
ダンゴムシには、交替性転向反応という習性があります。これは「右に曲がった後、次の曲がり角では左に。逆に左に曲がった後、次の曲がり角では右に曲がる」というように、方向を左右交互に変えながらジグザグに進む習性のこと。本当に左右交互に進むのか?実際に、迷路を作って検証してみよう!
ダンゴムシについて詳しくはこちら
» ダンゴムシ徹底解説!飼い方、食べ物も
おすすめの年齢・制作時間
低学年向け。特に昆虫好きにおすすめ!難しい作業はないですが、ハサミなどを使うときは気を付けて。
2年生 3年生 観察 製作期間:1日
用意するもの
迷路の材料
□画用紙
下にひくものと、壁に使うものをちがう色にすると、わかりやすいよ。下にひくものは、方眼紙のようなマス目があるものだと迷路をつくりやすいよ。また、壁に使う紙は少し厚めのものがおすすめだよ。
記録するもの
□メモ、筆記用具
ダンゴムシがどう動くのか予想したり、結果がどうだったか書くのに使おう。
□カメラ
ダンゴムシが曲がる様子を写真にとると、まとめるときに便利だよ。下の写真を参考にしてね。
手順
1.迷路を作る
床用のスポンジに等間隔に切り込みを入れ、厚紙で壁を作る。
<ポイント>
- スタートから、左右交互に曲がるとゴールできるように作ろう
2.ダンゴムシ迷路スタート

スタート地点にダンゴムシを置く。
3.様子を観察


左、右と交互に曲がるのか確認しよう。
<ポイント>
- 左右どちらにも進める分かれ道では、どう曲がるかな?
4.ゴール

ゴールにたどり着いたら完了!
まとめ方のコツ
・曲がり角のダンゴムシの進み方はどんな様子かな?止まったり、迷ったりしているかな?
・左右どちらにも進める分かれ道を作って、一つ前と反対の方向に曲がるか観察しよう。
・交替性転向反応(こうたいせいてんこうはんのう)というこの習性は、ほかにどんな虫が持っているのか調べてみよう。
こちらの本もオススメ

『るるぶKids こわくない!カブトムシ・クワガタの採集と飼育』
子どもが昆虫採集や飼育をしたがっても、親である自分は虫がこわくて触れない…。そんなママパパたちのリアルな虫問題を解決する1冊!「親パート」「子どもパート」に分かれた前代未聞の二部構成+「3大特別付録 自由研究セット」つきで、親子の楽しい採集・飼育体験を徹底サポートします!