湯島天満宮(湯島天神)で学業成就!お守り・アクセス・梅まつり(2・3月)も紹介

湯島天満宮(湯島天神)で学業成就!お守り・アクセス・梅まつり(2・3月)も紹介

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東京都文京区にある湯島天満宮(湯島天神)の魅力をレポート。学問の神様として知られる菅原道真公を祀っていることから、学業成就を願う子ども連れに人気があります。2023年2月8日~3月8日に開催の梅まつりでは、イベントやライトアップ、宝物殿の入館割引き、甘酒の屋台など楽しみもいっぱい!人気のお守りやアクセスなどもチェックしましょう。

» 東京の梅の名所

目次(index)

湯島天満宮(湯島天神)の概要・由緒

湯島天満宮外観(東京都/文京区)

湯島天満宮(湯島天神)は雄略天皇2年(458)の創建と伝えられ、正平10年(1355)に菅原道真公を勧請して合祀、学問の神様として知られるようになりました。文明10年(1478)には太田道灌が再建。家康の江戸城入り後に崇敬を続けた徳川家をはじめ、学者、文人、庶民まで幅広い層の人々が訪れ、江戸・東京における代表的な天満宮として発展しました。現在の社殿は平成7年(1995)に総檜造りで造営されたものです。

湯島天満宮本殿(東京都/文京区)

ご祭神は天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)と、菅原道真公(すがわらみちざねこう)。学業成就、合格成就をはじめ、厄除け、縁結び、交通安全、商売繁盛、その他開運招福全般と、多くのご利益を誇っています。そして、初詣の客足がひと息つく2月に入って見頃を迎えるのが、「湯島の白梅」で知られる梅の花です。

都内屈指の梅の名所!

境内の梅/湯島天満宮(東京都/文京区)

境内には約300本の梅が植えられ、都内屈指の梅の名所となっています。その約8割が白梅で、明治40年(1907)に連載された小説家・泉鏡花の『婦系図[おんなけいず]』に登場し、その歌『湯島の白梅』が大ヒットしたことから、「湯島の白梅」の名が広まりました。

梅が咲く境内全景/湯島天満宮(東京都/文京区)

梅の種類が豊富なのも特徴で、約20種類が順々に咲き、2月上旬~3月上旬の約1カ月と、長きにわたって花見が楽しめます。

加賀梅として江戸時代から栽培されてきた古い品種/湯島天満宮(東京都/文京区)

湯島の梅の7・8割を占める「白加賀(しろかが)」。加賀梅として江戸時代から栽培されてきた古い品種で、白い花にピンクのがくが特徴です。

白梅の「月影(つきかげ)」/湯島天満宮(東京都/文京区)

こちらも白梅の「月影(つきかげ)」。花は白、がくは緑で、強い香りが鼻をくすぐります。

「寒紅梅(かんこうばい)」/湯島天満宮(東京都/文京区)

白中心の梅園に鮮やかなピンクでアクセントを加える「寒紅梅(かんこうばい)」。幾重にも花びらを重ねる八重咲きの梅で、境内を華やかに彩ります。

<梅情報・スポットの特徴>

  • 例年の見頃時期:2月中旬~3月上旬
  • 梅の本数:約300本
  • 梅の主な種類:白加賀、豊後梅、寒紅梅、おもいのまま、月影、冬至梅、都錦、見驚梅など

湯島天神梅まつりの楽しみ方は?

「湯島天神 梅まつり」の門/湯島天満宮(東京都/文京区)

梅の開花に合わせて2月上旬~3月上旬には、都心に春の訪れを告げる「湯島天神 梅まつり」も行われています。2020~2022年の3年間は新型コロナウイルス感染症拡大により、中止・縮小を余儀なくされてきましたが、2023年から完全復活!

<梅まつり>

  • イベント名:第66回 湯島天神 梅まつり
  • 期間:2023年2月8日~3月8日
表参道沿いや梅園内には屋台が立ち並ぶ/湯島天満宮(東京都/文京区)

表参道沿いや梅園内には屋台が立ち並び、神輿渡御や湯茶接待、野点やパフォーマンスなど、さまざまなイベントが実施されます。

湯島名物の甘酒/湯島天満宮(東京都/文京区)

湯島名物の甘酒も! パパママには熱燗やビールなどのアルコール類も用意されていますよ。

イベントが実施される本殿北・社務所奥の特設奉納舞台/湯島天満宮(東京都/文京区)

本殿北・社務所奥の特設奉納舞台では梅まつり期間中の土・日曜、祝日に、落語やおはやし、太鼓、神楽など、子どもも楽しめそうなイベントを実施。スケジュールは公式サイトやパンフレットをチェックしてみてくださいね。

境内の宝物殿/湯島天満宮(東京都/文京区)

境内の宝物殿(9時~最終入館16時30分)は梅まつり期間中、拝観料を特別割り引き。通常大人500円、高校・大学生・65歳以上300円、小・中学生200円のところを、梅まつり期間中は大人300円、高校・大学生・65歳以上200円、小・中学生100円で見学できます。展示も近代画壇による梅絵画など、梅にまつわる作品が中心です。

ライトアップ「夜神梅(やかんばい)」/湯島天満宮(東京都/文京区)

期間中は毎晩日没~20時にライトアップ「夜神梅(やかんばい)」も実施。荘厳な社殿や庭園をバックに浮かび上がる、幻想的な夜梅が観賞できます。

梅まつり期間限定のご朱印/湯島天満宮(東京都/文京区)

こちらは梅まつり期間限定のご朱印(500円/和紙の書き置きのみ)。帳面に直接記入してくれる通常のご朱印(500円)や、オリジナルのご朱印帳(左2000円、右1500円)もあるので、ぜひチェックしてみてください。

学業成就のお守りや鉛筆などが人気

合格祈願の絵馬(1000円)が何重にも/湯島天満宮(東京都/文京区)

学問の神様・菅原道真公をお祀りしているため、初詣や受験シーズンにたくさんの人々が訪れます。境内には合格祈願の絵馬(1000円)が何重にも!

ありがたい格言入りの学業鉛筆をはじめ、学業守、ランドセル守など"/湯島天満宮(東京都/文京区)"

ありがたい格言入りの学業鉛筆(700円 ※12本のうち6本は格言なし)をはじめ、学業守(800円)、ランドセル守(各800円)など、学業関係のお守りも充実しています。学業守は赤・白・紫、ランドセル守は赤・黒など色も複数用意されていますので、お気に入りが見つかるはず。

干支のイラストが描かれた干支守/湯島天満宮(東京都/文京区)

それそれの干支のイラストが描かれた干支守(各500円)もキッズに人気です。自分の干支のお守りを身につけておけば、開運が期待できますよ。

赤ちゃんの授乳やおむつ替えは?

社務所で声をかければ授乳やおむつ替えに使える奥の多目的室が利用できる/湯島天満宮(東京都/文京区)

また、社務所で声をかければ授乳やおむつ替えに使える奥の多目的室が利用できる、赤ちゃん連れにうれしいサービスも。

表参道の銅鳥居からすぐの公衆便所/湯島天満宮(東京都/文京区)

トイレは表参道の銅鳥居からすぐの公衆便所が、子ども連れには使いやすいです。

公衆便所でもおむつ替えが可能です/湯島天満宮(東京都/文京区)

「だれでもトイレ」にはおむつ替えシートも備えられていますので、ここでもおむつ替えが可能ですよ。

電車やバスでのアクセスは?駐車場は?

地下鉄千代田線の湯島駅3番出口/湯島天満宮(東京都/文京区)

電車でのアクセスの最寄りは地下鉄千代田線の湯島駅。3番出口から地上に出て徒歩2分です。その他、銀座線上野広小路駅・大江戸線上野御徒町駅から徒歩5分、丸ノ内線本郷三丁目駅・JR御徒町駅から徒歩8分など、さまざまな路線が利用できます。

神社の目の前の都営バス「湯島三丁目」バス停/湯島天満宮(東京都/文京区)

さらに、都営バス「湯島三丁目」バス停は神社の目の前。[都02](大塚駅前-錦糸町駅前)、[上69](小滝橋車庫前-上野公園)、[上01](東大構内-上野公園山下)の3路線が、多頻度で運行されています。

駐車場は神社に隣接し、二層式になった「タイムズ湯島天神第1」など/湯島天満宮(東京都/文京区)

駐車場は神社に隣接し、二層式になった「タイムズ湯島天神第1」など周辺に点在しており、20分220円、30分400円など、いずれも10分100円以上が目安。中心部でかなり駐車場代が高いエリアなので、なるべく公共交通機関の利用がおすすめです。

●湯島天満宮(湯島天神)(ゆしまてんまんぐう(ゆしまてんじん))

住所 東京都文京区湯島3-30-1
問合先 03-3836-0753
料金 入場無料
時間 6~20時(授与所は8時30分~19時30分、宝物殿は9時~16時30分)
定休日 無休(宝物殿は不定休)
アクセス 電車:地下鉄千代田線湯島駅から徒歩2分など
車:首都高速1号線上野出入口から1km5分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
URL

https://www.yushimatenjin.or.jp/

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