ミニチュアミュージアム スモールワールズの遊び方・所要時間は？子どもとミニチュアの世界を体験！

「ミニチュアミュージアム スモールワールズ」は、屋内型のミニチュア・テーマパークとしては世界最大級の規模。6つのエリアに精巧でリアルなミニチュアとたくさんの“住人”たちが暮らしています。このテーマパークを幼児や小学生と楽しむ遊び方を提案。さまざまなコンテンツがあるので、ぜひとも子ども連れで出かけてみてください！

「ミニチュアミュージアム スモールワールズ」ってどんなところ？

場所は東京・有明。ゆりかもめの最寄り駅は「有明テニスの森」で、隣には「市場前」、つまり豊洲市場があるというロケーションです。では、どんな施設なのか具体的に紹介しましょう。

広いミニチュア・テーマパーク、所要時間は？

日本にもいくつかミニチュアの世界を楽しめるテーマパークはありますが「ミニチュアミュージアム スモールワールズ」は、屋内型ミニチュア・テーマパークとしては世界最大級の広さがあります。入口・エントランス・ショップは1階、2階はレストラン、3階が『世界の街』エリアや『宇宙センター』エリアなど6つのエリアがあるミニチュアフロアです。そこに、ミニチュアと“住人”たちの1/80の世界が広がっています。
所要時間は、子どもとボタンを押したり、ストーリーを想像しながら、ゆっくり見て回って約2時間。有料イベントを加え約4～5時間くらいです。

最初にガリバートンネルを抜けると1/80の世界へと突入します

幼児と一緒ならこんな遊び方がおすすめ

未就学児の幼児を連れて訪れるなら、2つポイントがあります。それは「ボタンを押してみよう」と「各エリアの昼と夜を体感」です。加えて、後述の有料イベントも親子でチャレンジ可能なものは、ぜひ挑戦してみてください。

●ボタンを押してみよう

作品のところどころにボタンがあります。とりあえず、これを押してみましょう。いったい何が起こるのか？ それは押してからのお楽しみ。子どもと一緒に、その現象を楽しみましょう。

子どもはボタンが大好きです。画像下の「ドラゴン」と書かれたボタンを押してみると、画像上あたりにいるドラゴンが…

●各エリアの昼と夜を体感

各エリアとも、15分で1日24時間を表現しています。朝から昼、そして日が暮れて真っ暗になる夜まで。昼か夜かで、作品の表情や印象もずいぶん変わりますよ。

『世界の街』エリアの台湾をイメージした街。明るい昼間の風景です

同じ場所の夜の風景。昼間は見えなかったものが見えるかも

小学生と一緒ならこんな遊び方がおすすめ

子どもが小学生くらいなら「写真を撮りまくろう」「ストーリーを想像してみよう」という作品の見方がおすすめ。6つの展示エリアとは別に「工房エリア」があるので、そこも見逃せません。さらに、後述の有料イベントに参加すれば、さらに満足度が増しますよ。

●写真を撮りまくろう

館内は写真撮影自由です。ミニチュアや“住人”を、思い思いのアングルで写真に撮ってみましょう。よく撮れた写真コンテストを親子でやってみるのもいいですね。

スマホでOK。館内に「こんなふうに撮ると、おもしろい写真が撮れます」という解説もあります　画像提供：SMALL WORLDS

●ストーリーを想像してみよう

小さな世界に住む“住人”たちのポーズや表情などを見て、そのストーリーを想像してみるのもおもしろいですね。これも親子で会話しながら。子どもたちの発想力・想像力にビックリすることもあるかも。

記念撮影しているのは何者？ よく見ると、連れて行かれている子ども…いや宇宙人!?

●「工房エリア」で作業現場が見学OK

「工房エリア」では、展示作品を制作している現場を見ることができます。実際にどんな作業でミニチュアを作っているのかや、これまでの作品展示など、ここだけでも見応えがありますよ。

「工房エリア」に併設して「ワークショップ」のエリアもあります

実際に作業している人がいることもある部屋。その様子もガラス越しに見学可能です

作品も展示されています。「スモールワールド」の入口のミニチュアです

建物を作るためのレーザーカッターです。実際に作業中でした

こんなこともできる！ 有料イベントいろいろ

展示を見るだけでなく体験できる有料イベントも各種実施しています。どれも、子どもだけでなく大人も興味深いものばかり。ひとつでも体験してみてはいかがでしょう。

【セルフバックヤードツアー】

• 料金：1000円
• 申込：当日、3階ドリンクカウンターで
• 所要時間：約1時間～1時間半

館内で謎を解いてパスワードを手に入れれば、専用の入口からバックヤードに入ることができます。セルフなので、スタッフと一緒にではありません。幼児でも親子と一緒に参加可能です。

専用入口に入るためにパスワードをGETしましょう

通常は入れない場所で撮影も可能。謎解きの内容・難易度やバックヤードのミニチュアは随時更新されます　画像提供：SMALL WORLDS

【スモールワールズミステリーラリー】

• 料金：800円（双眼鏡付き）
• 申込：当日、3階ドリンクカウンターで
• 所要時間：約2時間～3時間

こちらは、新進気鋭の謎解きクリエイターが制作した本格謎解きです。暗号を解くためにパスワードを探すスタイルですが、難易度はかなり高いので親子で挑戦してみましょう。想定時間は約2時間です。時間には余裕をもって参加しましょう。

謎解きのためのキットは冊子と双眼鏡。解きごたえのある謎解きです

【ワークショップ】

• 料金：1000円程度（内容により異なる）
• 申込：当日、1階スーベニアショップで
• 所要時間：約1時間半～2時間

ミニチュアを作ったり、色を塗ったり、さまざまなミニチュア作り体験ができるワークショップが好評です。幼児でも親子で参加できますよ。

「ワークショップ」専用のエリアがあり、そこには、これまでのワークショップの作品が並んでいます

食品のミニチュア。ルーペを使って見てみると、その精巧さに感動します

「ワークショップ」の作業は広い机で自由にできるようになっています

●自分のフィギュアを作ろう

• 料金：下記画像参照
• 申込：当日、1階スーベニアショップで
• 所要時間：約1時間

フィギュアを作成する場合と、住民権プログラムの料金表です

自分のフィギュアを作ることができます。3Dスキャナーで撮影して、サイズを選べば、約1カ月後に郵送可能です。さらに「スモールワーズ」内に自分のフィギュアを置ける「住民権付きフィギュアプログラム」もあります。詳しくは公式サイトへ。

有名人・著名人の方のフィギュアが館内に展示されています

3Dスキャナーはこんな感じ。画像はハロウィンのときのようです　画像提供：SMALL WORLDS

展示のところどころに、有名人・著名人の方のフィギュアがあります。解説付きです

赤ちゃんサービス＆子ども連れにうれしい情報

赤ちゃん向けのサービスとしては、2階と3階に授乳室があります。ベビーカーレンタルはありませんが、ベビーカーでの入場はOK。館内にベビーカー置き場もあります。

3階の授乳室とトイレです。「工房エリア」「ワークショップ」入口の近くにあります

授乳室にはオムツ替え用のベビーシートや給湯器などがあります

もちろん、個室の授乳室もあります

子どもが作品を見るための踏み台や、ひと休みするためのソファやラウンジなどもあり、子ども連れには助かります。

子どもは台に乗ってミニチュアを見たりボタンを押したりしてみてください

座れるソファやイスがところどころにあります

「関西国際空港」エリア近くには広いラウンジがあります

施設データ＆館内マップをチェック

■ミニチュアミュージアム スモールワールズ（みにちゅあみゅーじあむ　すもーるわーるず）

手作りの館内地図が館内にあります。ミニチュア・テーマパークらしい地図です

エリア別のポイント！ 小さな住人たちに注目

では、6つのエリア、それぞれのおもしろい、興味深い、紹介したいポイントをいくつか。建造物などもですが、やはり小さな“住人”たちに注目です。

社長の近藤さんに「おすすめは？」と聞いてみたところ「すべてですが、あえてあげるなら『世界の街』エリアが、職人さんたちの自由さが出ていて私は好きです」とのことでした

『世界の街』エリア

職人さんのこだわりがつまった『世界の街』エリアから紹介しましょう。ドイツ、ロンドン、香港などをイメージしたヨーロッパ・アジアの5つの国の街の風景と、そこに住む人たちの物語がいっぱいです。

ハリウッドのように「small world」と山の上に書かれた街。子どもを抱っこして見学中です

「チョコレートドーナツ」のボタンを押すと、ドーナツ屋さんから甘くていいにおいが漂ってきます

ところどころにフィギュアを置いて撮影しませんか、と書かれています。ちなみに、このフィギュアは南野陽子さんです

崖の穴の中にいるのは「あらびき星人 ソップリン」。プリマハムのキャラクターで、実は館内いたるところに出現します

美しい海に囲まれたウォールサンクチュアリリゾートの場所。うん、誰か窓から落ちかけてま～す

香港をイメージした街のビルの屋上には、パンダが乗ったウェーブスインガーのような乗り物が

地中にいるアリたちの生活も少しだけ見られますよ

記念撮影にピッタリのハートマーク。手前の装置にスマホをセットすればバッチリです

『宇宙センター』エリア

1960年代のアポロ計画時代と未来の宇宙センターが同じ空間に存在しているエリアです。1時間に一度くらいの頻度でロケットの打ち上げがあるので見逃さないようにしたいですね。

夜の『宇宙センター』は近未来的　画像提供：SMALL WORLDS

ロケット打ち上げのシーンは必見です

アポロ計画時代のロケットを打ち上げ準備中。整備している人たちの様子も観察してみましょう

透明のドームのような未来の宇宙空港

「宇宙人」のボタンを押すと宇宙人が現れたりします

自分でカメラを操作して『宇宙センター』エリアを俯瞰で見ることができます

『美少女戦士セーラームーン』エリア

『美少女戦士セーラームーン』の舞台となった街、麻布十番が1/80サイズになって「ミニチュアミュージアム スモールワールズ」に登場。昼間は、活気のある街並みの中を主人公の月野うさぎたちが楽しく暮らしています。街に灯りがともりやがて夜が満ちると、月明かりの中変身したセーラー戦士たちが活躍を始めます。

1991年から1997年まで講談社の少女まんが雑誌「なかよし」に掲載された『美少女戦士セーラームーン』は麻布十番が舞台でした

作中に登場する30世紀の未来の都「クリスタル・トーキョー」

ビルの屋上にセーラー戦士たち

セーラームーンとタキシード仮面

仮面舞踏会会場のD国大使館にて

うさぎちゃんの家は、一定の時間になるとうさぎちゃんの部屋の中も見ることができます

『美少女戦士セーラームーン』エリアの、自分のフィギュア用フォトスポット

（C）Naoko Takeuchi

『関西国際空港』エリア

“関空”こと『関西国際空港』をモデルにしたエリア。空港は昼から夜を迎え、着陸する飛行機や離陸する飛行機、ターミナルを行き交う人々などを見ることができます。

夜の時間帯の幻想的な空港の風景　画像提供：SMALL WORLDS

空港の内側まで入って見学可能。間近でいろいろ観察できます

飛行機が離陸するシーン。着陸のシーンも見られます

ターミナルの内部です。下は手荷物受取所、上は離陸を待つ人々でしょうか。あっ「あらびき星人 ソップリン」がココにも

ターミナルの内部をズームで撮影してみましょう。見えてなかったものが見えるかも

整備や清掃をしている空港スタッフの様子にも注目

「あらびき星人 ソップリン」がプリマハムの香薫と一緒にソーセージ型の飛行機に乗っています

『エヴァンゲリオン 格納庫』エリア

最後の2つのエリアは『エヴェンゲリオン』です。1つめは『エヴァンゲリオン 格納庫』エリアで、格納されている3体のエヴァンゲリオンが発進するところを見られます。

エリアに入る前に、大きなエヴァンゲリオン初号機が

初号機、零号機、2号機が並び、このあと1体ずつ発進していきます。足元にいる人たちにも注目

発進のシーンを前からも横からも見ることができます

（C）khara

『エヴァンゲリオン 第3新東京市』エリア

隣にあるのは『エヴァンゲリオン 第3新東京市』エリア。物語の舞台となった街を、こだわりの再現度で見せてくれます。昼から夜へ、ビル群が出現する様子や、武器と学校や街が同じ空間にあるという不思議な風景がココにあります。

見覚えのある建物はミサトのマンションです

夜になるとビル群が徐々に出現します

新強羅駅です。第3新東京市は箱根の街がモデルになっています

エリア内の壁に物語のさまざまなシーンの絵が貼ってあります。これ、すべてエリア内のどこかで同じような場面を見ることができるんです。壁の絵を見ながら探してみましょう。

シンジとミサトが夕陽の中、金時山から街を眺める名シーン

その絵と同じようなシーンを金時山で発見

画像上の絵の岡部菓子店が実際に画像下にあります

シンジが歩道橋を下りてくるシーンも再現

綾波レイの団地の彼女が住む部屋には…

ほかにも、エリア内各所に綾波レイ、碇シンジ、惣流・アスカ・ラングレー、葛城ミサトといった登場人物を発見できますよ。

学校のプールの隅にレイが座っています　画像提供：SMALL WORLDS

スクールゾーンを歩く綾波レイ　画像提供：SMALL WORLDS

学校の屋上にはレイとシンジがケンカ!?

学校の土間で3人がなにかを…と思ったら屋上に渚カヲルが

交差点でアスカを発見しました

家の前で話し込んでいるのもアスカですね

ミサトがペンギンのペンペンとベランダにいます

シンジたちの敵である使徒!? これは、オフィシャルストアのマスコットキャラクター「ゆるしと」です

新強羅駅近くにある、えゔぁ屋の前にも「ゆるしと」。あっ、ペンペンもいます

（C）khara

レストラン＆ショップもチェック

館内にはレストラン「WHITE ART」が2階にあります。パスタやカレー、麺類、ドリンクなどのほか数量限定のデザートなども提供。なお、ドリンクは3階のドリンクカウンターでも販売しています。

レストラン「WHITE ART」（2階）

ちょっと不思議な雰囲気のアートな店内　画像提供：SMALL WORLDS

数量限定のパンケーキ1000円。ほかに、フルーツタルト600円、イチゴケーキ600円も数量限定です

ショップは1階の出口あたりに。ココにしかないオリジナルグッズもあります。

スーベニアショップ（1階）

オリジナルの幸せを呼ぶブタ各1320円。好きなエリアに置いて撮影することもできます

七色に光るエヴァンゲリオンドリンクホルダー2860円。1日フリードリンク券付きです

ミニチュアの小さな世界、いかがですか？ 親子で想像力を働かせて、さまざまな楽しみ方をしてみてください。こだわりの展示には、子どもだけでなく大人もハマるかもしれませんよ。

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。