食べ物の自由研究テーマ集!おいしく学べる実験アイデアが充実

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「食べることが好き」「食べ物の実験がしてみたい」そんな小学生におすすめの自由研究をご紹介!パンやスイーツなど、実はいろいろな化学反応によってできている食べ物がたくさんあります。料理を通した実験で、おいしいものを作りながら、科学のフシギを学びましょう!

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目次(index)


 

サイエンススイーツを作ろう!

レモンで色が変わるムース

ブルーベリー味のなめらかムースを作って、最後にレモンシロップをかけてみましょう。色の変化はどうなるかな?

<材料>

・生クリーム 100mL
・牛乳 50mL
・顆粒ゼラチン 4g
・ブルーベリージャム 90g
・レモン果汁 30mL
・グラニュー糖 20g
・ブルーベリー(トッピング用) お好みで
・耐熱容器
・お鍋
・ゴムベラ
・電子レンジ

<簡単な手順>

  1. 鍋に生クリームと牛乳を入れて中火にかけ、鍋のふちがふつふつしてきたら火を止める
  2. ゼラチンとジャムを加える
  3. 氷水にあてて温度を下げ、とろっとしてきたら容器に流す
  4. ブルーベリーをちらし、冷蔵庫で30分冷やし固める
  5. 食べる前にレモンシロップをかける

<まとめ方のコツ>

紫キャベツやナス、バタフライピーなど、ブルーベリーのほかにも「アントシアニン」が入っている食材を探しましょう。食べ物以外に「アントシアニン」が入っているものはあるかな?また、レモン汁の入れる量を調節して色の変化を試してみましょう

写真つきでわかりやすく!詳しい手順などはこちら
» レモンで色が変わるムースを作ろう

常温でも溶けない不思議なアイスクリーム

溶けないアイスクリームが、実は家で簡単に作れるって知っていましたか?100均で購入できる粉寒天を使って、常温でも溶けない夢のようなアイスクリームを作ってみましょう。

<材料>

・牛乳 400ml
・粉寒天 4g
・グラニュー糖 40g
・ミカンの缶詰 200g
・調理器具(アイスの容器、棒、鍋、ゴムベラ)

<簡単な手順>

  1. 鍋に牛乳と粉寒天を入れて、ぐつぐつ泡立つまで煮る
  2. グラニュー糖を加える
  3. アイス容器に流し、冷凍庫で約4時間冷やし固める

<まとめ方のコツ>

寒天の量を減らしたものや入れずに作ったものも用意して、溶け出す時間や温度を調べてみましょう。また、寒天を入れずに作ったものと食べ比べてみて、味や食感に違いがあるか確かめた結果をまとめると、実験としても面白くなります。

写真つきでわかりやすく!詳しい手順などはこちら
» 常温でも溶けない不思議なアイスクリームづくり

つぶつぶゼリー

サイエンススイーツ「つぶつぶゼリー」

「表面張力」を利用して、見た目もかわいいつぶつぶゼリーを作ってみましょう。簡単には混ざらない、水と油の関係を学ぶことができます。

<材料>(2人前)

野菜ジュース 100mL
アガー 5g
サラダ油 200mL 
ヨーグルト 適量
注射器
スポイト
背の高いグラス

ゴムベラ

<簡単な手順>

  1. 背の高いグラスにはサラダ油を入れ、冷蔵庫で冷やしておく
  2. 鍋に野菜ジュースを入れて中火にかけ、アガーを振り入れヘラで混ぜ溶かす。一度煮[に]立たせてから火を止める
  3. 注射器やスポイトで吸い上げ、サラダ油を入れたグラスに1滴ずつたらす
  4. ザルにあけて、冷やして食べる

<まとめ方のコツ>

1滴ずつたらす時、油のなかでなく水のなかにたらしたらどうなるのか実験してまとめましょう。表面張力はどんな時に見られるのか、コップやお風呂、バケツなどに水を入れて試してみると、発展性があって良いですね。

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» つぶつぶゼリーづくり

袋に入れてふるだけ!簡単アイスクリーム

サイエンススイーツ「ふりふりアイスクリーム」

塩の力を利用して、簡単にアイスクリームを作ってみましょう。袋に入れて振るだけで、あっという間にオリジナルアイスクリームの完成!

<材料>

・生クリーム 100mL
・グラニュー糖 15g
・バニラエッセンス 適量
・氷 300g
・塩 30g
・大小のジッパーつきのポリ袋
・ポリ袋を包める大きさのフェイスタオル

<簡単な手順>

  1. 大きなジッパーつきのポリ袋に氷と塩を入れる
  2. 小さなジッパーつきのポリ袋に生クリーム、グラニュー糖、バニラエッセンスを入れる
  3. 1に2を入れて、フェイスタオルでくるみ、約3分上下に振る

<まとめ方のコツ>

生クリームを、牛乳やヨーグルトに変えて作ってみましょう。含まれている乳脂肪分が少なくなるほど、あっさりとした味わいに、多いとクリーミーになります。また、途中で袋の中の様子を確認して、何分くらいで固さが変わりだすかメモしましょう。

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» 袋に入れてふるだけ!簡単アイスクリーム

1日以内で簡単にできる!「食べ物」の実験

パンの生地はどうしてふくらむの?

おうちでよく食べるパン。どうしてふっくらした食感になっているのか、パンのなかでも短い時間でできるベーグルを作って調べてみましょう!強力粉はスーパーなどで購入する必要がありますが、ドライイーストは100均でも購入できます。

<材料>

・強力粉 150g
・砂糖 10g
・ドライイースト 3g
・塩 2g
・水(ぬるま湯) 85ml
・ボウル
・はかり
・ラップ
・鍋
・オーブン(オーブントースターでも可)
・麺棒(なくても可)

<簡単な手順>

  1. ボウルに材料をすべて入れ、粉と水分がなじむように混ぜ合わせる
  2. 台の上でさらにこねる
  3. ラップをして20分ほど発酵させる
  4. 生地を分割する
  5. ラップをかけ少し休ませたあと、棒状に伸ばし、くるりと巻いて端をとじる
  6. 生地を30秒間熱湯で茹でる
  7. オーブンで約15分間焼く

<まとめ方のコツ>

発酵前と発酵後の生地の様子を比べてみましょう。においや触り心地はどうかな?気づいたことを書いてみましょう。また、発酵時間や粉の種類を小麦粉などに変えてもう作り比べてみるとよいですね。

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» パンの生地はどうしてふくらむの?

宝石みたいでカリカリ食感の琥珀糖を作ろう

寒天と砂糖を煮詰めて、数日乾燥させて作る琥珀糖。バタフライピーやかき氷シロップ、カルピスなどを使って、できるだけ早く簡単に作れるレシピをご紹介。

<材料>

・寒天
・砂糖
・バタフライピーのハーブティ
・レモン汁
・かき氷シロップ
・食用色素(食紅)
・カルピス
・バットやシリコンモールド
・クッキングペーパー
・ほこり除けのネットなど

<まとめ方のコツ>

外はカリカリ、なかはプルンとしている食感の秘密を詳しく調べましょう。作る時は、結晶化していく様子を毎日観察、写真も添えて記録しましょう。失敗してしまったら、理由を考えてレポートすると実験の深みが出ます。

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» 宝石みたいでカリカリ食感の琥珀糖を作ろう

豆腐はどうして固まるの?

【自由研究】手づくりざる豆腐をつくろう

豆腐が何からできてどうやって固まるのか、ざる豆腐を作りながら学びましょう。材料はたった2つで作れちゃいます。

<材料>

・豆乳(無調整豆乳) 500ml
・にがり 小さじ1
・鍋
・木べら
・ざる

<簡単な手順>

  1. 鍋に豆乳を入れて火にかけ、気泡が出だしたらすぐに火を止め、にがりを加える
  2. 木べらでまんべんなく時計回り、反時計回りにそれぞれ約10回ずつ混ぜる
  3. キッチンペーパーを敷いたざるに入れる
  4. 冷蔵庫で半日冷やして水を切る

<まとめ方のコツ>

つくり方や、つくって食べてみた感想をまとめましょう。また、「にがり」はどういった素材なのか、にがりを使った食べ物はほかにもあるか調べてみましょう。

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» 手づくりざる豆腐を作って、豆腐が固まる仕組みを知ろう

手作りラムネで化学反応を学ぼう

食べるとシュワシュワ口の中で溶けるラムネ。自分で作って、どうして泡が出るのかを理科の視点から学んでみましょう!

<材料>

・粉砂糖 100g
・コーンスターチ 20g
・クエン酸 小さじ1/2
・重曹[じゅうそう] 小さじ1/2
・かき氷シロップ(いちご、メロン) 各大さじ1
・ボウル 2つ
・小さじの計量スプーン 2つ
・オーブン用シート

<簡単な手順>

  1. ボウルに粉砂糖とコーンスターチ、クエン酸、重曹を合わせる。合わせたものの半分の量をもう1つのボウルに入れて2等分する
  2. 片方のボウルにいちごのかき氷シロップを、もう片方のボウルにメロンのシロップを入れてスプーンで混ぜる
  3. 半円形の小さじを2本用意して、2を詰めて合わせ球体をつくる
  4. オーブン用シートに間隔をあけて並べ、半日乾燥させる

<まとめ方のコツ>

お店で売っている味と同じところ・違うところをまとめましょう。また、ラムネのほかにも、ふくらむ・固まる・色が変わるなど、化学の力を使ったお菓子はたくさんあります。どんなものがあるのか考えてみてもいいですね。

写真つきでわかりやすく!詳しい手順などはこちら
» シュワシュワする手づくりラムネで化学反応を学ぼう

数日以上でじっくりつくる「食べ物」の実験

手作り味噌にチャレンジ!

味噌づくりキットを使えば簡単に仕込みができます。仕込んでから食べられるまでに時間がかかりますが、少しずつ発酵していく様子を観察してみましょう。次年度の自由研究で発表すると壮大な内容に!

<材料>

<使ったキットはこちら>
手前味噌キット

・水煮(に)の大豆(※キット)
・塩麹(こうじ)(※キット)
・ボウル
・マッシャー

<簡単な手順>※キットを使用した作り方

  1. 水煮の大豆をマッシャーなどでつぶしてなめらかなペースト状にする
  2. 大豆と塩麹がなじむまで、手でよく混ぜる
  3. みそだんごを保存用の袋に入れる
  4. .味噌を箱に戻す

<まとめ方のコツ>

1ヶ月ごとにどんな変化があるか観察、写真に撮って記録しておきましょう。少しだけ食べてみて、味にどんな変化が出ているか比べるのもいいですね。普段食べている味噌と、材料や味に違いがあるかも調べて試してみましょう。

写真つきでわかりやすく!詳しい手順などはこちら
» 手作り味噌(みそ)にチャレンジ!

ジャンルや学年別でわかりやすく!自由研究のサポートガイド

工作や実験など、思わずやってみたい!と思えるようなテーマをジャンル別やおすすめの学年別にご紹介!どんな自由研究に取り組もうか、アイデアの参考になりそうな夏休みのイベント情報なども掲載しています。小学生の自由研究をお助け!

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