静岡県の稲取温泉から車で約15分にある河津町では、2024年2月29日(木)までの期間で「第34回河津桜まつり」を開催しています。稲取では「文化公園 雛の館」などでは、3月31日(日)までの期間で「第27回伊豆稲取温泉雛のつるし飾りまつり」も同時開催。二つのまつりで一足早い伊豆の春を感じることができます。
早咲きの桜で春の訪れを感じる「河津桜まつり」
河津桜は、静岡県賀茂郡河津町で毎年2月上旬~3月上旬の約1ヶ月に渡って咲く、早咲きの桜です。花が大きくピンク色が特徴のこの桜は、カンヒザクラとオオシマザクラの自然交配と考えられており、本州でも早咲きの種類に分類され、開花の過程も楽しむことができます。
2月1日(木)から開催している「河津桜まつり」では、露店なども多数出店されるほか、2月24日(土)限定で実施される「餅のふるまい」や河津ブルーベリーの里でおこなわれる「コタツでお花見」など、楽しみながらゆっくり桜観賞できるイベントが盛りだくさんです。
第34回 河津桜まつり
日程 | 2024年2月29日(木)まで |
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場所 | 静岡県賀茂郡河津町笹原72-12 河津桜観光交流館 ほか |
料金 | 無料 |
URL |
稲取の伝統と歴史を感じる「雛のつるし飾りまつり」
江戸時代後期の頃を発端とする伝統の飾りもの「雛のつるし飾り」は、女の子の健やかな成長を願って手作りされるもので、子や孫の成長を願うやさしい温かい心が込められた稲取独自の風習です。日本三大つるし飾りのひとつにも数えられており、「伊豆稲取温泉雛のつるし飾りまつり」では、さまざまな場所でつるし飾りを観賞することができます。
メイン会場 文化公園 雛の館
110対(約1万2100個+6409個)もの雛のつるし飾りを見られるメイン会場です。館内のメインとなるジャンボつるし飾りと、17段のジャンボ雛段は圧巻!端午のつるし飾りや、日本三大つるし飾りと言われている福岡県柳川のさげもん、山形県酒田の傘福も展示されています。
- 日程:2024年3月31日(日)まで
- 時間:9~17時まで。受付終了は16時30分
- 入館料:500円
協賛会場 なぶらとと
20対(約2200個)を展示する協賛会場の「なぶらとと」では、会場を管理している荒店(あらみせ・屋号)が所有する江戸時代の古今雛が見られます。旧平戸(長崎)藩士松浦家の寿免(すめ)姫が鳥羽藩主稲垣家にお興入れした際に持参したお道具のお雛様です。
- 日程:2024年2月17日(土)~3月10日(日)
- 料金:入場料100円
協賛会場 収穫体験農園ふたつぼり
18対(約1980個)の雛のつるし飾りを、稲取の一般民家における飾り方に近い形で展示しています。東伊豆町天然記念物に指定されている、樹齢約200年の大きな鳥の形をした優美な「鳳凰の松」を見られるほか、期間中はみかん狩りの体験も実施しています。(別途体験料が必要)
- 料金:無料
協賛会場 八幡神社
稲取の総鎮守社の八幡神社では、毎年7月の例大祭で子どもの三番叟の舞が奉納される「絵馬殿」にて、6対(約550個)の雛のつるし飾りが展示されます。
- 料金:無料
素盞鳴神社雛段飾り
1617年創立とされる素盞鳴(すさのお)神社では、稲取と海を見守るお雛様として、神社の石段に雛人形とつるし飾りを展示しています。118段のひな壇飾りは、屋外では日本一。本殿に向かって伸びる石段に約500体のひな人形が並び、両脇は色鮮やかな伝統のつるし飾りで彩られます。急階段に壮観な光景が広がり、訪れる人の目を楽しませてくれます。
2024年は例年に比べ約2倍のつるし飾りが展示されることになっており、さらに華やかな様子を楽しむことができます。
- 日程:2024年2月17日(土)~3月10日(日)
- 時間:10~15時
※雨天中止
第27回 伊豆稲取温泉雛のつるし飾りまつり
日程 | 2024年3月31日(日)まで ※「素盞鳴神社雛段飾り」「協賛会場 なぶらとと」は2月17日(土)~3月10日(日) |
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場所 | 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1729 文化公園 雛の館 ほか |
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