びわ湖バレイ(大津市)は、琵琶湖の西に位置し、大阪市内からも気軽に日帰りできるリゾート地です。麓からロープウェイで山頂まで上り、雄大な琵琶湖を眺めたり、空中アスレチック(11/15まで、身長115㎝~)やジップライン(11/15まで、体重30kg~)などのアクティビティに挑戦したりと、楽しみ方はさまざま。幼児も楽しめる無料の遊び場(11/1まで)もあります。
標高が約1100mあるので、夏も上着を、秋冬は防寒対策を万全にして訪れましょう。草原でランチタイムを楽しむならレジャーシートも忘れずに!日帰りで出かけられるから旅行時の大きな荷物の準備も不要です。さあ、ファミリーでリゾートを満喫しましょう。
ロープウェイは所要約5分のアプローチ
ロープウェイ山麓駅 正面がチケット売り場、右がのりば
びわ湖バレイ「ロープウェイ山麓駅」へのアクセスをご案内します。
- 車を利用
名神高速・京都東I.C.から無料の湖西道路を利用して約40分で到着します。駐車場料金所で駐車料金(1000円~/日・税込)を払って進むと、山の斜面に棚田状に17カ所(上からP3~P15・計1700台)の駐車場があります。P11より下の駐車場では、駐車場内循環バス(無料)を利用すれば、ロープウェイ山麓駅まで楽に移動ができます。ただし、週末や連休は午前中で満車になり入場できなくなる場合があるのでご注意を。 - JRを利用
JR大阪駅から最寄り駅・JR志賀駅までは、約80分。JR志賀駅からは路線バス(江若バス)に乗車約10分(360円)で、終点「びわ湖バレイ前」に到着。下車すると道路を隔てた向かいがロープウェイ山麓駅です。尚、9/1~11/23の平日は路線バスが運休しているので、びわ湖バレイのマイクロバス(無料)が路線バスのダイヤ通りに代行運転していますよ。
左端の案内表示にQRコードがあります
駅前広場に着いたら、まずロープウェイチケット売り場へ。WEBチケットもこちらで引き換えが必要です。WEBチケットの方は、案内表示のQRコードでログインを済ませてから、チケット売り場へ。チケットを手に入れたら、右側のロープウェイのりばへ並びます。ロープウェイは15分毎に運行されていますが、週末や連休は混雑することがあるので、アクティビティを予約している場合は早めの乗車を心がけましょう。
着替えを用意している場合は、チケット売り場の2階(チケット売り場の左側の入り口から上がる)の更衣室とコインロッカー(300円~)を利用してね。
大きな121人乗りのロープウェイに乗り込んだら、ワクワクの始まりです。山麓駅から山頂までは、全長1783m、高低差782.23m。約5分の空の旅は、大きな琵琶湖があっという間に小さくなっていく素敵な時間。
ロープウェイを降り改札を出て、前方右側にあるエレベーターまたはその隣の階段を下り進むと、びわ湖テラス、レストラン、アクティビティ受付などがあります。
さらに先にある右側の階段を下りて左へ進むと、無料遊具やリフト乗り場へと続きます。
琵琶湖の絶景と空中アスレチックが楽しめる「スカイウォーカー」
関西最高地にあるアスレチック「スカイウォーカー」は、絶景・絶叫アドベンチャーです。3コース33アイテムで、時間内ならどのコースを選んでもOK。上級コース(17アイテム)と中級コース(10アイテム)は地上約5m、初級コース(6アイテム)は地上約2mにある揺れる橋などにチャレンジします。琵琶湖側の斜面に作られているので、見通しの良い日には、眼下に広がる絶景を堪能。怖くなったり、気分が悪くなったらインストラクターにSOSできるので安心です。
参加条件は、身長115~195cm、体重100kgまで。年齢制限はありませんが、条件を満たしていても身体特徴によりハーネスが正しく装着できない場合はお断りされる場合があります。また、小学生以下の参加には、20歳以上の保護者の同伴が必要です(小学生以下2名までは保護者1名、小学生以下3名は保護者2名)。人気のアスレチックなので事前予約がおすすめです。
ここからは、手続きと道順を説明します。
Dining「Lake View」の2階がアクティビティ受付
レイクビュー2階の入り口を入って左側にあるカウンターでアクティビティ受付を済ませたら、不要な荷物はコインロッカー(300円~)に預け、参加申込書に記入します。シューズなどのレンタル用品が必要な場合もこちらで申し込みます。準備が整ったら、スマートフォン・参加申込書・飲み物をもって、「スカイウォーカー」へ向かいます。
アクティビティ受付からスカイウォーカーまでは、大人で徒歩約5分。打見リフトを目指し、建物沿いのなだらかな斜面を登ります。リフト乗り場の手前左側にある階段を降り、しばらくリフトに沿って下ると更に左下にスカイウォーカーが見えてきます。
スタッフに、参加申込書を提出し、スマホホルダーとヘルメット・ベルトを借り、装着して準備完了。ハーネスの取り扱いなど注意事項の説明があるので開始時刻は必ず守りましょう。
いよいよスカイウォーカーに挑戦開始です。
ハーネスの取り扱い説明を受け、練習をします。注意事項もしっかり聞いてね
まずは初級・中級コースから
スタッフの村田さんはとってもスムーズにクリアしていきます
1アイテムが終わったら、足元をチェック!〇印と→が進んでOKな方向です
ボルダリングもあるよ。ハーネスがあるから安心して渡れるね
初級コースの最後のお楽しみはミニミニジップライン!こちらの挑戦者は小学3年生の男の子
説明時間を含めての制限時間が約90分のスカイウォーカー。ここでは時間内なら何度でもどのコースでもチャレンジできるのが魅力です。
お父さんと一緒に初めてチャレンジした小学3年生の男の子は、上級コースを約15分でクリアしました。上級コースも最後は、約40mのミニジップラインで風を切ってフィニッシュです。大きくなって30kgを超えたら、「ジップラインアドベンチャー」に挑戦してね。
スカイウォーカーに参加しなくても、張られたロープ内に入らなければ、移動して近くで見ることができるのもうれしいポイント。お父さんと子どもがチャレンジするところをお母さんがカメラに収めるチャンスです。
体重30kg以上の子どもなら「ジップラインアドベンチャー」に挑戦できる
「ジップラインアドベンチャー」は、森にある7つのコースを滑りおりる爽快なアトラクションで所要時間は約120分。最長コースは、長さ169m、高さ25mで、琵琶湖を見渡せる絶景コースです。山頂までの高さ約1100mが加わっているので、鳥目線で空を一気に移動する爽快感は言葉では言い尽くせません。全コースがふたりで並んで飛べるダブルライン。初めの一歩がドキドキしても、家族や仲間と一緒なら、勇気が出て飛べる…はず。
参加条件は、身長~195cm、体重30~100kg。年齢制限はありませんが、ジップラインは体重が動力源なので、体重が軽すぎるとゴールに到着できず宙づりになります。体重は自己申告ですが、場合によっては当日計量し、30kg未満はお断り(キャンセル料発生)することがあります。また、小学生以下の参加には、20歳以上の保護者の同伴が必要です(小学生以下2名までは保護者1名、小学生以下3名は保護者2名)。申込は前日の15時まで、WEBのみの受付です。
無料の遊びもある!有名アニメ映画の主題歌も演奏できるんだ♪
遊びの広場入り口に掲げられたボードです。人の形をよ~く見て。全てが遊具の名前だよ
打見リフトに沿って広がるなだらかな傾斜が「遊びの広場」。ハンドメイド遊具が数十種類用意されていて、見つけた子どもは大はしゃぎです。どれで遊ぼうか迷っていると、端の方から幅広い世代に愛されるアニメ映画の主題歌が聞こえてきます。音は打見リフトの反対側に設置されている「タンカンカン」から。吊るされた金属製の筒を端から順番に誰かが叩いているのです。リズムよく演奏できたら、森の中から不思議な生き物がやってくるかも♪
「そり遊び」はみんな大好き
「ささやきパイプに」に興味深々。友達の声聞こえた?
「バスケット」なら初めて会う子とも友達になれるかも
「ボルダリング」も傾斜があるからスイスイ登れるよ。上からは階段で降りられるから安心
ここはジョージ村の入り口
使われなくなったブランコやテラスで作られた「ジョージ村」では、カントリー音楽が流れています。人形と並んで写真を撮ったり、ベンチで休憩するのにちょうどいい場所。
山の森には不思議がいっぱいです。「謎解きアドベンチャーラリー」は、森を歩いてさまざまなナゾを解き進むリアルアドベンチャーゲーム。知らないことは、大人の知恵も借りて解明します。パパ・ママよりも、おじいちゃん・おばあちゃんの方が大きな知恵袋を持っていることにびっくりするかも。
参加条件は特にありません。アドベンチャー受付で申し込んで謎解きBOOK(600円/冊・税込み)を受け取ります。遊び方を確認したら探検へ出発です。答えを集めたら、受付で答え合わせをします。素敵な景品がプレゼントされますよ。
オールシーズン楽しめるびわ湖バレイ。ウインターシーズンも無料で遊べるエリア「スノーランド」があります。そり遊びや雪遊びは冬だけの貴重な体験。銀世界が初めての子どもも、スノーランドはロープウェイ山頂駅の目の前なので、リフトに乗る必要がありません。ソリやおもちゃも無料で利用できますよ。
<アスレチック情報>
- スカイウォーカー
参加条件:身長115cm以上(年齢制限なし)
※小学生以下の参加には、20歳以上の保護者の同伴が必要(小学生以下2名までは保護者1名、小学生以下3名は保護者2名)
所要時間:約90分(用具装着・講習約20分/プレイ約70分)
※スタート時間から60分後にラウンド終了の案内をコール、制限時間内は何度でもトライOK
開始時刻:平日:10時、11時、13時、14時 土・日曜 祝日:10時、11時、13時、14時、15時
料金:チャレンジコース 3300円(大人子ども共通・税込)
期間:~2020年11月15日(日)
受付:アクティビティ受付(レイクビュー2F )
申込:予約/あり(公式WEBサイトから)、当日/要問合せ
URL:https://www.biwako-valley.com/sky_walker/ - ジップラインアドベンチャー
参加条件:身長~195cm、体重30~100kg(年齢制限なし)
※体重は自己申告ですが、場合によっては当日計量し、30kg未満はお断り(キャンセル料発生)することがあります。小学生以下の参加には、20歳以上の保護者の同伴が必要(小学生以下2名までは保護者1名、小学生以下3名は保護者2名)
所要時間:約120分(全7コースを回るツアー)
開始時刻:平日:10時、11時、13時30分、14時30分 土・日曜 祝日:10時、10時30分、11時、11時30分、13時30分、14時、14時30分、15時
料金:チャレンジコース 3900円(税込)
期間:~2020年11月15日(日)
受付:アクティビティ受付(レイクビュー2F )
申込:予約/あり(前日15時まで、公式WEBサイトから)、当日/要問合せ
URL:https://www.biwako-valley.com/zip_line/ - 遊びの広場
期間:2020年5月7日~11月1日
時間:ロープウェイ運行時間内
料金:無料 - そり遊び
期間:2020年5月7日~11月1日
時間:10~16時
料金:無料 - なぞ解きアドベンチャーラリー
期間:2020年5月7日~11月1日
時間:10~16時30分(受付15時まで)
料金:なぞ解きBook 1冊(600円)
受付:アクティビティ受付(レイクビュー2F - スノーランド
期間:12月下旬~3月下旬
時間:ロープウェイ運行時間内
料金:無料
料金 | 施設ごとに異なる ※別途、ロープウェイ料金必要 |
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TEL | 077-592-1155 |
設備 | 食事処あり、BBQ場なし、宿泊施設なし |
ペット | 5~10月は可/ドッグラン以外ではリード着用、駐車場内循環バス・ロープウェイ・びわ湖テラスではペットの体全体が隠れるゲージが必要 ※ロープウェイは1号車(赤色)のみ乗車可。大型犬の循環バスの利用不可 |
URL | https://www.biwako-valley.com/ |
山頂のランチは、レストラン?カフェスタンド?ピクニック?
山頂には、レストランやカフェがあります。しっかりと食事をするなら「ダイニングレイクビュー」で。季節の食材を取り入れたお料理が味わえます。
小腹がすいたり、おやつタイムなら、カフェスタンド(スタンドは他にも2カ所)でゲットしましょう。人気のテラスカレーパンは売り切れ注意ですよ。
大自然を堪能するなら、ピクニックがおすすめです。常設のウッドテーブルや芝生広場で、お気に入りの場所を見つけてランチタイム。地面やベンチが湿っていることもあるので、防水タイプのピクニックシートはお忘れなく。また、びわ湖バレイ近隣にはお店が少ないので、子どもの好きなものをランチボックスに詰めたり、途中のコンビニでゲットして持参しましょう。
また、「ダイニングレイクビュー」の2階には授乳室があります。ソファがある個室のイメージなので、必要なものは持参してください。2階・アクティビティ受付でお声がけしてから利用してくださいね。おむつ替えベッドは女性用お手洗いに設置されています。
- ダイニングレイクビュー
場所:The Main(ロープウェイ山頂駅に隣接)
時間:平日:10~16時、土・日曜 祝日と8月:9時30分~16時
期間:通年
※営業期間は変更になる場合あり。「現在の営業状況」をご確認ください - カフェスタンド
場所:The Main(グランドテラス)
時間:10時30分~16時、土・日曜 祝日と8月:10~16時
期間:4月下旬~10月下旬
※営業期間は変更になる場合あり。「現在の営業状況」をご確認ください - ノーステラスカフェスタンド
場所:The Main(ノーステラス)
時間:10~16時、土・日曜 祝日と8月:9時30分~16時
期間:4月下旬~10月下旬
※営業期間は変更になる場合あり。「現在の営業状況」をご確認ください - 360スタンド
場所:Café360
※打見リフトとホーライリフトを乗り継いで行きます(リフトはロープウェイ往復料金に含まれます)
時間:10時~15時30分、平日:10時30分~15時30分
期間:4月下旬~10月下旬
※土・日曜 祝日と8月のみ営業期間は変更になる場合あり。「現在の営業状況」をご確認ください
びわ湖テラスから眺める絶景は忘れられない思い出に
ロープウェイ山頂駅から降りてすぐの場所に、広大なテラス空間が広がる「びわ湖テラス」。びわ湖テラスのシンボル的空間「グランドテラス」と北湖を一望できる「ノーステラス」の2カ所では、爽やかな水盤とウッドデッキが広がり、琵琶湖と溶け合いうっとりする景色を創り上げています。ソファなどでのんびりと絶景を眺めたらリフレッシュすること間違いなし。琵琶湖のように大らかな気分で、明日から過ごしたいですね。
他に、先着有料席「インフィニティラウンジ」も用意されています。
- テラスカフェ
場所:The Main(グランドテラス)
時間:平日:9時40分~16時(15時30分LO)、土・日曜 祝日と8月:9時10分~16時(15時30分LO)、11月9日以降9時40分~15時30分(15時LO)
期間:通年営業
※営業期間は変更になる場合あり。「現在の営業状況」をご確認ください - インフィニティラウンジ
場所:The Main(ノーステラス)
時間:平日:10~16時、土・日曜 祝日と8月:9時30分~16時
期間:4月25日~10月11日
※営業期間は変更になる場合あり。「現在の営業状況」をご確認ください
料金:3000円(ウェルカムドリンク付き・税込)
ウインターシーズンは、ロープウェイ山頂駅に着くと一面の銀世界が広がり、山麓駅とは全く違う表情を見せてくれるびわ湖バレイ。春には斜面に咲き乱れるスイセンや、桜の向こうに琵琶湖が広がる景色も見渡せます。自然の移ろいを感じられるびわ湖バレイはシーズン毎にファミリーで訪れたいリゾート地です。
取材日は山頂が雲に覆われ、約10m先は白い世界!晴れた日とは異なる幻想的な雰囲気にテンションが上がる大人たちも。そんなことにはお構いなく、いろんな遊びにチャレンジしている子どもたちの笑顔がとても印象的でした。
●新型コロナウイルス感染症予防対策として
全スタッフのマスク着用、ロープウェイの乗車定員数の減員や運行・停車時の換気、ロープウェイ・リフトの定期的な消毒、レストラン座席の間引きや換気と消毒の強化、遊具・アクティビティ機材の定期的な消毒、送迎バスの換気、各所への消毒液の設置、そしてレジでは飛沫感染防止シールドが設置されています。ご利用の際にはマスクの着用、手指の消毒などに協力しましょう。
びわ湖バレイ
住所 | 滋賀県大津市木戸1547-1 |
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問合先 | 077-592-1155 |
料金 | 施設により異なる ※別途ロープウェイ料金必要 |
営業時間 | 施設により異なる |
定休日 | 不定休(点検休業・天候による営業変更あり) |
URL |
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。