
野生では木の樹液を飲んで生活しているカブトムシやクワガタ。樹液以外の食べ物も食べるのかな?調べてみよう!
おすすめの年齢・制作時間
家の中でも観察できるので、低学年から楽しく取り組めるよ。
1年生 2年生 3年生 実験 製作期間:3日
用意するもの
・カブトムシ
できれば元気なカブトムシを用意しよう
・昆虫ケースと土・止まり木
カブトムシが自由に動ける広さのものを用意。底に土をしいて止まり木を置こう
・エサ
お菓子や果物、夕飯の残り物、ジュースなど味のちがうもの、動物質のものと植物質のもの、水分が多いもの少ないものなど、何種類か用意しよう。
・ペットボトルのキャップ
食べ物をのせる皿の代わりに使うよ。
・メモ
カブトムシが食べたエサ・食べなかったエサを記録しよう。
手順
1.カブトムシを昆虫ケースに入れる
昆虫ケースに入れたばかりのカブトムシは驚いていてエサを食べてくれないので、しばらくそっとしておく。
2.エサを入れる

ペットボトルのキャップを何個か用意し、それぞれに別の種類のエサを入れて昆虫ケースに入れる。そのまま1~2日観察して、どんなエサにカブトムシが集まっていたか、エサが減っているのか見る。

食べ方を観察するのも楽しいよ
<ポイント>
- カブトムシは夜行性の生き物なので、昼間はじっとしていてエサを食べないことが多いよ。夕方から夜、早朝などカブトムシが活発な時間にそっと観察しよう。
- ジュースなど液体をあたえる時はキッチンペーパーに染み込ませてから与えると、こぼれる心配が少なくなるよ。
- カブトムシが食べ残したエサは菌がいるので、観察が終わったら捨てよう。
- ミントやハッカには、カブトムシが苦手な成分が含まれているので、これらの食べ物はカブトムシに与えないようにしよう。
3.実験結果を記録する

カブトムシが寄ってきたエサと寄ってこなかったエサを、模造紙などにまとめる。
まとめ方のコツ
・味が全く違うエサ同士を並べだけでなく、味が似ているエサ同士を並べた時はどうなるかな?期間を置いてもう一度調べてみるのもおすすめ。また、クワガタなど他の昆虫で試してみるとどうだろう?
・カブトムシが好きそうなエサ・苦手そうなエサをあらかじめ予想しておいて、実験結果を同じになったか・違うものになったかをまとめよう。
・カブトムシが好きなエサ・嫌いなエサに共通する特徴はなんだったかな?味かな?水分の量かな?考えてみよう!
・どうしてカブトムシはその餌が好きだったか・嫌いだったか、理由を考えてみよう!
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