東京・豊洲の没入型デジタルアート体験施設「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」。裸足で水の中を歩いたり、本物の植物を使ったアートがあったりと、2018年のオープン以来子どもから大人、外国の方まで大人気のスポットです。行ってみたいけれど、子連れの場合は、「何歳から楽しめる?」「持ち物や服装は?」「濡れるってホント?」など気になることもいろいろ。実際に親子で遊んだ体験レポをお届けします!
- 豊洲「チームラボプラネッツ」とは?
- └ 麻布台ヒルズ「チームラボボーダレス」との違いは?
- チームラボプラネッツに遊びに行く時の服装・持ち物は?
- チームラボプラネッツのチケットの購入方法は?子連れでの所要時間は?
- チームラボプラネッツにいよいよ潜入!親子体験レポート
- └ 手荷物や靴はロッカーへ!身軽になって楽しもう
- └ トイレは事前に済ませよう!おむつ交換台も完備
- └ ウォーターエリアへ。光の滝がお出迎え
- └ まるで宇宙を歩いているよう!スマホと連動する仕掛けも
- └ いよいよ水の中へ。足元を泳ぐカラフルな鯉に注目
- └ ふわふわ弾む大きなボールに興奮!色や音の変化を楽しんで
- └ 座ったり寝転んだり…。変化する花の世界にうっとり
- └ 次はガーデンエリアへ。不思議なオブジェに興味津々
- └ まるで“花の迷路”みたい!絶好のフォトスポットで締め
- └ アート体験の後はパブリックエリアでひと休み
- 事前準備をしっかりして、チームラボプラネッツを楽しもう!
豊洲「チームラボプラネッツ」とは?
ゆりかもめ新豊洲駅から徒歩1分の場所にある「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」。裸足になって体ごと巨大な作品の中に没入できる体験型デジタルアート施設です。世界でもっとも来館者が多い美術館として、ギネス世界記録にも認定されました(※)“水に入るミュージアムと、花と一体化する庭園”がコンセプトで、4つの巨大な作品空間と、2つの庭園で構成されています。
※単一アート・グループとして、2023年4月1日~2024年3月31日の来館者数250万4264人を記録
年齢制限は特になく、3歳以下は無料なのも嬉しいポイント。赤ちゃん連れの場合は、抱っこひもを着けて入場できますよ。
麻布台ヒルズ「チームラボボーダレス」との違いは?
2024年2月から麻布台ヒルズに常設された「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」は、“地図のないミュージアム”がコンセプト。体ごとアートに没入するのは「チームラボプラネッツ」と同じですが、コンセプトも作品数も異なり、こちらは靴のまま歩いてめぐります。
チームラボプラネッツに遊びに行く時の服装・持ち物は?
膝下が濡れてもOKな恰好で!
今回チームラボプラネッツを体験したのは4才のサラちゃんとママ・秋本美里さん。チームラボプレネッツは水を使ったエリアがあり最大の深さは大人の膝下ほどにも!大人は膝までまくれるパンツスタイルがおすすめ。子どもは濡れてもいい服装&着替えがマストです。
なお、足を拭くタオルは、水の作品を出た後に用意されています。
スカートは注意が必要!
また、床が鏡面のエリアもあり、スカートの場合は下着が映りこんでしまう可能性も。スカートの中が見えないような工夫が必要です。ハーフパンツの無料貸出もあるので、必要な方は更衣室にいるスタッフに声をかけましょう。ハーフパンツは黒いシンプルなデザインで、サイズはSS~3Lと幅広く用意されています。子どもから大人まで問題なく借りることができ、スカートの下に履くこともできますよ。
持ち物は?
更衣室は完備されていますが、子連れの場合は時間がかかるので、すぐに遊べる恰好で行くのがベスト。手荷物は基本的にすべてロッカーに預けましょう。スマホは持ち込みOKなので、首にかけられるストラップやサコッシュやポーチ等を用意すると両手が空くので便利です。子どもは濡れてしまうおそれがあるので遊び終わった後用の着替えを準備しましょう。念のため肌着や下着もあると安心です。
チームラボプラネッツのチケットの購入方法は?子連れでの所要時間は?
チケットは公式サイトで約3カ月先の分まで販売。入場したい日時を選び、事前に購入しておきましょう。
当日はチケット記載の入場時間に間に合うように待機列に並び、案内されるのを待って入場します。一度に多くの方が入場しますが、混雑時は30~90分ほど待つことも。
ベビーカーやスーツケースがある場合は、待機列に並ぶ前に、入場ゲートの左手にあるベビーカー置き場兼荷物置き場にワイヤー錠をつけて置いておきましょう。
滞在の制限時間は特に設けられていませんが、1時間30分~2時間で全エリアをまわることができます。子どもの着替えも含めて2時間強ほど見ておくといいでしょう。
チームラボプラネッツにいよいよ潜入!親子体験レポート
手荷物や靴はロッカーへ!身軽になって楽しもう
入場ゲートを通過し、まずはロッカーエリアへ。作品内への手荷物の持ち込みは基本的にスマホ以外はNG。靴下を脱ぎ、ズボンの裾をまくって、手荷物や靴は無料のロッカーに預けて施錠します。
更衣室は個室10室があり、授乳室もこちらに用意されていますよ。
トイレは事前に済ませよう!おむつ交換台も完備
館内はロッカーエリア→水に入るウォーターエリア→ロッカーエリア→ガーデンエリアというルートで進みます。一方通行になっており、ウォーターエリア・ガーデンエリアにトイレはないので、事前に済ませておきましょう。おむつ交換台とおむつ用ゴミ箱も用意されているので安心です。
ウォーターエリアへ。光の滝がお出迎え
「坂の上にある光の滝」
準備ができたらウォーターエリアからスタートです。足元のライトだけが灯る真っ暗な通路を進むと、足首ほどの深さで水が流れる登り坂が現れます。傾斜は少し急ですが、床は滑りにくい素材で、両側に手すりもあるので、4~6歳くらいの子どもであれば問題なく歩けます。サラちゃんはママと手をつないだり、抱っこをしたりして進みました。坂の上まで登ると光の滝が出現。流れ落ちる水にだけ光が当てられ、輝く滝の光が周囲を照らしています。
<暗い!こわい!そんなときは…>
全体に暗い照明からスタートするので、小さな子だと最初は怖がる場合もあるかもしれません。そんなときは、焦らずゆっくりと、まずは立ち止まって足に水が触れる感覚を味わって。気持ちが落ち着いたら、少しずつ手をつないで前進してみましょう。「これを上ると、きれいなキラキラのお部屋があるよ」と声をかけるのもおすすめです。
光の滝の後は、無料の貸出タオルで濡れた足を拭いて、次の作品へと進みましょう。足を拭くためのスペースは広々としていて、ベンチもあるので子連れでも安心。
まるで宇宙を歩いているよう!スマホと連動した仕掛けも
「The Infinite Crystal Universe」
「The Infinite Crystal Universe」は、無数のLEDが全方位に配置され、星のように瞬く光が鏡面に反射する幻想的な空間。無限の宇宙を歩いているような気分が味わえる作品です。会場に展示された専用のQRコードを読み込み、チームラボアプリをダウンロードすると、自分のスマホと連動した仕掛けも楽しめますよ。好きな星を選び、空間に向けてスワイプ!立体の星や惑星が目の前の宇宙に広がる特別な体験もできちゃいます。
いよいよ水の中へ。足元を泳ぐカラフルな鯉に注目!
「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」
次は水の中を歩く作品。乳白色の水面に、色とりどりの光で投影されたたくさんの鯉が泳ぎ、人にぶつかると、花に変わって散っていきます。水の深さは大人の膝下くらいまであるので、事前にしっかりと裾を捲っておくこと。おむつを履いている子どもや腰まで水に使ってしまう子どもは濡れないように抱っこで鑑賞をしましょう。
水はろ過機や塩素で衛生状態が保たれ、水温は季節に応じた快適な温度に調整されているので安心。水にふれるアートはここが最後になります。
ふわふわ弾む大きなボールに興奮!色や音の変化を楽しんで
「変容する空間、広がる立体的存在 – 平面化する3色と曖昧な9色」
次のアートには、大人の背丈ほどもある大きなボールがいっぱい!4歳のサラちゃんも大はしゃぎです。球体の間をかき分けて歩いたり、叩いたりして衝撃を与えると、色が変化し音色が響き渡ります。ふわふわと柔らかいボールですが、小さな子が勢いよく体当たりすると、ボールが壁に押し返されて、しりもちをついてしまうことも。また、ボールだらけの空間で視界が狭まるので、他の来場者にぶつからないように注意が必要です。
座ったり寝転んだり…。変化する花の世界にうっとり
「Floating in the Falling Universe of Flowers」
ウォーターエリアの最後は、さまざまなお花に包み込まれたようなアート空間。ドーム型の空間になっており、天井には時間とともに変化しながら咲き渡り、散っていく1年間の花々を投影。鏡面の床に座ったり寝転んだりしながら見上げていると、花の世界と一体化するような気分が味わえます。「ヒマワリがいっぱいだね、あのお花はなんだろう?」と、子どもに声をかけながら鑑賞するのがおすすめです。
<気持ちが悪くなってしまったら…>
暗い場所や光の刺激で、具合が悪くなってしまうこともあるかもしれません。その場合には迂回ルートもあるのでご安心を。エリア内にはたくさんのスタッフさんがいるので、困ったことがあったら気軽に声をかけてください。
次はガーデンエリアへ。不思議なオブジェに興味津々
「呼応する小宇宙の苔庭 – 固形化された光の色」
続いてはガーデンエリアです。貸出用サンダルを履いて屋外の庭園へ進みます。貸出用サンダルはキッズサイズも用意されています
ずらりと並んだ鏡面の卵形オブジェに、サラちゃんも興味津々。手で押したり、風に吹かれたりすると、起き上がりこぼしのようにゆらゆら。動きに合わせて音色を響かせ、近くのオブジェも次々と呼応して音色が連続していきます。
日が暮れると、卵形体そのものが光り輝き61色に発光するのだそう。日中とはまた違った雰囲気を楽しめるので、日没後の時間を狙って訪れても。
まるで“花の迷路”みたい!絶好のフォトスポットで締め
「Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体」
ガーデンエリアの最後は、天井から吊り下げられたラン科の花々で埋め尽くされた屋内庭園。ラン科の花々は、空気中の水分を吸収するため、土のない場所でも生きることができるのだそう。
一見すると花のカーテンのようですが、人が近づくと花はゆっくりと上昇し、まるで花の世界に誘われているみたい!花の下を自由に歩きまわれるので、ベストポジションを見つけてぜひ写真に収めましょう。施設内は光を使ったアートや暗い空間が多く、フラッシュ撮影も禁止されているため、子連れでの写真撮影は難易度が高いですが、ここは明るい空間なので簡単に“映え”写真を撮影することができますよ。
アート体験の後はパブリックエリアでひと休み
「ひとつなぎのベンチ」
入場ゲート前に広がるパブリックエリアは、アート体験をした後の休憩にぴったりのスペース。作品の一つでもあるベンチは一筆書きのように複雑につながっていて、椅子にもテーブルにもなる遊び心満点のつくりになっています。ベンチの隣にある建物は、京都発のヴィーガンラーメン店「Vegan Ramen UZU Tokyo」と、作品として咲いていたランを販売する「teamLab Flower Shop」。ヴィーガンラーメンやヴィーガンアイスクリーム、ドリンクをテイクアウトして、ベンチでひと休みしましょう。
事前準備をしっかりして、チームラボプラネッツを楽しもう!
見るだけでなく、裸足で歩いて、自分も作品の一部になりながら楽しめる新感覚のデジタルアート体験。子どもも大人も感性が刺激される素敵な体験になること間違いなし!子連れで訪れる際の持ち物や、施設内での注意ポイントを事前にチェックして思いっきり満喫してくださいね。
●「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」
住所 | 東京都江東区豊洲6-1-16 |
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問合先 | 公式サイトのお問合せフォームから |
営業時間 | 9~22時(最終入館21時)、 「Vegan Ramen UZU Tokyo」「teamLab Flower Shop & Art」は11時~20時30分 |
定休日 | 不定休(公式サイトを参照) |
料金 | 大人(18歳以上)4200円、高校生・中学生2800円、子ども(4~12歳)1500円、3歳以下無料 |
アクセス | 公共交通:ゆりかもめ新豊洲駅から徒歩1分、または東京メトロ有楽町線豊洲駅から 徒歩10分、またはゆりかもめ市場前駅から徒歩5分 車:首都高速10号晴海線豊洲出口から約2分 |
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