淡路島にある「淡路ワールドパークONOKORO(オノコロ)」は、世界の有名な建物を縮小して再現したミニチュアワールドや恐竜ワールド、童謡の森など、さまざまな世界に入り込んで楽しめるテーマパークです。赤ちゃんから楽しめる大観覧車やメリーゴーランドなどのアトラクションも充実。園内の見どころやランチ、お土産、子連れファミリー向けの攻略法などをお届けします。
子連れの攻略法・所要時間。気になる料金は?
緑が豊かで通路も広々としている園内
淡路ワールドパークONOKOROは、11.7ヘクタール(阪神甲子園球場約3個分)という広さ。世界の有名な建造物がミニチュアで再現されていたり、童話の世界が再現されていたり、古代文明の彫刻や遺跡が展示されていたり、ダイナミックなジップラインもあれば赤ちゃんから体験できる乗り物もあります。子どもの年齢に応じていろいろな楽しみ方ができる施設です。
園内を見て回るだけで約1時間。目安の所要時間は、たとえば2歳以下の小さな子ども連れなら、大観覧車、ファンタジートレイン、メリーゴーランドなど親子で乗れるアトラクションを楽しみ、世界の童話の1シーンを再現した「童謡の森」を回って約2時間。3歳以上だと、楽しめるアトラクションも増えるのでさらに時間は必要でしょう。
ジップラインアドベンチャーを利用できる年齢になると、お昼を挟んで5~6時間程度は必要になります。ジップラインアドベンチャーは、10時~、11時~、15時~と1日3便あって、電話かインターネットでの予約制。予約時間以外を、他のアトラクションや体験に使うというスケジュールを組むといいでしょう(ジップライン利用条件:身長120㎝以上、体重25~100㎏、小学生以下は要付添)。
3歳以上からは有料で楽しめるアトラクションも多いので、のりものフリーパスを購入するとお得です。
- 入園料金:大人(中学生以上)1400円、子ども(3歳~小学生)700円、2歳以下の子どもは無料
- のりものフリーパス:3000円(3歳以上)
恐竜ワールドにはフォトスポットがたくさん
入口には巨大ゴリラも!
入口を入ったところにある恐竜ワールドでは迫力ある恐竜たちがお出迎え。フォトスポットとしてもおすすめなので、お気に入りのポーズで決めてみましょう。また、園内にはいろんな恐竜が点在しているので、楽しみにしながら廻ってみてくださいね。
ビルの壁を突き破って出てきた巨大ゴリラの手も迫力あるオブジェです。手の中に入って「キャー」と叫ぶ子どもをパシャリ!巨大ゴリラにわしづかみにされる瞬間を逃さず撮影しましょう。
迫力のティラノサウルス
エントランス近くでは、動いて吠える「ティラノサウルス」のリアルな動きにドキドキしたり、タマゴのなかから飛び出した赤ちゃん恐竜のお出迎えにほっとしたりと、これからどんな恐竜に会えるのかテンションが上がります。
恐竜の口の中に入って記念撮影もできるよ
「大きな口を開けた恐竜」の口のなかには、大人が3~4人入ることができます。恐怖におののく表情を作ってみたり、近くにある恐竜のタマゴのなかから顔を出したりして、記念撮影を楽しみましょう。
芝生広場の一角にも恐竜が
動くティラノサウルスの背後にある芝生広場の一角にも2体の恐竜が。左の恐竜、ティラノサウルスは、大きな口を開けて「ガオー」と叫んでいるようです。右にいるのはトリケラトプス。特徴ある3本の角で今にもこちらへ突進してきそうです。
首長竜もいるよ!
エントランス付近にあるゲームコーナーとBBQのテントハウスの間には、首長竜もいます。実は、もう一体、首長竜がいるんですよ。どこにいるか園内を探してみましょうね。
春休みや夏休みなどのイベント「恐竜まつり」では、リモコンで動く恐竜や、恐竜の着ぐるみが園内に現れることもあります。ウロウロと園内を動く姿を見かけたら、そっと近づいてみましょう。イベント情報は公式サイトでチェックしておきましょう。
ジップラインアドベンチャーにチャレンジ!
ジップラインアドベンチャーは、子どもから大人まで楽しめる新感覚のアトラクションです。クライミングの技術と道具を使うのがポイントで、ワイヤーロープと滑車を使って、空中を一気に滑走するのでスリル満点。参加条件は、身長120㎝以上、体重25~100㎏、小学生以下は要付添となっています。
アドベンチャーのスタート地点はココ!
淡路ワールドパークONOKOROでのジップラインアドベンチャーは、10~15人のパーティーで、装備装着、説明、練習を経て、全4コースを回るツアーです。所要時間は、パーティーの人数、天候、混雑状況等によって変わりますが、約60~120分。すべての行程にガイドが同行し安全をサポートしてくれます。
④ヤシの木コース
■4コースのツアー内容(①→④の順で体験、合計362m)
- わくわくコース(全長89m)で、まずは足慣らし。
- シーサイドコース(全長110m)は、4コースのなかで、最長の110m! 淡路島の海がきらめく壮大なロングランを楽しめます。
- マウンテンコース(全長82m)は、ミニチュアワールドと大阪湾を一望する全長82mのコースです。
- ヤシの木コース(全長81m)は、ヤシの木の間をすり抜けるスリル満点のコースです。
- 申込み:電話かインターネットで事前予約が必要
- 料金:大人も子どもも関係なく1人2500円(現金のみの対応)
ミニチュアワールドで世界旅行
タージ・マハル(インド)
園の一番東側、観覧車のさらに奥にある「ミニチュアワールド」では、世界の有名な建造物を1/25スケールで再現。バッキンガム宮殿(イギリス)やコロッセオ(イタリア)、万里の長城(中国)など、超メジャーな18の建造物が大集合しています。
ピサの斜塔(イタリア)
柵がある16の建物はふれることはできませんが、「ピサの斜塔」と「エトワール凱旋門」の2基は、柵が設けられていないので、写真を撮ることができます。
エトワール凱旋門(フランス)
ピサの斜塔を支えてみたり凱旋門から顔を出したり…。ガリバーの気分になって、楽しい撮影タイムを過ごせます。
「童話の森」で物語の世界を楽しもう
「童話の森」の出入口
童話で世界旅行が楽しめる「童話の森」。「はだかの王様」や「3匹のこぶた」「西遊記」など、8つの童話のそれぞれ1シーンが再現されています。
3匹のこぶたの1シーン
各コーナーには、物語について説明する看板もあるので、親子でたどってみるとより楽しめます。
樹木図鑑を持って森探検
少し大きな子どもたちにおすすめは、「童話の森の樹木図鑑」を見ながら森を探検すること。童話の主人公をめぐり、森のなかを進んでいくと、物語にまつわるいろいろな植物に出会えます。例えば、「ジャックと豆の木」のブースには、「タンキリマメ」という豆の木や、「ノウゼンカズラ」という中国原産のツル性の樹木が植えられています。随所に看板もあるので、楽しく森の中を探検してみましょう。この図鑑は、エントランスの横のインフォメーションでゲットできます。
芝すべりや大観覧車などアトラクションも豊富
通路が広くて巡りやすい園内はベビーカーも楽々です
広い園内には、20余りのアトラクションも!家族で楽しめるものをいくつか紹介しましょう。
■芝すべり
芝すべり【要付添】小学生未満【料金】400円
一度滑ると何度も繰り返したくなる「芝すべり」は、専用のソリに乗って、芝生を滑り降りる爽快なアトラクション。下まで滑りきったら、ソリをもって階段で上がりましょう。小学生以上は1人乗りでも大丈夫。制限時間は15分間です。のりものフリーパスOK。
■宝石さがし
宝石さがし【要付添】3歳以下【料金】500円
小さな子どもたちに人気の「宝石さがし」は、水槽の中の砂を掘り起こして、キラキラ光るきれいな宝石をゲットします。10分間でどれだけの宝石が見つけられるかな。冬は寒いので水は抜いています。現金のみの対応です。
砂のなかにはお宝がいっぱい
見つけた宝石は、そのまま持って帰ってもOKですが、体験教室に持っていくと、その宝石で世界に1つだけの「ネックレス」や「ストラップ」「キーホルダー」が作れます。(別料金)
■大観覧車ONOKORO
大観覧車ONOKORO【要付添】5歳未満【料金】500円
ライド型アトラクションの筆頭は、何といっても、園のシンボルともいえる「大観覧車ONOKORO」です。高さ60mで1周約15分間の空中散歩を楽しむことができます。
園内が一望できる
園内はもちろん、大阪湾まで一望でき、天気のいい日には関西国際空港まで見渡すことができます。離発着する飛行機まで見えることもあるんですよ。のりものフリーパスOK(定員5名)。
■ワールドクルーズ
ワールドクルーズ【要付添】5歳未満【料金】400円
「ワールドクルーズ」では、丸いゴンドラに乗って、バリやエジプト、オランダの町並みなど、7つのミニチュア世界を見ながら優雅にクルーズしましょう。ゆっくりと回りながら進む約7分間の旅でミニチュア世界を楽しめます。のりものフリーパスOK(定員4名)。
■メリーゴーランド
メリーゴーランド【要付添】5歳未満【料金】400円
「メリーゴーランド」は、子どもたちが大好きな乗り物。昔から愛されている乗り物ということもあって、おじいちゃんやおばあちゃんも「なつかしい」と一緒に乗ることが多いそう。いろいろな表情をしたお馬さんに乗ってメルヘン気分を味わいましょう。ゴンドラで親子一緒に楽しむのもいいですね。のりものフリーパスOK。
■3階建て立体迷路
3階建て立体迷路【要付添】小学生未満【料金】500円
一番人気は「3階建て立体迷路」です。迷路に仕掛けられた謎が解けるかな。隠し扉などのからくりもあり、途中でギブアップする人も。家族でチャレンジしてみましょう。のりものフリーパスOK。
雨の日OKのアトラクションやスポットもチェック
園内には雨でも大丈夫な室内型アトラクションや見どころがまだまだあります。
■雪女~マイナス20℃の世界~
雪女~マイナス20℃の世界~【要付添】5歳未満【料金】400円
マイナス20℃の世界が体感できる「雪女~マイナス20℃の世界~」。雪女に出会えるかな。フリーパスOK。
また、屋外のアトラクションでも「メリーゴーランド」やコーヒーカップが回る「フレンチカフェ」などは屋根があるので、少しぐらいの雨の日なら楽しめます。
■おのころ館
おのころ館
「童話の森」出入口からすぐの「おのころ館」にも、お楽しみがいっぱい。ここも、雨が降っても楽しめるメニューがいろいろあります。
■大型電動ジオラマ
大型鉄道ジオラマ
少しトーンダウンされたお部屋の中に、ドイツ製の本格ジオラマがあります。縦4.5m、横14.25m、4車線レールの全長が98.5mという規模に圧倒されます。
作業が細かい列車のボディにも注目
ドイツ、スイス、アメリカの鉄道や建物をリアルに再現。鉄道好きの子どもたちはもちろん、大人にも人気です。
1プレイ3分間200円ですっかり運転手気分に
実際にマスコントローラーで列車の操作ができるので、運転手気分を味わえます。
■お魚ハ―バリウム
お魚ハーバリウム
大型鉄道ジオラマの前にある部屋は「おのころ体験教室」。レジンアクセサリー、ガラスや陶器の絵付けなど、いろいろなクラフト体験ができます。
「お魚ハーバリウム」は、イルカやクマノミがゆらゆらゆれて泳ぐ小さな水族館を作ります。宝石さがしのアトラクションでゲットした宝石を入れることもできますよ。
- 所要時間:約30分
- 料金:2000円~(材料費込み)
■ぷるるんキャンドル
ぷるるんキャンドル
ぷるぷるとしたかわいいキャンドルが作れる「ぷるるんキャンドル」。ガラス細工やビーズ、カラーサンドなどを使って、自分だけの作品を作ってみましょう。宝石さがしのアトラクションでゲットした宝石を入れれば、いっそう旅のいい思い出になりますね。
- 所要時間:約30分(お預かり1時間)
- 料金:1200円~、ガラス細工1個350円~(材料費込み)
赤ちゃん設備も充実でうれしい!
おのころ館の授乳室は2ブース
赤ちゃん用の設備も充実しています。授乳室は、園内4か所にあります。おのころ館のジオラマの部屋の隣にはオムツ交換ベッドに授乳室が2ブース用意されています。
レストコーナーにも2部屋の授乳室があります
エントランス左手のレストコーナーをはじめ、海の見えるレストラン、お土産店にも授乳室があります。
また、インフォメーションに申し出ると、70~90℃の希望の温度のお湯を提供してくれるので安心です。ベビーカーの貸出も同じく、インフォメーションへ(1台300円)。
ランチは海が見えるレストランで
海の見えるレストラン
エントランスから、左手の道を進んで一番奥の海沿いに「海の見えるレストラン」があります。ここでは地元の新鮮な農水産品を使った淡路島グルメを堪能できます。
生しらす丼1100円
魚メニューの一番人気は、「生しらす」と「釜揚げしらす」の両方楽しめる「生しらす丼」です(7~11月までの季節限定)。他にも、淡路牛と国産豚のパティ、フレッシュな淡路産野菜をふんだんに使った「おのころバーガー」(1100円)、淡路牛を使った贅沢な焼肉丼「淡路牛焼肉丼」(1450円)など、多彩な島グルメが魅力です。
お子様うどん650円
子どもに人気は、うどんが付いたお子様ランチ「お子様うどん」。うどんだしは自家製で無添加です。自家製のエビフライをトッピングした「お子様ランチ」(700円)もあります。
屋根のある休憩スペース
お弁当の持ち込みは、自宅の手作りお弁当のみOKです。屋根のある休憩コーナーや、ベンチ、芝生の上にピクニックシートを敷いてお弁当を広げるのも楽しいですね。
エントランス左手のレストコーナー
エントランス左手のレストコーナーには、テーブルセットもあって、自由に使ってもいいスペースです。
お土産は淡路ならではのグルメで決まり!
淡路ええもん本舗
お土産は、「淡路ええもん本舗」で買って帰りましょう。このショップの出口が、そのままこのパークの出口になっています。パークでしっかり遊んで、帰りにお土産を買って、そのままスムーズにパーキングへと行けるわけです。
たまねぎスープ各種550円~
お店で一番人気は、たまねぎスープです。プレーンをはじめ、カレー味、ポタージュ、はるさめ入りなどがあります。
淡路たまねぎドレッシング各種(200ml)各570円
2番目に人気なのが、淡路たまねぎドレッシング。これらはオリジナル商品で、島内では、こちらと淡路ハイウェイオアシスのみで購入可能です。
向かいの「産直市場おのころ畑」では、淡路島の新鮮な野菜やくだものが勢ぞろい。こちらでもお土産をチョイスしてみてください。
高速バスなどアクセスは?
エントランス
淡路ワールドパークONOKOROまで公共の交通機関を利用する場合は、洲本高速バスセンター行の高速バスを利用し、神姫バス三ノ宮バスターミナルから70分、またはJR舞子駅高速舞子バス停から約45分、ワールドパークおのころ下車すぐです。
このルートを利用する場合、神姫バス 神戸三ノ宮窓口で販売している高速バス往復券付き入園セット券がお得で、大人3400円、子ども1700円です。
淡路ワールドパークONOKORO入園セット券
そのほか、JR大阪駅・阪急梅田駅より、高速バスで約1時間45分の津名港ターミナルへ、四国方面からだとJR徳島駅より高速バスで約1時間20分の津名港ターミナルへ、路線バス4番乗り場から洲本方面行きで約7分というアクセスです。車を利用する場合は、神戸淡路鳴門自動車道津名一宮ICから、国道28号を経由して約15分です。乗用車1000台、大型バス20台がとめられる無料駐車場が利用できます。
赤ちゃんから大人まで楽しめる「淡路ワールドパーク ONOKORO」。多彩なアトラクション、いろいろな形での世界旅行、淡路グルメ、体験教室、注目のフォトスポット…とことん遊べる楽しい施設です。淡路島には、他にも家族で遊べる楽しい施設がたくさんあるので、宿泊も視野に入れて、ゆっくり巡るのもいいですね。
淡路ワールドパークONOKORO
住所 | 兵庫県淡路市塩田新島8-5 |
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問合先 | 0799-62-1192 |
料金 | 大人(中学生以上)1400円、子ども(3歳~小学生)700円、2歳以下無料 ※アトラクション別途 |
開園時間 | 10時~17時30分(土・日曜、祝日は9時30分~、10~2月は~17時)、※夏休み期間は9時30~18時 |
休園日 | 不定休 ※詳細はHP参照 |
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