恵方巻、食べ方や具材は?目をつむって神に願いを!2025年の恵方は西南西

恵方巻、食べ方や具材は?目をつむって神に願いを!2025年の恵方は西南西

るるぶKidsライターのアイコンるるぶKidsライター

節分の日に食べる恵方巻。1月中旬あたりから、スーパーなどの店頭では「恵方巻の予約受付中」の文字が目につきはじめますね。恵方巻とはどんな食べもの?正しい食べ方や具材はなに?恵方巻きにまつわる気になることを、わかりやすく解説します。実は、恵方にいる神様は美しい姫神様なんですよ!

目次(index)

【節分はなぜ豆まきするの?】
2025年節分、豆まきの理由、豆をまく順番などを解説!

恵方巻とは?

恵方巻

恵方巻(えほうまき)とは、節分の日に「恵方」を向いて食べると良いとされる太巻き寿司のこと。切り分けずに、一本の太巻きの状態のまま、丸かぶりするのが特徴です。そもそもは関西圏ではじまった風習がやがて全国に広まったと言われています。

恵方って?2025年の恵方は?

恵方とは

恵方は、縁起の良い神様がいるところ

2025年の恵方は「西南西」。恵方とは、その年に、金運や福を司る歳徳神(としとくじん)という陰陽道の神様がいる方角のことです。子どもには「縁起の良い神様がいるところだよ」と説明すると良いでしょう。

恵方にいる神様は、お年玉にも関係が⁈

歳徳神は、年神様とも呼ばれ、毎年初日の出とともに天から降りて来て、幸運をもたらすとされています。お正月に門松を飾る風習は、歳徳神様を迎える目印。私たちになじみ深い「お年玉」も、歳徳神の魂が宿ったお餅を「年魂」として家族に分け与えたことが由来とされ、「お年魂」から「お年玉」に変化したものと言い伝えられています。
また、諸説はあるものの、歳徳神様は多くの暦などで、美しい姫神様として描き伝えられているんですよ。

恵方巻の食べ方、食べる時間は?

恵方巻きは、目を閉じて丸かじり

冬至に食べるとよいもの

恵方巻きの食べ方は、「恵方を向き、目をつむって、願い事をしながら黙って食べる」とされています。幸せをもたらせてくれる美しい姫神の歳徳神を思い浮かべながら、願い事を思って食べてみましょう。

また、恵方巻は、先述したように「切らずに一本のまま、丸かぶり」をします。これは、福を巻き込んでいるとされる太巻きを、福を切らずに福を得る、という意味があります。もちろん、子どもの場合は年齢に応じて、決して無理をする必要はありません。わかる範囲で意味を伝え、真似をするだけでも十分ご利益がありそうですね。

恵方巻を食べる時間は?

恵方巻を食べる時間には、特に決まりはありません。節分の日に豆まきをしたあとに、家族そろって食べるとよいでしょう。

恵方巻の具材

恵方巻

恵方巻きは、縁起の良い七福神にちなんだ7つの具材を入れると「福がくる」という言い伝えがあります。ですが、これでなければいけないという決まりはありません。今は、地域のご当地グルメを巻いたものや、ウインナーなど子どもが好きな具材を巻いたものなど、いろいろな具材が入った恵方巻が売られています。各家庭で好きな具材を巻いて太巻きにするのも楽しいですね。

<七福神にちなんだ7つの具材はこちら>

  1. 高野豆腐:原材料の大豆は魔除けの食材。知恵の神様の「毘沙門天様」にちなんで。
  2. かんぴょう:細長い形から「縁結び」や「長寿」の意味。財福の神様の「弁財天」にちなんで。
  3. きゅうり:「九の利を得られる」とされる縁起物。五穀豊穣の神様「恵比須様」にちなんで。
  4. 伊達巻・だし巻・厚焼き卵:黄色い色が金運のげん担ぎとされおせちでも使われます。商売繁盛の神様「大黒天様」にちなんで。
  5. ウナギ(アナゴ):うなぎの長い姿が長寿を表すとされ、また、出世や上昇を意味するとして、古くから縁起物とされているウナギ。土用の丑の日でもおなじみです。長寿の神様「寿老人様」にちなんで。
  6. 桜でんぶ(おぼろ):原材料の鯛が「めでたい」とされる縁起物。またきれいなピンク色が紅白を連想させ、おめでたい意味を含んでいます。笑門来福の神様「布袋様」にちなんで。
  7. しいたけ煮:しいたけは、武士がかぶっていた「陣笠」という傘に形が似ているため、身を守ってくれるとされています。幸福と神様「福禄寿様」の耳たぶに似ているとする言い伝えもあります。

恵方にいる神様が、お年玉にも関係があることや、美しい姫神ということを知ると、子どもたちにもなじみがわくのではないでしょうか。親子で恵方巻を食べて願い事をし、節分を楽しんでくださいね。