南紀白浜で海釣り体験！カタタの釣堀で釣ったマダイ・イサキなどをホテルの夕食で堪能

初心者でも、子どもでも、手ぶらで海釣りが体験できてしまうのが、和歌山県・南紀白浜の「カタタの釣堀」。海上に浮かぶイカダでのフィッシングは、とってもダイナミック。しかもきらめく白砂ビーチの白良浜（しららはま）に一番近い「白良荘グランドホテル」では、釣った魚を夕食で楽しめる親子連れにぴったりのプランがあるんです。

親子に最適な「小物釣り」エリアに挑戦！

レストランやお土産、日帰り温泉など、西日本最大級の海鮮マーケットを中心としたリゾート施設「とれとれパーク」。そのパーク内の海沿いにあるのが「カタタの釣堀」。イカダが組まれた本格的な海上釣り堀は桟橋で陸地とつながっているので、ファミリーでも楽々アクセス！ ダイナミックな海釣りをお手軽に楽しめちゃうのです。

陸から一番近いところにある、この4つの四角い釣り堀が、本日体験する「小物釣り」の指定エリア。

海上イカダを進めば、12角形の大きな円形イケスもありますが、こちらは「大物釣り」のエリア。

親子で楽しむのに最適な「小物釣り」は、2時間制で予約不要。竿もエサもセットになっているので、手ぶらで訪れても大丈夫。さらに釣った魚は全部持ち帰りできるので、わんさか釣っちゃいましょう！ 付き添い人は入場無料というのもうれしいサービス。海上にある番屋風建物で、ライフジャケットや釣りセットを受け取ったら、フィッシングスタート！

といきたいところですが、まれに触ると危険な魚が釣れてしまうこともあるので注意が必要。

こんなに晴れているのに海上は風が強く寒いことも。上着を用意しておくと快適に釣りを楽しめます。

1時間くらい釣ったという人の発泡スチロールの中は……　もう、こんなにいっぱい釣れている!!

おいしいイサキを釣りたい！コツは？釣果は？

小物釣りで釣れる魚はマダイ（小鯛）・イサキ・メジナ（グレ）・アジなど（季節により異なる）。スタッフ曰く、この中でもイサキが1番おいしいんだとか。エサはエビ（オキアミ）を使います。

エビ（オキアミ）の付け方は、エビのお腹を内側に、尾から頭に向かって付けて、針が見えないようにするのが基本。この“腹掛け”はエサもちがいいのが特徴で、そのほかにも“背掛け”や“頭なし”など、いろいろな付け方があるので、魚の喰い付きが悪いときには試してみましょう。詳しい遊び方やエサの付け方は公式サイトを参照。

あれ！ いきなりヒットですか!!　

おおぅ、スゴい！ マダイ、ゲット！ 仕掛けには浮きなどが付いていないので、竿から伝わるアタリを頼りに合わせます。最初はその感覚がわからないかもしれませんが、魚がエサに喰い付く感覚を何度か体験すれば、自然と合わせることができるので大丈夫。

仕掛けには、オモリと針しか付いていないので、深さも自分で調整。竿先を海中に入れたりして深さを探りアタリを待ちます。“釣れないなぁ～、釣れないなぁ～”と言っていると…

こんな風に魚を大量投入してくれることも！ なんてったって“海上釣り堀”ですから。

エビ（オキアミ）でアタリが弱い場合は、「マダイスペシャル」560円がおすすめ。今回も、通称“だんご”を使った途端にアタリが連発！ 子どもの笑顔には変えられません。その日の天候や魚の状態により変わりますが、やや深めで釣り堀の角などが好ポイントの印象。

釣果は、上からマダイ（小鯛）、おいしいと評判のイサキ、目が真っ青なメジナなど。ホテルに持ち帰って、どんな料理になるのか楽しみです。

カタタの釣堀

白良浜が目の前！白良荘グランドホテル

眩しすぎるほど白く輝く白砂のビーチ「白良浜（しららはま）」に、寄り添うように建つ「白良荘グランドホテル」。ビーチまで徒歩30秒！ 白浜唯一のオンザビーチともいえる最高のロケーション。　

「海上釣り堀体験付き宿泊プラン」では、2時間の小物釣りに加えて、持ち帰り用の発泡スチロール箱や氷なども料金に含まれているので安心。17時までにホテルに持ち込めば、ひとり1尾調理してくれて夕食時に提供。釣った魚がどんな料理になるかはホテルにおまかせ。魚の種類や大きさなどによって異なります。

フロントで釣った魚を預けたら、柚子レモネードなどのウェルカムドリンク（14時30分～18時）でひと息。

浴衣は用意されていますが、きれいな色浴衣（大人550円・子ども330円）を親子で楽しむことも。もちろん男性用もあります。

ビーチで遊ぶときに便利なラグやアウトドアチェア、テーブルなどの無料レンタルも。夏には浮き輪やビーチボールなども加わります（6月1日より夏季期間は有料）。

真っ青な海と白砂ビーチを望む部屋

「海上釣り堀体験付き宿泊プラン」での宿泊は、全100室のうち最も多いタイプのスタンダード和室10畳。約35平方メートルですが踏み込みなどがあるので、スペース以上の広さを感じることができ、親子で泊まっても十分な広さ。プランでは「スーペリア和室」12.5畳（48平方メートル）や「デラックス和室」12.5＋8畳（70平方メートル）も選ぶことができます。

しかも窓の外には、太陽の光でコバルトブルーやアクアブルーに変化する穏やかな海と美しい白砂ビーチが広がっています。まさにオーシャンフロントといえるリゾート感で、白砂のきらめきが客室にまで届いてきそう。

白砂はオーストラリアから輸入されているとのことですが、ゆるく弧を描き白良浜を彩る、青×白のコントラストは、ココは外国？ と思わせるような息をのむ美しさ。白砂ビーチ初体験の子どもにとっては、かなり気分がアガり、大はしゃぎすること間違いなし！

もちろん、キッズ用のアメニティもご用意。

ベビー用の各種アメニティもリクエストすれば無料で用意してくれるので、パパやママも安心です。

限定1室ですが「海が見えるパンダの部屋」も。約70平方メートルのオーシャンビュールームで和洋室タイプ。しかもパンダがそこかしこに隠れていて遊び心たっぷり！

コンセント脇にも愛らしいパンダが！　トイレや天井にもいるので見つけてみてください。このパンダルームは、ホテルから車で10分ほどの「アドベンチャーワールド」のパンダにちなんだもの。日本国内でパンダを見ることができるのは、東京の上野動物園と和歌山のアドベンチャーワールドの2つだけなんです。

海温泉をとことん楽しめる趣の異なる2つの大浴場

うわ～、これまた開放感たっぷりな露天風呂。塩味のある塩化物泉の湯が湯舟にあふれます。青い海と空に包まれながら入る温泉は格別！

白良浜に1番近いといわれる露天風呂で、白を基調にしたスパリゾート風の造りも素敵。

ほぼ正方形をした内湯も雰囲気たっぷり。泳げるほど!? 広いです。

洋風の「眺望の湯　潮風」と対照的なのは、「磯辺の湯　松風」。庭園越しに海を望むような和の雰囲気。さざ波と海風が音楽のように耳に届きます。

ガラス張りの内湯に加えて、2つの露天風呂を完備。大浴場は男女入替制なので、朝風呂に入れば両方の温泉を楽しむことができます。

釣り上げた魚はどんな料理になっている？幼児向けにパンダディナーも

お待ちかねの夕食は「彩り会席」。食前酒から水菓子まで含めると全11品。釣った魚は、まずはテッパンともえるイサキのお造りやアジフライに。

マダイのソテーは和の料理主体の中での洋風アレンジ。このほかにカルパチョやアクアパッツァ、煮物、塩焼きなど、魚の種類・大きさ・鮮度などを加味して、変化に富んだ料理にしてくれます。

真っ白な白良浜のビーチをイメージした「白良鍋」は、鰹節ベースの出汁に生クリームと白味噌を加えた一品。鮭や赤魚、つみれなどで彩られたまろやかなコクをもっています。エゾアワビの焼き物や牛肉のロースト、アサリの炊き込みごはんなどが続きます。

小学生未満の子どもには、「パンダディナー」の用意もあるのでリクエストを。

ホテル内では、本場・紀州南高梅を使用した「梅ジュース作り体験」1500円なども楽しむことができますよ。

白良荘（しららそう）グランドホテル

【Photos：tawawa】