雲にはさまざまな色や形があり、その形とできる高さで大きく10種類に分けられます。このような雲の分類の仕方を「十種雲形(じゅっしゅうんけい)」と言います。今回はその中でも中層雲の「高積雲(こうせきうん)」について詳しく解説します。

高積雲とはどんな雲? 特徴は?

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高積雲とは空の中層にできる、モコモコとした形の雲のことです。巻積雲と似ていますが、巻積雲よりも雲の塊が大きく、空にかざした指1~3本分程度の大きさがあります。また、雲に陰影があるので巻積雲の雲の塊よりも立体的に見えます。天気への影響や別称については、後程くわしく解説します。
高積雲の特徴
●高さ
空の中層(高度約2,000m〜7,000m)のところに現れます。
●成分
雲を形成する雲粒の多くは凍らずに液体のままで存在する「過冷却水滴」の状態を維持しています。
●見た目
白いかたまり状で、底や影の部分が灰色っぽく見えるのが特徴。雲の1つの大きさが人差し指1〜3本分程度であれば高積雲です。
●天気への影響
高積雲はその後に天気が下り坂に向かうサインになることが多い雲ですが、次第に消えていく場合は晴天が続くことが多いです。
高積雲はどうやってできるの?
上空の湿った空気の中で大気の波や対流(上昇気流と下降気流)が起き、雲ができる場所とできない場所が交互にできて、丸いかたまりが並んだようになります。
高積雲の影響は? できると天気はどうなる?
高積雲が見られた後の天気は、雲が「厚くなるか」「消えていくか」によって真逆の変化をします。高積雲が現れたあとに空の雲がだんだん厚くなったり低くなったりすると、天気が下り坂(雨や雪)になる前触れであることが多く、隙間が広がり次第に消えていく場合は、晴天が続く場合が多いです。
高積雲の別称は?「ひつじ雲」「まだら雲」「むら雲」など
高積雲はいろいろな別称が付いていますが、一般的に広く知られているのが「ひつじ雲」です。羊の群れに見えることからこう呼ばれます。空にまだら状や不規則なムラのように広がる様子から、「まだら雲」「むら雲」と呼ばれることもあります。
写真で見る! さまざまな形の高積雲
実際に写真で見ると、どうしてその名前になったのかが分かりやすいですね。
ひつじ雲

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空に羊の群れのようにモコモコとした白い雲の塊がいくつも並んでいます。
まだら雲

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白い小さなかたまりや、濃淡のある波のような模様が空いっぱいに広がっています。
むら雲

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むらがり集まった雲や、多くの雲が群れ飛ぶように見えます。
雲の種類は10種類ある!高積雲と他の雲の違いは?
雲はできる高さやその形で大きく10種類に分けられます。それぞれの違いは、下記記事をチェック!
▼雲の種類は10種類ある!それぞれの特徴・高さ・天気との関係を解説!
こうして雲の詳細を調べてみると、昔の人が雲を見ながら、いろいろと想像して名前を付けていたのが分かりますね。家族で雲を眺めながら、それぞれ新しく名前を考えるのも楽しそうです。

