奇心旺盛な子供たちにぴったりの体験ができます。
ライオンやピューマ、トラ、ヒョウ、キリン、シマウマなど、動物園の定番の動物もいますが、中南米やオーストラリアが原産国の、珍しい動物も多数います。小さなカンガルー「パルマヤブワラビー」をはじめ、「ワオキツネザル」「エリマキキツネザル」「ブラッザモンキー」など世界各地のサルたちが大集合。カラカル、サーバルなどネコ科の美しい動物たちも見逃せません。ペンギンからインコまで約20種もいる鳥類も、見ごたえがあります。
一度は挑戦したい「エサやり体験」
多くの子供たちが必ず1度は挑戦してみたいと思うのが、「エサやり」。そんな子どもの希望も叶います。
「福山市立動物園」では土・日曜・祝日のみ、キリン、ライオンやトラなどの猛獣、ペンギンのエサやり体験が行われています。「エサやり体験」を通し、こどもたちは動物の食べ物や食べ方などについて、身近に感じ、学ぶことができるでしょう。
※キリン13時30分~先着10組、猛獣14時15分~先着4組、ペンギン15時~先着20組。参加費として動物導入募金に100円以上の募金が必要です。
ツアーで動物園の秘密を探索
動物園の舞台裏の案内をしてもらえる点も魅力です。動物たちのご飯がどんなふうに準備されるのか、普段見ることのできない動物園の裏側探索にワクワク、ドキドキ。「バックヤード&合宿ツアー」は、第1・第3土曜の11時から行われます。先着15名限定なので、早めに並びましょう。
また、動物園の職員さんと回る「園内ガイド&動物と一緒に写真に写ろう」というツアーもあります。こちらは、第2・第4土曜の10時30分からです。動物園にいる動物の豆知識を教えてもらえるかも!ボールニシキヘビやフクロウなどと一緒に撮影できるので、楽しい思い出の1枚になることでしょう。
日本に一頭!ボルネオゾウ「ふくちゃん」に会いに行こう
「福山市立動物園」のアイドルとして長年愛されているのは、ボルネオゾウのふくちゃんです。トレードマークはふさふさの前髪で、動物園のシンボル的な存在です。ボルネオゾウは日本に1頭のみで、「福山市立動物園」で会うことができます。
「ふくちゃん」に日本全国の多くのファンがいるのは、その愛くるしい姿のためだけではありません。実は、「ふくちゃん」は、2015年に体調を崩し、2016年ゾウの病気としては滅多に見つからない、結核にかかっていることがわかりました。苦い薬を飲むのを嫌がる「ふくちゃん」に、獣医さんや動物園の職員さんたちが、あの手この手で投薬し続け、現在は大分回復しているようです。
「ふくちゃん」の闘病を支えるため、「ふくちゃん応援隊」も結成されました。多くの人々の応援と支えで、命の危機を2度乗り越えた「ふくちゃん」。まだ気が抜けない状態ではあるものの、多くの人に愛される存在です。天気がいい日には、日光浴をしているふくちゃんを見ることもできますよ。
福山市立動物園
住所 | 広島県福山市芦田町福田276-1 |
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電話番号 | 084-958-3200 |
料金 | <入園料>大人500円/15歳未満無料 |
営業時間 | 9時~16時30分 |
定休日 | 火曜 |
アクセス |
JR「福山駅」より車13.5km /山陽自動車道「福山東IC」または「福山西IC」から13.6km |
駐車場 | 700台 |
特徴 |
キッズおすすめ 弁当持込可 ベビーカー利用可 オムツ交換スペースあり |
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