ポルトヨーロッパのおすすめアトラクションは？冬はイルミネーションも子連れに人気

和歌山市南部の和歌山マリーナシティにある「ポルトヨーロッパ」は、周りを海に囲まれた、潮風が心地よいテーマパークです。遊園地ゾーンには、子どもも大人も大満足のアトラクションが全部で約20種類。中世の地中海の港街をモチーフにした街並みは、ヨーロッパを旅行している気分でフォトスポットが目白押しです。冬は人気のイルミネーション「本当のクリスマスに出会える場所　フェスタ・ルーチェ」（以下、フェスタ・ルーチェ）も開催。ゲートをくぐれば夢のような時間が過ぎてゆくポルトヨーロッパを、周辺施設と共にご紹介しましょう。

» 関西のイルミネーション

和歌山マリーナシティにあるポルトヨーロッパって？

ポルトヨーロッパがあるのは「和歌山マリーナシティ」というリゾートアイランドの中。1994年に開催された「JAPAN EXPO 世界リゾート博」に合わせて和歌山マリーナシティはオープンしました。2本の橋で繋がった人工島の広さは65ヘクタール、東京ドーム約14個分の広さです。遊園地ゾーンがあるポルトヨーロッパを中心に、黒潮市場や温泉、リゾートホテル、海釣り公園など、ファミリーで楽しめる施設が盛りだくさん。ポルトヨーロッパは入園無料！アトラクションを楽しんで、隣の市場でランチ、戻ってヨーロッパの街並み散歩…など、たっぷり遊べるから、小さな子ども連れも大満足。宿泊すれば、リゾートアイランドを丸ごと楽しめます。

幼児もOK！子どもにおすすめのアトラクション

ウォーターショット

ウォーターショット

3歳未満の子どもも楽しめるアトラクションが複数ある「パークパシフィーク（遊園地ゾーン）」は、東側エントランスから入場してすぐ左に広がるエリアです。
エリアに入って左手にある「ウォーターショット」は、子どもたちに人気のアトラクション。ゆっくりと動くカラフルなジープから、動物をめがけて水鉄砲を発射します。一度水鉄砲を発射すると、どの子もその手は止まらないほど夢中に。

• 料金：300円
• 利用制限：小学生未満は保護者同伴

アニマルハッピースカイ

アニマルハッピースカイ

ウォーターショットから運河の方に目をやると、のんびり空中散歩を楽しめる「アニマルハッピースカイ」があります。ほど良い高さの空中散歩は、高所恐怖症のパパやママでも大丈夫。正面を向いて座り、ゆっくり周るので写真も撮影しやすいです。

• 料金：400円
• 利用制限：小学生未満は保護者同伴

パインスター

パインスター

4歳以上の子どもならウォーターショットのすぐ側にある「パインスター」を楽しんでみて。木々の間を駆け抜けるトロピカルコースターは、スタートすると同じコースを一気に2周します。大人も十分楽しめますよ。

• 料金：600円
• 利用制限：小学生以上　※4歳以上は保護者同伴で利用可

「脱出！魔王の迷宮」（600円）

東側エントランスと駐車場の間にも3つの迷路とアスレチックがあり、それぞれ所要時間は20分ほどと挑戦しがいのあるものばかり。「脱出！魔王の迷宮」と「恐竜冒険島」は自立歩行できる子どもなら保護者同伴で利用できますが、「Shinobi めざせ忍者マスター」と「アスレチックフィールド」は4歳以上で利用可能。子どもが興味のあるテーマを選んでチャレンジしてみましょう。

雨の日はアドベンチャーキッズランドで遊ぼう

パークパシフィークから運河にかかる橋を渡ると、そこはヨーロッパの街並み。噴水広場の前にある建物は、「アドベンチャーキッズランド」（以下、キッズランド）の入口です。

遊び方の説明や集計ができ、スタンプも押せるアドベンチャーブック

受付で「アドベンチャーブック」（以下、ブック）をもらったら、2階へ進みます。「ゲーム体感アトラクションHADO」「VRアトラクションNINJA」コーナーを過ぎると、親子で遊べるキッズランドへ到着です。キッズランドで遊べるのは、冒険ジャングルエリア（7種類）、冒険サバンナエリア（10種類）、巨大ボールプールエリア。それぞれ、ほんの一部をご紹介しましょう。

冒険ジャングルエリアの「ジャングル脱出カーリング」は、ジャングルの動物たちが底なし沼を自動車で脱出するゲームです。自動車が止まった上に表示された点数をブックに書き込もう！

冒険サバンナエリアの「サバンナDASH！」は、制限時間内に足踏みが何回できるかチャレンジします。子どもは運動不足のパパやママに勝つチャンス！何回できたかブックに書き込んでね。

みんなが大好きな巨大ボールプールエリアには、「シューティングボール」「すべり台」など楽しい仕掛けがいっぱいです。1回20分で、おともだちと交代しましょう。

全てのチャレンジが終わったら、記録したブックを持って、スタンプコーナーへ。どのスタンプが押せるかドキドキ。ブックは記念に持ち帰ってね。

■アドベンチャーキッズランド

• 料金：600円
• 利用制限：なし

チケットはスタンダードパスがお得？

スタンダードパスは手首にしっかりと取り付けます

約20種類のアトラクションに対応するフリーパスの「スタンダードパス」。4歳以上の子どもならこちらがおすすめです。小学生未満は保護者同伴が必要なアトラクションが多いので、パパかママもスタンダードパスを購入しておくとよいでしょう。スタンダードパスは、個人専用（ロックすると外せません）なので、パパとママが交互に同伴する場合は、「アトラクション綴り券」を利用するのが良いかもしれませんね。

エントランスの側にある身長測定版

身長制限があるアトラクションはエントランスを入ってすぐの場所にある身長測定版でチェックしておきましょう。
また、他の施設と併せて利用できるプランなども用意されています。予定が決まったら公式サイトのチケットページをチェックしておくとよいでしょう。

チケット料金

• スタンダードパス料金：大人（中学生以上）3800円、子ども（3歳以上）3200円
• アトラクション綴り券料金：1200円（100円券×13枚綴り）　など

フォトスポットや無料で楽しめる遊具も

どこを切り取っても絵になるポルトヨーロッパの街並みは、フォトスポットがいっぱい。園内には「Photo Spot」と表示された固定スタンドがあります。こちらにカメラやスマートフォンを置くと、素敵な写真が撮れるという嬉しい配慮。

土・日曜、祝日限定で、コミカルパフォーマンスショーが開催されています（雨天中止）。噴水広場などで1日3回、無料で楽しませてくれます。
夏休みなどの特別期間の開催もあるので、公式サイトのイベントページもチェックしてみましょう。

パークパシフィークには、お兄ちゃんやお姉ちゃんがアトラクションを楽しんでいる間、よちよち歩きの子どもたちも遊べる無料遊具も用意されています。

ランチは黒潮市場で！マグロ解体ショーも必見

食事の持込みはできませんが、ここでは選べるグルメが盛りだくさんです。
西側エントランスを出て目の前にあるマグロのテーマパーク「黒潮市場」へ。大きなマグロのオブジェに圧倒されながら入口を入ると…特大のまな板には大きな生マグロが！

ここでは、毎日12時30分から、生マグロの解体ショーが行われています。スタッフの包丁さばきは大迫力。見事にさばかれた生マグロは、フードコートですぐに丼やお寿司で味わえます。ブロックで買うのを目当てに訪れる人も多いほど。生マグロの水揚げが日本一の和歌山県ならではです。

黒潮市場の西側にあるバーベキューテラス「海床」では、手ぶらで浜焼きバーベキューが楽しめます。屋根付きだから雨でもOK。1200席もあるので、ゆったりとバーベキューを堪能できます。

写真はイメージ

バーベキューコートの使用料は無料なのも嬉しいポイント。食材の持込みはできませんが、黒潮市場内にあるバーベキューの食材コーナー「鶴亀商店街」には、魚介類から野菜、肉まで約70種類用意されています。子どもたちの好きなもの、見つけられるかな。

写真はイメージ

黒潮市場2階にある「ゴンドワナ」は、子どもたちの大好きなバイキングレストラン。約50種類ある豊富なメニューは、和・洋・中が揃っています。
※団体客が入った場合などは利用できないことがあります。事前に公式サイトのご確認を。

■黒潮市場

冬の人気イルミネーション「フェスタ・ルーチェ」

2017年からポルトヨーロッパで開催されている冬のイベント「フェスタ・ルーチェ」。5年目となる2021年のテーマは「スイスなフェスティバル」。クリスマスのワクワク感や楽しい気分を、イルミネーション・ライティングで表現しています。毎年グレードアップするイベントは、年齢を問わず誰をも魅了します。

入口は西側エントランスのみ。建物の向こうからは楽しそうな音楽が聞こえてきます。数あるイルミネーション・ライティングの中から、子どもが楽しめるものを中心にご紹介しましょう。

Flower Shower Carpet（フラワーシャワーカーペット）

噴水広場からお城に向かって坂道を登っていきましょう。足元の石畳にはプロジェクションマッピング「フラワーシャワーカーペット」による雪の結晶が散りばめられています。美しい雪の結晶ですが、よけずに踏んでみてください！何が起きるかな。

The Singing Christmas tree（シンギングクリスマスツリー）

お城のそばまで登って来ると、壁にはプロジェクションマッピング「シンギングクリスマスツリー」が映し出され、素敵なクリスマスソングが流れています。シンギングクリスマスツリーに映し出される聖歌隊のさまざまな顔。その中に、あなたの顔も映し出すことができます。その仕掛けは…。

Kaleidoscope HOLO（カレイドスコープホロ）

お城の壁から右側の路地裏へと進みましょう。その先のパティオでは万華鏡のように変化する光やネオンのような灯りが現れ、その場に釘付けに。

パティオから階段を下りて噴水広場へ向かうと、かわいいクリスマスグッズがずらりと並ぶクリスマスマーケットがオープンしています（～12月26日）。クリスマス気分を味わいにぜひ立ち寄ってみてくださいね。

Lighting Tap Dance（光のタップダンス）

パークパシフィークで、昼間は気付かなかった“まあるいプラットフォーム”が、日が沈むと色鮮やかに変身していました。タップすると更に色が変わるユニークな仕掛けです。子どもが次々とタップしている姿は、まるでダンスをしているようです。

もっともっとイルミネーション・ライティングを紹介したいのですが、お楽しみはフェスタ・ルーチェで！

■フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ

お土産に和歌山グルメやスイーツを

お土産に、和歌山の名物で食通を唸らせる「灰干さんま」（2尾690円～）はいかがでしょう。灰干乾燥は、魚の身を酸化させず新鮮さを保ちながら干物にします。無添加で旨みを凝縮した灰干さんまは伝統とこだわりの逸品です（黒潮市場内で販売）。

スイーツ好きには、和歌山マリーナシティ限定の「紀の国ロール」（1500円）を。高級和三盆を使用したやさしい味のロールケーキはみんな大好きです。黒潮市場の隣「紀ノ国フルーツ村」で購入できます。

冷蔵・冷凍商品のお土産や荷物が多くなったら、黒潮市場内の宅配便取扱カウンターを利用すると便利です。

赤ちゃん向けのサービスも充実

アドベンチャーキッズランド内にあるMama’sルーム

ポルトヨーロッパには東西2カ所のエントランス近くにインフォメーションがあり、ベビーカーを借りることが出来ます（有料、1000円先払いで返却時500円の返金）。
アドベンチャーキッズランドの冒険サバンナエリアには、授乳室とオムツ交換ができる「Mama’sルーム」があり、受付で伝えればミルク用のお湯を用意してもらえます。隣には、小さな子どもが靴を脱いでのんびり遊べる「お遊び広場＆プラレールコーナー」があるので、きょうだいがいる場合もゆっくり授乳できます

内側から鍵をかけることができるパークパシフィークの授乳室

パークパシフィークの中央にある建物や、黒潮市場にも授乳室は用意されています。
また、ポルトヨーロッパではすべてのトイレ（男女）内にオムツ交換シートがあるので、パパも気軽に利用できます。

ホテルに宿泊して早朝から釣りを体験

ポルトヨーロッパ東側エントランスから歩いてすぐの場所にある「和歌山マリーナシティホテル」は、全室オーシャンビューのリゾートホテル。イタリア製の調度品が備わった客室では、ヨーロッパ気分が続きます。天気の良い日には、窓から見える大きな海に沈む夕日を家族で楽しみましょう。
ホテル内には、本格的なイタリアンレストランに日本料理、カフェ＆ベーカリーがあり、好みの料理を楽しみながら優雅な時間を過ごせます。

■和歌山マリーナシティホテル

釣り公園

ポルトヨーロッパ東側エントランスから歩くこと5分ほどの場所にある「和歌山マリーナシティ海釣り公園」。釣り初心者におすすめの釣り公園は、全長570mの防波堤を利用した釣護岸で、朝7時から手ぶらで釣りができます。レンタルの竿にはサビキ仕掛けがついていてすぐに釣ることができ、ライフジャケットレンタル（幼児・小学生は着用義務）があるので子どもも安心です。
ここで釣った魚は、こちらでも黒潮市場でも有料で料理が可能。手ぶらできても持ち帰りも簡単です。

日本一の大きさの海洋釣り堀

足場がコンクリートで小さな子どもも安心な「海洋釣り堀」は、全長440m、水深6m、収容人数116人と日本一の大きさ。上・中級者におすすめですが、初めての方でもスタッフが丁寧に教えてくれるのでチャレンジしてみても。万が一釣れなかった場合は、お土産マダイ1匹という嬉しいサービスがあります。

レンタル用の竿がズラリと並ぶ

■和歌山マリーナシティ海釣り公園・海洋釣り堀

アクセスは？電車・バス利用も便利

【電車・バスを利用】

JR海南駅（特急・快速停車）から和歌山バスマリーナシティ行きで約15分、バス停マリーナシティ下車徒歩すぐ（西側エントランス）。南海和歌山市駅から和歌山バスマリーナシティ行きで約40分、バス停マリーナシティ下車徒歩すぐ（西側エントランス）。

東側エントランス前の駐車場

【車利用】

阪和自動車道　海南ICから国道42号経由約5km（約10分）
駐車場：有料駐車場（和歌山マリーナシティ第1・第2、東側エントランス）3500台、1500円（終日）

ポルトヨーロッパでは、夏場や特定期間の夜になると花火が上がるなど、1年中楽しめる仕掛けがいっぱいです。まるでヨーロッパ旅行をしてきたかのような記念写真を見て、帰ってからも家族で楽しい余韻に浸れることでしょう。

■ポルトヨーロッパ

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