温暖な気候と豊かな自然が広がる南房総を代表する味覚狩り&キャンプスポット、「千倉オレンジセンター」をレポート!みかんやレモンをはじめとした柑橘類の収穫体験は、10月上旬からゴールデンウィークあたりまで長く楽しめ、取ったその場でいただける食べ放題が基本。夏場もブルーベリーや野菜類などが取れるので、1年中収穫体験が可能です。デイキャンプ・日帰りバーベキューもOKなキャンプ場も通年で利用でき、恵まれた気候のなか、親子で1日思いっきり楽しめます。
千葉県最大級のみかん園にキャンプ場も
房総半島の最南端にもほど近い、南房総市千倉に位置する“果樹園の中にあるキャンプ場”。オーナーの野宮勉さんが昭和30年代に自宅の裏山を切り開くところから始まり、少しずつ手を加えて現在の姿になったといいます。「生涯かけて作ったといっても大げさではないね」と野宮さん。「次はハーブ園も作りたいんだよ」と、その開拓精神はいつまでも衰えることを知りません。2500本の温州みかんをはじめとした果樹園の広さに加え、キャンプ場も大規模! アットホームな雰囲気もうれしいポイントです。
周辺には1~3月に春の花摘みが楽しめる白間津花畑をはじめ、公園や海水浴場など大自然を舞台に遊べるスポットが満載。都心からのアクセスも抜群な上、房総スカイラインや房総フラワーラインなど人気のドライブルートもあり、子連れドライブにぴったりです。
» 白間津花畑(るるぶ&more.のスポット詳細)
» 房総フラワーライン(るるぶ&more.のスポット詳細)
時間制限無しで食べ放題のみかん狩り!
みかん狩りは10月上旬から2月中旬まで楽しめる温州みかんをメインに、ハッサク、甘夏、デコポンなど、5月上旬ごろまで楽しめます。いずれのみかんも食べ放題。収穫したみかんは買い取りで、お持ち帰りも可能です。
みかん狩り
- 品種と収穫時期:温州みかん10月上旬~2月中旬、レモン10月上旬~5月上旬、ブンタン・ハッサク・甘夏1月下旬〜5月上旬、清見みかん2月上旬~5月上旬、ほか
- 食べ放題:あり/時間無制限
- 料金:入園料(時間無制限食べ放題):大人500円(中学生以上)、小人(3歳以上)300円
※取りたてレモンを使用したレモンティー・コスモス・水仙摘み取りサービス付き
※レモン・ブンタンなどその場で食べるのが難しい品種は入園料+買い取り100g35円前後(時価)~で持ち帰りが基本 - お土産販売:あり/1kg 300円~
- お取り寄せ:可
みかん園に入れば360度、見渡す限りみかんでいっぱい!小さな子どもでも手が届く低い場所にもたくさん実っているので、無理なく収穫することができます。
専用のはさみも用意されていますが、温州みかんなどは子どもでも素手でもぎ取れます。くるっと果実の付け根で回して取るのがポイント。慣れてくればいくらでも簡単に収穫できますよ。
その場で皮をむいていただきます!甘くておいしい温州みかんは、鮮やかなオレンジ色も映えますね。
時間無制限の食べ放題なので好きなだけ、思いのままに味わっちゃいましょう!
むいたあとの皮は用意された皮入れにしっかり捨ててくださいね。園内のいたるところに設置されていますよ。
レモン狩りも秋から春まで長期で楽しめる
レモン狩り(品種はユーレカ)も10月頭からゴールデンウィークごろまで長く楽しめます。レモンといえば、香酸柑橘の代表種。香り豊かで料理にもお酒や飲み物にも万能で、皮も実も安心して利用できます。レモンティーにしたり、はちみつと合わせてはちみつレモンにしたり、お酒好きのパパママは焼酎に入れて味わうのもおすすめとのことですよ。
大きくなりすぎると味が落ちるので、子どもの手のひらサイズで収まるレモンが狙い目とのこと。こちらもはさみなしでもくるっと回してもぎ取れます。
ほかにもさまざまな柑橘類が収穫できる
みかんやレモン以外にも、いろいろな柑橘類が収穫できます。まずはとっても大きなブンタンから。1月下旬〜5月上旬までOKで、外皮・薄皮ともにむいていただきます。
続いて、ハッサクも1月下旬〜5月上旬が取れごろ。江戸時代末期に栽培が始まったとされる歴史ある柑橘品種です。
こちらは甘夏。同じく1月下旬〜5月上旬ごろが旬とのこと。外皮の肌がつるつるなめらかなハッサクに対して、甘夏は外皮がごつごつしているのが特徴だそうです。
最後にご紹介する柑橘類がミカンとオレンジを交配した清見みかんで、2月上旬~5月上旬ごろに取れます。一般的なオレンジより味が濃く、ビタミンCがたくさん入っていて体にもよいそう。鳥に食べられるのを防ぐためのカバーがしてあるので、収穫するもの以外は外さないようにしてくださいね。
レモンティー・花摘みのサービスとお土産購入も楽しみ
来場者には、無料で摘みたてレモンを使ったレモンティーのサービスも。スタッフさんのご厚意がうれしいですね。
春から夏にかけてはスイセン、秋から冬にかけてはコスモスと、美しい花々の摘み取りサービスも行っています。後の人のために、摘みすぎないようにしてくださいね。
みかんは1kg300円、レモンは1kg500円(B級として300円も)など、収穫できる果実や野菜はお土産として購入、持ち帰りも可能です。保存が簡単で日持ちもするものが多いで、キロ単位で買って長く楽しみたいですね。
ブルーベリーや野菜など、味覚狩りは1年中!
年間で唯一柑橘類がとれない夏場も含め、収穫体験は1年中楽しめます。夏はナスやピーマン、トマトなど野菜類のラインナップが豊富ですが、主役はブルーベリー。6~8月に収穫でき、もちろん食べ放題です。
千葉県といえば落花生の本場! 郷の香、千葉半立という県を代表する品種が植えられ、8~9月にはたくさんの落花生の収穫体験が楽しめます。
収穫体験の定番・さつまいも掘りの時期も8~9月。パパママも小学校の体験学習などを思い出して、童心に帰って楽しめるのではないでしょうか。
お手製ブランコなど子どもが喜ぶポイントも
海が見える展望台には、キッズが大好きなお手製のブランコが。少々古くなってきたので、近々新しく作り直す予定もあるそうです。ブランコから見える景色はサイコーですよ!
ブランコの横には、オレンジとお花のかわいらしいベンチも。もちろんここからも絶景が広がるので、親子でなかよく座って眺めたいですね。
その絶景がコチラ!ブランコ&ベンチは管理棟から階段を上ってすぐの高台にあるので、気軽に楽しむことができますよ。
6カ所のトイレは清掃が行き届いていて清潔。シャワートイレ&暖房便座といたれりつくせりで、子どもも安心して利用できます。
デイキャンプも可能なオートキャンプ場
第1、第2キャンプ場合わせて100区画を備えるキャンプ場。
デイキャンプも可能で、食材や調理器具、器材などを持ち込めば場所代1名 500円でバーベキューも楽しめます。タープなどの使用は1張1000円。タープやバーベキュー器材は有料で貸し出しもあります。すべて車が入れて電源も完備したオートキャンプです。
高台にある第1キャンプ場は、千倉の町並みの先に太平洋まで広がる抜群の眺望。年間を通じて利用でき、無料の温水シャワーや当日予約制の浴場(大人400円、子ども300円)もあります。どのテントサイトにするかは事前の予約はもちろん、当日ロケーションを実際に見てみてから選ぶこともできますよ。
第1キャンプ場の奥にある第2キャンプ場は、すぐ手前までみかんやレモン園が広がり、まさに、“果樹園の中にあるキャンプ場”を実感。柑橘のさわやかな香りが、直接鼻孔をくすぐる近さです。
広々とした炊事棟は、天気が悪くなったら雨宿りスポットにも。温水が出る蛇口もあり、寒い時期も安心です。冷水のみの蛇口もありますが、どれが温水の蛇口なのかはスタッフさんが親切に教えてくれますよ。
小さな子どもを連れての野外キャンプは少々不安というファミリーには、8棟用意されたロッジもおすすめ。6畳、7畳、8畳と用意されているので、人数に応じて選べます。
ロッジの中はこんな感じ。シンプルながらもエアコンが完備されており、夏でも冬でも快適です。寝具も有料でレンタルすることができますよ。
レンタル料金や宿泊料金など、詳しくは公式サイトのオレンジ村オートキャンプ場のページを確認しましょう。
自然のなかの施設らしく、四季折々に美しい花々も見られる千倉オンレンジセンター。里山の豊かな環境のなかで、のんびり過ごして家族団らんを楽しんでくださいね。
■千倉オレンジセンター
住所 | 千葉県南房総市千倉町久保1494 |
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問合先 | 0470-44-0780(野宮農園) |
時間 | 9~17時 |
定休日 | 無休 |
予約 | 予約不要 |
備考 | 駅からの送迎:あり(帰りのみ)/無料 弁当持込み:可 |
URL |
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