ヘアドネーションとは、病気や事故などで髪を失った子どもたちに医療用ウィッグ(かつら)を提供するための髪の寄付活動のこと。31㎝以上の長さがカットできれば、誰でも何歳でも寄付ができます。ヘアドネーションのことを調べて、自分の髪を寄付した記録を自由研究にしました。髪を伸ばしている子はぜひ参考にしてみて。
おすすめの年齢・制作時間
ヘアドネーションは、31cm以上カットできる髪の長さがあれば、何歳でもヘアドネーション活動に参加することができるよ。
1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 調べる 製作期間:2日
用意するもの

・伸ばした髪の毛(※写真にはありません)
ヘアドネーションには、カットした状態で31㎝以上ある髪の毛が必要。カット後にヘアスタイルを整えることも考えて、少し余裕をもった長さではかってみよう。
・ドナーシート、送付用のレターパックなど
ヘアドネーション活動をしている団体に、カットした髪の毛とドナーシートを送るよ。ドナーシートの取り寄せ方は、下に書いてある「手順」を参考にしてね。
・カメラ
髪の毛をカットしている様子などを写真にとってもらって、紙にプリントしよう。
・メモ帳・筆記用具
ヘアドネーションについて調べて、メモしよう。また、カットをしてもらった美容師さんにお話を聞いてみるのもおすすめ。
・清書用のノートまたは用紙
低学年はマス目つきのノートを使うと、書きやすいよ。
・清書用の鉛筆・ペン
鉛筆のほかに、色ペンを使うと、きれいで読みやすくなるよ。
・表紙用の色画用紙
本文をB5サイズの紙にまとめるならB4サイズ、A4サイズの紙にまとめるならA3サイズ1枚かA4サイズ2枚の色画用紙を用意しよう。
・のり・ホチキス・はさみ・マスキングテープ
写真を貼ったり、書きあがった紙をまとめて留めるときに使うよ。好きなマスキングテープで飾るのもおすすめ!
手順
1.ヘアドネーションについて調べる
ヘアードネーションについて、パソコンで調べてみよう。髪を切ってもらう美容師さんに、聞いてみるのもおすすめ。
<ポイント>
- 寄付した髪の毛は、どんな人にどのように届けられるのか。なぜ髪の毛を必要としている人がいるのかなどを調べてみよう。
- 「もし自分が医療用ウィッグが必要な状況になったら、どう感じるか」も考えてみよう。
2.髪の毛を送る団体を探す
カットした髪を寄付するには、ヘアードネーション活動をしている団体に送る必要があります。どんな団体があるのか調べて、送り先を決めよう。送り先の団体のルールも確認しよう。賛同サロンも各団体ホームページでチェックを。
▼髪の寄付の送り先の例
ジャーダック https://www.jhdac.org/
つな髪プロジェクト https://www.organic-cotton-wig-assoc.jp/
リビネット https://ribinet.com/
3.ヘアドネーション用に髪をカットしてくれる美容院を探す

ヘアドネーション活動に賛同しているサロン、または協力してくれる美容師さんを探して、規定に沿って髪の毛を切ってもらおう。賛同しているサロンは。送り先の団体のホームページで探すことができるよ。髪の毛は、美容師さんが切ったものでなくても大丈夫ですが、カットするときのルールがあるので、注意しましょう。
4.調べたことをノートにまとめ、写真を切って貼る

ヘアドネーションについて調べたこと、ヘアドネーションについて考えたことについて、紙にまとめます。カットしている様子の写真を貼ったり、ヘアドネーションの方法を絵にかいたりしてみよう。
5.表紙をつけて1冊にまとめよう
まとめた内容を書いた紙を、好きな色画用紙ではさんでホチキスで留めると冊子になるよ。表紙にタイトルや名前を書いたり、写真を貼ったりして飾ってみよう。
まとめ方のコツ

・ヘアドネーションについて、下記を参考に、調べたり、考えたりしたことをまとめよう。
ヘアドネーションとはどんなものか
ヘアドネーションをやってみたいと思ったきっかけ
医療用ウィッグが必要としているのはどんな子どもたちか
髪の毛が抜けるとどんな気持ちになるのか
医療用ウィッグはどんな役目を果たしているのか
ヘアドネーションをするにはどうしたらいいのか
ヘアドネーションの注意
・髪の毛をカットしている様子の写真ものせると、読んでいる人に伝わりやすくなるよ。
・最後に「やってみた感想」を書くと、立派な自由研究になるよ。