2025年11月1日(土)~2026年1月12日(月・祝)まで神奈川県・相模原市立博物館で開催中の「ポケモン天文台」。ポケモンたちと宇宙のさまざまな不思議について楽しく学べる、本展示の注目ポイントをたっぷり取材しました!

「ポケモン天文台」 展示の注目ポイント
ポケモン天文台は「自然科学研究機構 国立天文台」とポケモンとの連携で実現した特別企画展。いつのまにか宇宙の不思議や魅力に夢中になる。そんな工夫が随所に仕掛けられています。
ポケモン好きも宇宙好きもたまらない充実の展示
本展では「ポケモンの生態と宇宙の事象との共通点」に着目した、数多くのワクワクする展示が展開されています。どれも親しみやすく、とってもわかりやすいんです。

太陽系の惑星についての解説が並ぶエリア。

太陽の説明とともに、「激しい光を自ら放つ」「磁力をもつ」共通点をもつポケモンとして「ソルガレオ」と「レアコイル」が挙げられています。

太陽の表面重力は、地球の約28倍。もしモンスターボールを太陽で投げた場合、地球やほかの惑星と比べて全然遠くまで飛ばないそう。

このように、ポケモンとともに宇宙の不思議をひもといてくれるパネルは、いろいろなエリアで展示されています。どれもじっくり時間をかけて読みたくなります。

こちらは星の一生について解説するエリアです。
宇宙のちりやガスである星雲から星の赤ちゃん(原始星)が生まれ、大人の星になり、やがて年老いて超新星爆発を起こすまでの一連の流れを、せいうんポケモンである「コスモッグ」の進化系とともにめぐります。


せいうんポケモンの「コスモッグ」と、げんしせいポケモンの「コスモウム」。

真ん中で威風堂々の姿を見せてくれているのは、にちりんポケモンの「ソルガレオ」です。


ながれぼしポケモンの「メテノ」との共通点から、隕石や流れ星について解説するコーナーも。こうした展示の数々で、自然と宇宙の知識になじんでいきます。
たくさんのポケモンたちにワクワク!
展示室内では、たくさんのポケモンたちが来場者をお出迎え。小さな子どもは見て回るだけでも楽しいですよ。

まずは展示室入口に「ジラーチ」が!

案内役の「ほしぞらピカチュウ」と「コスモッグ」。

小石を並べて星座をつくることのできる「ゴチミル」。

何万光年も遠くの星空をサイコパワーで映すことのできる、てんたいポケモンの「ゴチルゼル」もいました。

「ポリゴン2」は、惑星開発ができるよう、人工的につくられた「ポリゴン」をバージョンアップすることで進化したポケモンです。ただ、目的の宇宙の調査については前途多難なようで……。この苦難の様子は、ぜひポリゴン2の近くにある展示パネルを読んでみてください。

リアルな「デオキシス」も発見!展示室にはほかにも、たくさんのポケモンたちがいますよ。
触って動かして!五感で学べる展示

解説を読むだけでなく、体感的に学べる展示もたっぷり!
こちらは「レアコイル」や「ジバコイル」で、太陽の磁力を感じることのできるユーモラスな展示。

太陽のパネルのうえで、ジバコイルやレアコイルを動かしていくと、ぴたっと止まるところがあります。そこが太陽のなかでも磁力の強い場所なんです。

止まったところは、太陽のどんな場所かな?

こちらは、それぞれの太陽系外惑星の特徴に似たポケモンを、めくって当てるパネル展示。

ヒントもあります。

単独で宇宙空間をただよう「SIMP0136」に似たポケモンは、ふうせんポケモンの「フワンテ」。全部で12問あります。すべて当てられたらすごい!

ハワイ島にある「すばる展望台」のミニチュア装置。ボタンで、望遠鏡や展望台の角度を調整することができます。これらの体験型展示は、子どもの注目度も一層高そうです。
クイズラリーが楽しい

今回の展示でひときわ子ども心をぐっと掴んでいたのがクイズラリー「天体観測ノート」。問題は全部で7問あり、さまざまなエリアの展示に答えが隠されています。

回答はA~Cの3択。答えだと思ったアルファベットに対応した窓をめくって、ポケモンが現れたら正解です!

クイズを解こうと真剣そのもの。
全問正解したあと出口にいくと、素敵な賞品がもらえるかも?親子でチャレンジするのがおすすめです。
対象年齢は?
子ども向けにも大人向けにも、どちらにも偏ることなく、子どもから大人まで幅広い楽しみ方ができる絶妙なバランスの展示内容でした。展示室のあちこちにいるポケモンを見て回るだけでも満足感が高いですが、パネル展示を読めるとぐっと理解度が増すので、小学生以上だとより楽しめそうです(パネルは総ルビです)。
特別展限定のグッズが可愛い

大充実の展示をめぐったあとは、ポケモン天文台でしか手に入らない限定グッズが並ぶオフィシャルショップにもぜひ立ち寄りを♪

ポケモン天文台の案内役である「ぬいぐるみ ほしぞらピカチュウ」2750円。

「ほしぞらピカチュウ」や、ポケモンの星座デザインなどが可愛い「巾着2枚セット 2種」各1100円。

「ノート 2種」各660円や、「A4クリアファイル 2種」各528円など、ステーショナリー類も充実。

展示内容がぎゅっと詰まった「ポケモン天文台図録」1980円は、表紙が宇宙らしさあふれるホログラム加工!

フルカラーで大ボリューム。家に帰ってからもいつでも読み返せますね。
※いずれも税込
※購入数に制限がある場合あり
ポケモン天文台のチケット情報
ポケモン天文台は、日時指定優先制が導入されています。当日券も若干数の用意がありますが、いずれの日程も早めの予約がおすすめです。
また、ART PASSとセブンチケットのどちらかが完売していても、他方で販売していることもあります。希望日時の販売状況については、両サイトをご確認ください。
<チケットサイト>
ART PASS:https://art-ap.passes.jp/user/e/pokemon-astronomical-observatory/
セブンチケット:https://7ticket.jp/search?q=%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3%E5%A4%A9%E6%96%87%E5%8F%B0&s=14&sk=4
会場の相模原市立博物館って?

今回、初の特別企画展の会場となった相模原市立博物館は、自然・歴史、宇宙に関する展示と大型プラネタリウムを備える総合博物館。すぐ目の前が「JAXA相模原キャンパス(宇宙科学研究所)」ということもあり、特に宇宙関連の展示が充実。プラネタリウムでは1日数回さまざまな番組が上映されており、大人も子どもも楽しめます。
ポケモン天文台と博物館の常設展、プラネタリウムで所要時間は丸1日です。
ポケモン天文台の今後の開催予定は?
相模原市立博物館での会期終了後は、2026年春「けんしん郡山文化センター(福島県)」、2026年夏「かくだ田園ホール(宮城県)」、2026年秋「豊橋市自然史博物館(愛知県)」、2026年冬「長崎歴史文化博物館(長崎県)」にて、それぞれ開催予定です。
今後の巡回をお楽しみに!
ポケモン天文台
| 日程 | 2025年11月1日(土)~2026年1月12日(月・祝) ※休館日などの詳細は公式サイトを要確認 |
|---|---|
| 場所 | 神奈川県相模原市中央区高根3-1-15 |
| 料金 | 大人1600円、大学・高校生1300円、中学生以下800円 ※3歳以下は無料 |
| URL |
©2025 Pokémon. ©1995-2025 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
※店舗・施設の定休日は原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
※情報は変更になる場合があります。おでかけ前に必ず現地・施設へご確認ください。

