
日本には昔から伝わる素晴らしい伝統工芸がたくさんあるよ。みんなが住んでいる場所にも、きっと昔から大切にされてきたものがあるはず。地域でどのような伝統工芸が生まれたのかを調べて、実際に体験できるところに行ってみよう。
おすすめの年齢・制作時間
体験できるところの対象年齢(れい)を確認してから出かけよう。おうちの人が手伝いながら作ってもいいね。一緒(しょ)に作った作品も思い出になるはず。
1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 工作 製作期間:1日
用意するもの
体験に必要な道具や材料は、体験先で全て準備されていることが多いよ。必要な持ち物は事前に確認しよう。汚(よご)れても良い服装で行くと安心だね。
・カメラやスマートフォン
作業の工程を撮影(さつえい)しよう。
・メモ帳やペン
体験している時に気が付いたことや、職人さん、スタッフさんに聞いたことをメモしよう。
手順
今回は長野県上田市にある「手織り上田紬(つむぎ) 小岩井紬工房(つむぎこうぼう」で、カラフルな糸を使って花瓶(びん)敷(し)きの機(はた)織り体験をしてきたよ。
1.説明を聞く
機(はた)織りの道具の名前や、基本的な流れ、注意することの説明を聞く。
2.好きな糸を選ぶ

キレイな色がたくさん!
たくさんの色の中から、自分が作りたい作品にぴったりの糸を選ぶ。
3.機(はた)織り機に座る
係の人に教えてもらいながら、機(はた)織り機に座る。
4.手順に沿って織る

係の人の指示に合わせて、足元のペダルを踏(ふ)んだり、糸を通した杼(ひ)という道具を左右に動かしたりして、糸を織っていく。
<ポイント>
- 仕上がりをイメージして色の組み合わせを考えよう。
- 機織り機の踏(ふ)み木に足が届きにくい場合は、おうちの人と一緒(しょ)に座って役割を分けながら作業してみよう。
5.形を整える
織り進めるうちに、だんだん布の形になってくる。まっすぐ織れているか確認しながら、きれいに織り進める。
6.ハサミで切って外す

織り終わったら、機織り機から作品を外してもらう。

できあがった作品はこちら!
7.まとめる
おうちに帰って、伝統工芸品を選んだ理由、道具、作業工程やポイントなどをまとめる。
まとめ方のコツ
・作業工程はひとつひとつ写真に収めておくと、後からまとめる際に便利だよ。
・その伝統工芸が自分の住んでいる地域でどのように始まり、どのように受け継(つ)がれてきたのか、その歴史を調べてみよう。
・体験を通じてむずかしかったことや、新しく気づいたことも書いてみよう。もし学校に作品を持っていってもよければ、実際に発表の時に見せるのもいいね。
体験したお店

今回の体験をおこなったお店だよ。気になる人はぜひ行ってみよう!
手織り 上田紬 小岩井紬工房
住所 | 長野県上田市上塩尻40 |
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電話 | 0268-22-1927 |
最寄り駅 | 西上田駅[出口]徒歩6分 |
体験時間 | 40分(要予約) |
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