島田電機製作所(東京都八王子市)の工場内にオープンした「OSEBA」を子どもと体験してきました! “押す”をテーマにした遊び空間では1000を超えるボタンが押し放題。面白い仕掛けやクイズで、モノづくりについて学べるエリアもあります。ガチャコーナーや売店のオリジナルグッズなどもチェック!
発端は「日本一予約の取れない工場見学」
今回特別に案内してくれた社員の足達渚紗おねえさん
昭和8年(1933)年の創業以来、世界中のエレベーターのボタンや表示器を作ってきたモノづくり企業、島田電機製作所。八王子市にある工場内に2024年7月1日、世界初の“押す”をテーマにした遊び空間「OSEBA」をオープンしました。
もともと工場見学を行っていた島田電機製作所ですが、社員1人が1グループにつきっきりのスタイルだったこともあり受け入れ人数が限られ、「日本一予約の取れない工場見学」として紹介されるまでに。そこで、「もっと多くの人に自由に楽しんでもらって、エレベーターやボタンの魅力を知ってほしい!」との思いで完成したのが、この「OSEBA」です!
所要時間の目安は1時間!対象年齢は0歳から!?
完全予約制で入場の時間帯は1時間ごと、1日6回に分けられています。見学時間に制限はないですが、所要時間の目安はだいたい1時間前後です。たくさんのボタンは押したら光ったり、音が鳴ったり、おもしろい仕掛けが盛りだくさんで、赤ちゃんでも押しまくって楽しめそう。3歳ぐらいから小学生ぐらいまではモノづくりについて学べるクイズコーナーや、ボタン早押しゲームなどにチャレンジして、ボタンの世界にどハマリすること間違いなしです。さらにエレベーターの進化の歴史や、モノづくりの技術革新についての展示もあるので、大人も十分に楽しめます。
入場前にも仕掛けがいっぱい!
「OSEBA」は工場内にあります。お客様用の駐車場も7台用意されています。
まずは正面入口にある、丸くて黄色い看板を探しましょう。中をのぞくと、右の建物にも黄色い看板が見えますよ。
近づくと、正門側の扉の横にある黄色い看板には内線番号が。扉は通常は閉まっているので、受話器を取って予約・来訪の旨を伝えて開けてもらいましょう。
玄関を入るとすぐに、島田電機製作所のマスコットキャラクターのボタンちゃんがお出迎え。特技は“社員のやる気ボタンを押すこと”だそう!
「OSEBA」がある3階までは、階段で上がります。階段に書かれているコメントもエレベーターと関連させて、少しクスっとするものばかり。1段登るごとにウキウキ、期待が高まります。ベビーカーや車イスの場合は、もちろんエレベーターも用意されているので安心してくださいね。
大きなボタンを押してついに到着! ここで渚紗おねえさんとご対面です!
まずはエレベーターを模したミラールームから
「OSEBA」の入口はやっぱりエレベーター!? おねえさんに促されて押してみると・・・。
エレベーターではありませんでした!一体どうなっているのか、答えは実際に訪れて確認してみてくださいね。さぁ、“ボタンを押せば 何かがはじまる”世界へ突入です!
最初の部屋は鏡と光を使ったさまざまな演出が楽しめるミラールーム、「無限エレベーターBOX」です。
たくさんのボタンが流れたり、エレベーターが上ったり下りたりしている感覚が味わえたり、不思議な体験ができるデジタルアート空間。
さて、出口はどこでしょう?探してみましょう!
「あそぶ」エリアでボタンを押しまくれ!
無事、「無限エレベーターBOX」を脱出できたら、広い「OSEBA」のメインルームに到着です。メインルームは「まなぶ」エリアと「あそぶ」エリアに分かれていて、それぞれ楽しめる仕掛けがいっぱい!まずは「あそぶ」エリアから見ていきましょう。
押し放題の「1000のボタン」
「1000のボタン」では、実際に世界中のエレベーターで使われている約600個を含む、1048個のボタンを思う存分押しまくれます。
形が大きかったり小さかったり、出っ張っていたりキラキラしていたり、色もデザインも演出もさまざま。光ったり音が鳴ったり、ボタンひとつひとつを押して楽しめば、お気に入りがきっと見つかります。
高いところのボタンは大人が抱っこして押させてあげましょう。今回は特別に、渚紗おねえさんが抱っこしてくれました!
「333ハートビートボタン」にチャレンジ
続いて、「333ハートビートボタン」は、30秒間ひたすらボタンを押しまくるチャレンジゲーム。まず大きなハートのスタートボタンを押して、カウントダウンとともにがんばって押しまくりましょう。終わったら結果発表で、押せた数が出るので記念撮影! 島田電機製作所の公式XやInstagramに投稿すれば、オリジナルのステッカーももらえますよ。
「ボタンデザイン研究室」でアイデアを書こう
「ボタンデザイン研究室」では、作ってみたいボタンを考えて、実際に書いてみて貼り付けましょう。ほかのお友達が考えたボタンを見てみるのも、アイデア満載で楽しいです。
クレーンゲームやガチャコーナーも
みんな大好きクレーンゲームとガチャコーナー。ボタンをデザインしたキーホルダーや、キャラクターのボタンちゃんのキーホルダー、ピンバッチなど、かわいいアイテムがゲットできます。
ガチャコーナーには「絶対に!押すな」のボタンが人気のガチャをはじめ、ここでしか手に入らない限定アイテムもあるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
モノづくりについて学べる「まなぶ」エリア
エレベーターやモノづくりについて学べる「まなぶ」エリアは、クイズ形式だったり実際にボタンに使われる素材に触れられたり、子どもも楽しめる工夫がたくさんある小さな博物館。エレベーターと島田電機製作所の歴史を紹介している「島田100年ヒストリー」は、エレベーターのボタンを押したらパネルが光る仕掛け付きです。
上が島田電機製作所の製品がどうやって生み出されているのかを、実際に使う用具なども交えながら分かりやすく紹介した、「クラフトマンウォール」。下はそれぞれの工程にちなんだクイズにチャレンジできる、「モノづくりクイズ」です。
「クラフトマンウォール」も「モノづくりクイズ」も、触ったり押したりできる仕掛けがたくさん!遊びながら楽しく学べます。
「エレベーター製品紹介」コーナーでは、場所や用途に合わせたデザインのボタンや表示機が勢ぞろい。製作時の設計やデザインの工夫を知ることができますよ。
キーホルダーなどオリジナルグッズをお土産に
入場受付も兼ねた売店では、「OSEBA」のオリジナルグッズが購入できます。
キーホルダーは各1000円、エレベーターボタンあめは16個入り1000円、7個入りは500円、ミネラルウォーター「やるき水」は150円です。
休憩スペースやおむつ交換台付きトイレも
売店の裏側は休憩スペースになっていて、疲れたら休むことができますよ。飲み物はOKですが食事は取れないので注意しましょう。
休憩スペースは1階の玄関を入ってすぐにもあります。こちらはソファもあって、予約時間までの時間調整や、おもいっきり遊んだ後のひと休みにぴったり。
トイレも広くてきれい! おむつ交換台もあって赤ちゃん連れのパパママにもうれしいですね。
公式の予約ページを早めにチェックしよう
子どもも大人も楽しく遊んで学べるファミリー注目の施設の登場に、予約開始直後からかなりの予約が入っているそう。7月1日現在は、公式の予約ページから7~9月の予約を受け付け中。予約可能な日は予約カレンダーを確認しましょう。
将来的に、工場見学とOSEBAの両方を楽しめるコース「モノづくり見学会(アテンド見学)も開始される予定だそうです。お楽しみにしてください。
渚紗おねえさん、ありがとうございました!
OSEBA
おせば
住所 | 東京都八王子市大和田町3-11-1 |
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問合先 | 042-656-1401(島田電機製作所) |
料金 | 入館大人(中学生以上)1000円、子ども(小学生以下)500円 ※電子決済、クレジットカード、QRコード決済のみ(現金支払い不可) |
営業時間 | 10時~、11時~、13時~、14時~、15時~、16時~の1日6回完全予約制 |
定休日 | 水・土・日曜、祝日(島田電機製作所休業日に準じる) |
アクセス | 車:中央自動車道八王子ICから5km10分 公共交通:JR八王子駅北口から西東京バス東海大学八王子病院行きなどで7分、大和田坂下バス停下車、徒歩10分 |
駐車場 | あり/7台/無料 |
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