みんな大好きシャボン玉遊び。でも、すぐに割れてしまって残念な気持ちになることも。なかなか割れない、夢のようなシャボン玉を自分でつくってみよう!
おすすめの年齢・制作時間
身近なシャボン玉遊びの応用編として、はじめての自由研究におすすめ!30分くらいでつくれるよ。シャボン玉の仕組みも学んで、お兄さんお姉さんになった気分に!?
1年生 2年生 工作 製作期間:1日
用意するもの

・水またはぬるま湯 100ml
水道水でOK。少し温めておくと溶(と)けやすくなってつくりやすいよ。
・食器用洗剤(ざい) 50ml
通常のシャボン玉づくりでも使用する、シャボン玉のもとだよ。
・砂糖・はちみつ・ガムシロップ どれか5g
割れづらくするためのヒミツ道具①。粘(ねば)り気のあるはちみつやガムシロップが特におすすめ。
・洗濯(たく)のり 10ml
割れづらくするためのヒミツ道具②。PVA(ポリビニルアルコール)洗濯(たく)のりを用意しよう。
・計量カップ・計量スプーン
・ボウルや洗面器
・細長い棒やスプーン
・ストローやハンガーなど
<ポイント>
- たくさんつくりたい場合はすべての材料を2倍、3倍にすればOK。
- 1回で使いきれない場合は、保存する容器も用意しておこう。砂糖やはちみつ、ガムシロップを使う場合は早めに使い切ろうね。
手順
1.どうしてシャボン玉が割れるのか考える

画像:PIXTA
普(ふ)通のシャボン玉をつくって、観察してみよう。どうやってできているのかな?どうしたら割れてしまうかな?
<シャボン玉の仕組み>
- 水は洗剤を混ぜることで、薄(うす)い膜(まく)になって広がりやすくなるよ。その水の薄(うす)い膜(まく)が丸い玉のかたちになったものがシャボン玉だよ。
<どうして割れてしまうの?>
- 水の膜(まく)は薄(うす)いから、水分が蒸発したり、重力で下の方に集まってしまったり、なにかにぶつかってしまうと、すぐに穴が空いたり壊(こわ)れたりしてしまうよ。そうすると、シャボン玉が割れてしまうんだ。
2.割れないシャボン玉の材料を用意する
ヒミツ道具①(砂糖・はちみつ・ガムシロップのどれか)とヒミツ道具②(洗濯(たく)のり)を用意する。
3.材料を入れて混ぜる

ボウルや洗面器のなかに、水→ヒミツ道具①→ヒミツ道具②→食器用洗剤(ざい)の順で入れていく。ひとつ入れるたびにしっかりと混ぜ合わせてから次を入れるのコツ
<ポイント>
- 特に砂糖を使う時は、形が残らないように溶(と)かしきろう。少し温めてぬるま湯にしておくと混ざりやすいよ。
- 順番を間違(ちが)えないように。特に洗剤(ざい)は必ず最後に入れよう。
- 強くかき交ぜて泡(あわ)が入ってしまうと強いシャボン玉が作れないので、ゆっくりやさしくかき混ぜよう。
4.遊んで実験
飲み物のストローを使う時は、ストローの先に1cmくらいの切り込(こ)みを入れて、花のように広げよう。
息を急に強く吹(ふ)かず、ゆっくりとやさしくふくらませると、より割れづらいシャボン玉ができるよ。手で持ってみたり、軍手などの手袋をはめてからお手玉のようにポンポンと弾(はず)ませたりしてみよう!
ストローだけでなく、他の道具でつくってみるのもおすすめ。ハンガーや針金を自由に曲げて加工したり、うちわの紙をはがして骨組みを利用したり、トイレットペーパーの芯(しん)や牛乳パックなど、何でシャボン玉をつくるかはアイデア次第!
<どうして割れないシャボン玉ができるの?>
- 今回シャボン玉をつくるのに使った、ヒミツ道具①と②。それぞれ、シャボン玉を強くする力を持っているよ。
- 砂糖やはちみつ、ガムシロップには、水分が蒸発するのを防ぐ性質があるんだ。また、洗濯(たく)のりは、水に粘(ねば)り気をもたせることで、丈夫(じょうぶ)な膜(まく)にすることができる。シャボン玉の液にこれらを加えることで、なかなか割れないシャボン玉がつくれるんだよ。
まとめ方のコツ
・割れないようにするために工夫したことや気をつけたことなどを書いていこう。普(ふ)通のシャボン玉もつくってみて、どれくらい割れにくいか調べてみるのもいいね。
・砂糖やガムシロップ以外にも、こうしたら割れないかも?と思った材料を入れて実験してみよう。比べた結果をまとめてみよう。
・手で持ったりお手玉したり、割れないシャボン玉でできた遊びをまとめてみよう。
・シャボン玉をふくらませるオリジナル道具をつくったら、紹介(しょうかい)しよう。
・シャボン玉の仕組みや割れる理由、どうして割れづらくなるのかまでまとめられたらすごい!