
セミの羽化は、とても神秘的で美しい瞬間なんだ!セミの幼虫を探して、夜に観察してみよう。
おすすめの年齢・制作時間
周りに観察できるところを探す必要はあるけど、低学年から楽しく取り組めるよ。
1年生 2年生 3年生 観察 製作期間:1日
用意するもの
・懐中電灯
セミの幼虫があらわれるのは夜なので、必ずもっていこう。
・長ズボン
飛び出た木の枝にうっかりぶつかってケガをすることもあるから、セミの幼虫を探しに行くときは、なるべく長ズボンをはいていこう。
・カメラ
羽化の様子を撮影するよ。スマホのカメラでもOK。
・虫よけスプレー
外での昆虫観察は虫刺されに注意。セミに影響がでないよう観察前に家でスプレーしておこう。
・虫ケース
家に持って帰って羽化を観察する時はセミの幼虫を入れられるものを持っていこう。
手順
1.昼間のうちに下見をする
明るいうちに木の根元を観察して、セミの幼虫が地上に出てくるために空けた穴がある場所をチェックしておく。
2.セミの幼虫を見つけに行く

夜になったら昼間に見つけて置いたポイントへ、地上に出てきたセミの幼虫を見つけに行く。
<ポイント>
- 必ずおうちの人と一緒に行こう。
- セミは蒸し暑い日が続いた後の雨が降っていない日に羽化することが多いよ。
- セミの幼虫が出てくるのは、暑さが少し和らいだ18~20時前までの時間帯なのでここを狙って見に行こう。
- 懐中電灯で足元を照らしながら、転んだりセミの幼虫を踏みつけたりしてしまわないように注意深く探そう。
3.羽化を観察

セミの幼虫が木の幹や枝にとまって動かなくなったら脱皮の前触れ!羽化するセミの姿を観察する。
<ポイント>
- 脱皮中のセミの体は非常に柔らかく繊細なので、決して触らないでそっと見守ろう。
- 羽化が始まってから終わるまではだいたい2~3時間かかるので、数十分おきに見に来て写真をとろう。カメラのフラッシュはOK
- 地面を歩いている幼虫を家に持って帰ってカーテンや網戸、割りばし等に止まらせて観察するのもオススメだよ。
- 脱皮が終わったあと、セミの体が色づいて完全に固まるまでさらに数時間かかるので、家で羽化の観察をした時は次の日の朝に逃がしてあげよう。

見守っていると、くしゃくしゃだった翅(はね)がぴんと伸びてくる!
まとめ方のコツ
・時間の経過ごとに、セミがどこまで殻を脱いだかできる限り記録しよう。
・観察している時に気づいたことはあるかな?メモをしてまとめてみよう。
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