
昔は、それぞれのおうちで作って食べていた味噌(みそ)。みそづくりキットを使えば簡単に仕込(こ)みができるよ。仕込(こ)んでから食べられるまでに時間がかかるけれど、少しずつ発酵(はっこう)していく様子を観察してみよう。
おすすめの年齢・制作時間
キットは火を使わないものが多いので、1年生でもおすすめ!自分で材料を全て揃(そろ)える場合は、おうちの人とやろうね。
3年生 1年生 2年生 3年生 工作 製作期間:1ヶ月以上
用意するもの

<使ったキットはこちら>
手前味噌キット
水煮(に)の大豆(※キット)
柔(やわ)らかくなっているから子どもの力でもつぶしやすいよ。
塩麹(こうじ)(※キット)
塩と米麹(こうじ)が合わさったもの。
ボウル
おうちにあるサイズのボウルを使おう。
マッシャー
じゃがいもなどをつぶすキッチン道具。100円ショップにも売っているよ。すりこぎなどでも大丈夫。
手順
1.水煮(に)の大豆をマッシャーなどでつぶす

大豆の粒(つぶ)が残らないくらいなめらかなペーストにする。
2.塩麹(こうじ)を入れて混ぜる
大豆と塩麹(こうじ)がなじむまで、手でよく混ぜる。
3.味噌(みそ)だんごを作る

4~5個、手で丸めてつくる。空気を入れないようにする。
4.みそだんごを、塩麹(こうじ)が入っていた保存用の袋(ふくろ)に入れる
空気が入らないよう気を付けながら全て入れる。
<ポイント>
- 保存袋(ぶくろ)のなかに空気が入るとカビが生える原因になるから、隙(すき)間をつくらないようにしよう。袋(ふくろ)の下の方や角の隙(すき)間には気を付けて。
- だんごを保存袋(ぶくろ)に入れる時に叩(たた)きつけるようにすると、だんごに残っていた空気が抜(ぬ)けるよ。
4.味噌(みそ)を箱に戻(もど)す

箱に入れて、常温で半年ほど発酵(はっこう)させる。茶色になったら完成。

できあがったら保存容器に移して冷蔵庫で保存する。
<キットを使わない場合>
- 大豆をよく洗って、3倍以上の水に約1日ひたしておく
- 大豆を鍋(なべ)に入れ替(か)えて、水をひたひたに注いで柔(やわ)らかくなるまで煮(に)る
- 冷めたらマッシャーやすりこぎなどでつぶす
- 大豆と同じ量の米麹(こうじ)と塩を2:1で混ぜたものを大豆と合わせ、さらによく混ぜる(麹が500gの場合、塩は250g)
- ぎゅっと力を入れて、味噌(みそ)玉をつくる
- タッパーや保存袋(ぶくろ)に入れて、半年発酵(はっこう)させて完成
まとめ方のコツ
・1ヶ月ごとにどんな変化があるか観察、写真に撮(と)って記録しておこう。少しだけ食べてみて、味を比(くら)べるのもいいね。
・全国にあるいろいろな種類の味噌(みそ)を食べ比(くら)べてみよう。おうちで作ったものと味はどう違うかな?材料に違(ちが)いはあるかな?
・日本には発酵(はっこう)食品がたくさんあるよ。特に大豆を使った食品は何があるか考えてみよう。