本来食べられるにも関わらず捨てられてしまう食べ物、「フードロス」。家庭ではどのぐらいのフードロスが発生しているのか、どうやったら減らせるのか調べてみよう。
おすすめの年齢・制作時間
調べ学習と実験の両方から、考えをまとめていくので、高学年に向いているよ。おうちの人と協力してやってみるのがおすすめ!
5年生 6年生 実験 製作期間:3日間
用意するもの

・はかり
・ビニール袋(ぶくろ) 2枚
ボウルや、チラシ・新聞紙で折ったゴミ箱などでもOK
・カメラ
・メモ帳、筆記用具
手順
1.【1日目】家庭で出たフードロスを記録

画像:PIXTA
フードロスが発生するたびに、1つの袋(ふくろ)やボウルに入れていく。捨てるときに、なぜ捨ててしまうのか理由もメモする。
<ポイント>
- まず、家族みんなで「フードロス」の定義を確認しよう。食べ残してしまったものや、傷んでしまったもの、消費期限が過ぎたもの…。ニンジンのヘタのように、もともと食べられない部分はフードロスに含(ふく)まれるかな?
- 捨てるときは、「消費期限内に食べきれなかった」「食べ残してしまった」などの理由を書いておこう。家族が捨てるときは、なぜ捨てるのかインタビューをしてみよう。
- 捨てる前に写真を撮(と)っておくと、まとめるときにわかりやすく紹介(しょうかい)できるよ。
2.【1日目】1日分のフードロスを計量
1日目の最後に、フードロスを入れた袋(ふくろ)の重さをはかり、メモしておく。
3.【1日目】フードロスの発生を減らす方法を考える
どうやったらフードロスの発生を減らせるか、家族でアイデアを出し合い、2日目に取り組む内容を決める。
4.【2日目】家庭で出たフードロスを記録

画像:PIXTA
2日目はフードロスを減らせるように心がけて過ごす。フードロスが発生するたびに、1日目とは別の袋(ふくろ)に入れておく。捨てるときに理由もメモする。
5.【2日目】1日分のフードロスを計量
2日目の最後に、2日目にたまったフードロスの袋(ふくろ)の重さをはかる。1日目と比べて、どのぐらい重さが変わったかを確認する。
<ポイント>
- (1日目の重さ)-(2日目の重さ)で、重さを比べられるよ。
- もし1日目より2日目のほうが大きい(重たい)数字の場合は、2日目のほうがフードロスが多く発生したことになる。どうして増えてしまったか、理由を考えよう。
6.【3日目】まとめる

画像:PIXTA
フードロスを減らすために気を付けたことや、わかったことなどをまとめる。
まとめ方のコツ
・そもそも「フードロスとは何か」「フードロスには環(かん)境にどんな影響(えいきょう)を与(あた)えるのか」も調べて書いておこう。
・余裕(ゆう)があれば、1週間程度取り組んでみて、1日の袋(ふくろ)の量の推移をグラフにするとわかりやすくなるよ。
・家族で話し合ったフードロスを減らせそうなアイデアは、全部書き、実際に試したことはどのアイデアかわかるようにまとめよう。なぜその方法を選んだかも書いておこう。