夏の大三角・天の川・さそり座の見つけ方!方角や星座の神話も紹介!夏休みに星空観察

はうちょう座のイメージ

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夏の大三角は、親子での星空観察に最適な星座です。正しい見つけ方を覚えることで、織姫と彦星を簡単に発見でき、天の川や他の星座も楽しめます。この記事では、星空観察初心者の方へ向けて夏の大三角の見つけ方や観測のコツについて詳しく解説します。夏休みの家族での星空観察や自由研究の参考として、ぜひ最後までお読みください。

目次(index)

夏の星空の見どころ

2021年7月20日20時頃の星空

夏の星空の主な見どころには下記の4つがあります。

  • 天の川の広がりと光の帯
  • 夏の大三角の輝き
  • ペルセウス座流星群の迫力
  • さそり座や南斗六星の存在感

天の川の広がりと光の帯

夏の天の川は「最初に見つけやすい目印」です。

夏の夜空を見上げると、雲のような白い帯が空にかかっているのが天の川です。この天の川を発見することが、星座探しの第1歩となります。街の明かりが少ない場所なら容易に観測できます。天の川は私たちの住む銀河系を内側から見た姿で、夏は特に明るく見えます。天の川が見つかれば、夏の大三角の星も発見しやすくなります。

夏の大三角の輝き

夏の大三角は3つの明るい星で作られる大きな三角形です。

織姫星(ベガ)、彦星(アルタイル)、デネブという1等星が輝いています。これらの星は街中からでも見えるほど明るく、星空観察初心者に適しています。七夕でおなじみの織姫と彦星も含まれているため、親しみやすい星座です。この三角形を覚えれば、他の星座探しの基準点として活用できます。

ペルセウス座流星群の迫力

ペルセウス座流星群は、夏休みの思い出作りにぴったりの天体ショーです。

毎年8月中旬に見られるペルセウス座流星群は、1時間に数十個の流れ星が観測できます。夏休み期間のため、普段より遅い時間まで起きて観察できるメリットがあります。事前に星座の位置を把握しておくと、より一層観察を満喫できます。流星群の観察は、夏休みの自由研究テーマとしても人気です。

▼ペルセウス座流星群についてはこちらをチェック

さそり座や南斗六星の存在感

さそり座と南斗六星は形を覚えやすい特徴的な星座です。

さそり座の赤い星アンタレスは、南の空に低く見える目立つ星です。まわりの星と合わせると、本当にサソリのような形に見えます。南斗六星は柄杓の形をした6つの星で、北斗七星の仲間として覚えやすい星座です。これらの星座は星空観察時の重要な目印になります。形がはっきりしているので、初心者でも識別しやすい特徴があります。

夏の大三角の見つけ方

夏の大三角の見つけ方をマスターすれば、親子で星空観察を十分に楽しめます。夏の大三角を見つけるときには、下記のポイントをおさえておきましょう。

  • 見える方角と時間帯を把握する
  • デネブを起点に探す
  • ベガとアルタイルの位置関係を使う
  • 天の川を目印にする
  • 星座アプリを活用する

見える方角と時間帯

夏の大三角の見つけ方を覚える際は、まず観察する月と時間を確認しましょう。夏の大三角は時期と時間によって見える方角が変わる星座です。7月の夜9時頃なら東の空、8月から9月なら頭の真上から南西の空に見えます。最も観察しやすい時間帯は夜8時から11時頃です。街明かりの影響を避けるため、できるだけ暗い場所を選ぶことが重要です。

デネブを起点に探す

夏の大三角

夏の大三角の見つけ方は、まず天の川の中で最も明るく輝く星デネブを探します。デネブは十字の形をしたはくちょう座の尻尾にあたる星です。デネブを見つけたら、天の川を挟んで左右に明るい星を探しましょう。デネブの左下に見える明るい星がアルタイル(彦星)、右下に見える星がベガ(織姫星)です。この3つの星を線で結ぶと大きな三角形ができます。

ベガとアルタイルの位置関係を使う

まず夜空で最も明るく青白く輝くベガ(織姫星)を探します。ベガから天の川を挟んだ向かい側に、やや暗めのアルタイル(彦星)が見えます。この2つの星の距離は手を伸ばした時の握りこぶし2個分程度です。ベガとアルタイルを見つけたら、この2つの星の上にあるデネブを探しましょう。3つの星を結ぶと大きな直角三角形が完成します。

天の川を目印にする

長野県・乗鞍高原から見る天の川

天の川を目印にした夏の大三角の見つけ方に自然の道しるべを使う方法もあります。夜空にぼんやりと白い帯状に見える天の川を最初に探します。天の川は地球と銀河の位置関係から、夏は銀河の真ん中の部分が見えているため、他の季節よりもよく見えるのです。

天の川銀河のイメージ

天の川が見つかったら、その流れに沿って明るい星を探しましょう。天の川の中にデネブ、天の川を挟んでベガとアルタイルが輝いています。天の川は夏の大三角を2つの部分に分ける境界線の役割を果たします。街明かりで天の川が見えにくい場合は、暗い場所に移動して観察してください。

<未来はベガが北極星に!?>

一年中、ほとんど位置が変わらず北の空に光っている北極星。約1万2000年後にはこと座のベガが北極星になっているだろうといわれています。北極星は地球の自転の軸の延長線上にあるのですが、この軸がこまのように傾いていき、いずれ軸の先がベガになっていくのです。明るい1等星のベガが北極星になったら、今よりも探しやすいかもしれませんね。

星座アプリを活用する

スマートフォンの星座アプリを使えば、リアルタイムで星の位置を確認できます。アプリを空に向けると、画面上に星座の名前や位置が表示されます。夏の大三角の見つけ方に慣れていない場合は、アプリで位置を確認してから実際の空を見上げましょう。

人気のアプリには「Star Walk」や「Sky Guide」などがあります。アプリがあれば天候や場所に関係なく、正確な位置がわかります。

夏の代表的な星座の見つけ方

夏の代表的な星座は、夏の大三角の見つけ方を覚えた後に探すと効率的に発見できます。夏の星座の見つけ方について見ていきましょう。

  • はくちょう座の見つけ方
  • こと座の見つけ方
  • わし座の見つけ方
  • さそり座の見つけ方
  • いて座(南斗六星)の見つけ方

はくちょう座の見つけ方

はくちょう座は十字の形で見つけやすい代表的な星座です。

夏の大三角のデネブを見つけたら、そこから十字の形を探しましょう。デネブははくちょう座の尻尾にあたる星で、そこから翼を広げた白鳥の形が見えます。十字の縦棒がはくちょうの体、横棒が翼を表しています。天の川の中を泳ぐように見えるため「天の川の白鳥」とも呼ばれます。はくちょう座は夏の大三角の見つけ方をマスターしていれば、最も発見しやすい星座のひとつです。十字の形がはっきりしているので、星座の形を覚えやすい特徴があります。

こと座の見つけ方

こと座は小さいながらも明るいベガが目印の星座です。

夏の大三角のベガ(織姫星)を見つけたら、その周りの小さな星を探しましょう。ベガの近くに平行四辺形の形をした4つの星が見えます。この平行四辺形とベガを合わせたものがこと座です。こと座は夏の星座の中でも比較的小さいため、双眼鏡があるとより観察しやすくなります。ベガは夏の夜空で最も明るい星のひとつなので、まずこの星を基準にして探してください。小さな星座ですが、ベガの明るさのおかげで簡単に見つけられます。

わし座の見つけ方

わし座はアルタイルと両側の星で鷲の形を表す星座です。

夏の大三角のアルタイル(彦星)を見つけたら、その両側にある星を確認しましょう。アルタイルの左右に少し暗い星がーつずつあり、この3つの星が一直線に並んでいます。この並びがわしが翼を広げた姿を表しています。アルタイルは天の川のすぐ近くにあるため、天の川を目印にして探すと発見しやすくなります。夏の大三角の見つけ方を覚えていれば、アルタイルから簡単にたどれます。3つの星の並びがわかりやすく、初心者でも識別しやすい星座です。

さそり座の見つけ方

さそり座のイメージ

さそり座は赤いアンタレスが特徴的な南の空の星座です。

南の空の低い位置に赤く輝く1等星アンタレスを探しましょう。アンタレスを見つけたら、そこから右側にカーブを描く星の並びを確認してください。この星の並びがサソリの尻尾を表しています。アンタレスはサソリの心臓にあたる部分で、「火星に対抗する星」という意味の名前がついています。夏の大三角の見つけ方をマスターした後なら、南の方角を意識して探せば発見できます。赤い色が目立つアンタレスを基準にすれば、サソリの形も見えてきます。

いて座(南斗六星)の見つけ方

いて座のイメージ

いて座の南斗六星は柄杓(ひしゃく)の形をした6つの星の組み合わせです。

さそり座のアンタレスから天の川を挟んだ反対側を探しましょう。柄杓の形に並んだ6つの星が南斗六星です。北斗七星と対をなす存在として親しまれており、いて座の一部を構成しています。この柄杓の形は弓を引く射手の姿を表しているとされます。夏の大三角の見つけ方を覚えてから南の空を観察すると、アンタレスとセットで発見しやすくなります。柄杓の形がはっきりしているため、北斗七星を知っていれば簡単に覚えられます。

夏の星座にまつわる神話

星座の神話を知ると、星空観察がもっと楽しくなります。昔の人々が作った物語を覚えて、親子で星を見上げながらお話しするのも素敵ですね。

やっぱり夏は七夕伝説

七夕の織姫と彦星の物語は、中国から伝わった有名な神話です。

天の神様が娘の織姫と働き者の彦星を結婚させました。ところが2人は仲良くなりすぎて、仕事をしなくなってしまいます。怒った神様は2人を天の川で離ればなれにしました。しかし今度は悲しんで全く働かなくなったため、年に一度だけ会うことを許したという物語です。日本では織姫の機織り技術にあやかって、手芸や習い事の上達を願う行事になりました。

七夕の夜の月は半月で、これを天の川を渡る船に見立てたという説もあります。また、天の川は英語で「ミルキーウェイ」と呼ばれ、ギリシャ神話では女神の母乳が飛び散ってできたという話もあるそうです。

▼七夕についてはこちらをチェック

はくちょう座の神話

ギリシャ神話には欠かせない全知全能の主神・ゼウス

はくちょう座の白鳥は、ギリシャ神話の神ゼウスが変身した姿です。美しい王妃レダに会うため、ゼウスが白鳥になって近づきました。レダがその白鳥を抱くと、大きな卵を2つ産みます。1つの卵からは双子の兄弟が生まれて双子座になり、もう1つの卵からは美しい娘たちが生まれました。その中の1人ヘレネは、後に有名なトロイア戦争の原因になったといわれています。

わし座の神話

みずがめ座の美少年?!

アルタイル(彦星)を中心とした3つの星の並びが、わしの姿を表しています。わし座には2つの有名な神話があります。1つ目は、美しい少年ガニュメデスを神々のお世話係として迎えに行ったわしの話です。2つ目は、神ゼウスが使う雷の矢を運ぶわしの物語です。わし座の隣に矢の形をした「や座」があるのも、この話と関係があるかもしれません。

夏の星空観察、おすすめの場所と持ちもの

関東圏のおすすめ星空スポット

星空観察には、街の明かりが少ない開けた場所が最適です。関東でおすすめなのは、奥多摩、栃木県の戦場ヶ原、茨城県の筑波山などです。少し遠出するだけで、街中とはまったく違う美しい星空を見ることができます。キャンプ場を利用すれば、安全に夜の観察も楽しめます。夏休みを利用して、家族で星空スポットを訪れてみてください。

夏の星空観察の持ちもの

  • 星座早見表
    星座早見表は星の位置を確認するのに便利です。
  • 虫よけスプレー
    夏は虫が多いので、虫よけスプレーは必需品です。
  • レジャーシートやクッション
    地面に寝転がる場合は、レジャーシートやクッションがあると快適です。
  • 懐中電灯(赤いセロファン付き)
    懐中電灯を使う時は、赤いセロファンを貼って光を弱くすると、目が星空に慣れたままで済みます。

夏休みの自由研究アイデア

ペルセウス座流星群の観察記録

1時間にどれくらい流れ星が見えるかを記録するだけでも、立派な自由研究になります。観察した時間、場所、天気なども一緒に記録しましょう。普段は早く寝る時間ですが、この日は特別に夜更かしして、家族で流れ星を数えてみてください。事前に夏の大三角を覚えておくと、流れ星がどこから飛んでくるかもわかりやすくなります。

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