味噌汁に合う具材と組み合わせ34選!定番も変わり種も日替わりでおいしく

味噌汁に合う具材と組み合わせ34選!定番も変わり種も日替わりでおいしく

るるぶKidsライターのアイコンるるぶKidsライター

日本の食卓に欠かせない味噌汁。さまざまな具材を組み合わせて楽しめるのも魅力のひとつです。今回はそんな味噌汁の具材をテーマに、おすすめの組み合わせをたっぷり34パターン紹介!子どもにも喜ばれる味変の工夫や、秋冬に食べたい野菜たっぷり具沢山レシピもあるので、メニューを考えるのに役立ててくださいね。

目次(index)

ママパパに聞いた!味噌汁の人気の具材アンケート

イラスト:PIXTA

るるぶKidsでアンケートを取ったところ、わかめ、油揚げ、豆腐、なめこといった定番具材がやはり人気!野菜だと大根、じゃがいも、サツマイモ、なす、キャベツなど、こちらもどんな組み合わせでも美味しい具材にコメントが多く寄せられました。
また、子どもにとって苦手な食材として挙げられがちなほうれん草ですが、味噌汁に入っていると好きで食べるというお子さんも!味噌や他の食材の味がカバーしてくれますし、汁物だとするする口に入るのも、受け入れられる理由かもしれません。

野菜たっぷり!子どもにもおすすめ具沢山の組み合わせ

ここからはおすすめの具材の組み合わせをご紹介。まずは子ども料理研究家のごはんさんが提案する、子どもも大好き具沢山の味噌汁をレシピとともに紹介します!

子ども料理研究家 ごはんさん子ども料理研究家 ごはん
予約のとれない訪問調理師として大人気。1500軒件以上のお宅を訪問し、好みやアレルギーの有無、家族構成に合わせた身体に優しい料理を日々提案中。

さつまいもとレンコンのほっこりおから味噌汁(さつまいも×レンコン×おから)

さつまいもとレンコンのほっこりおから味噌汁

ほくほくのさつまいもとレンコンに、おからを入れることでとろりと飲みやすいお味噌汁に仕上げます。優しい味わいで栄養満点。豆腐を入れるのも相性がいいんです♪

<材料>(4人分 大人2名、子ども2名)

  • さつまいも:小1本(150g)
  • レンコン:小1/2個(100g)
  • おから:大さじ4
  • ごま油:大さじ1
  • 水:800cc
  • 味噌:大さじ4
  • 出汁パック:2個

<作り方>

  1. さつまいもとレンコンは厚さ1センチのいちょう切りにする。
  2. 鍋にごま油を引いて①を2分ほど炒め、水と出汁パックを入れて蓋をして沸騰後5分煮込む。
  3. 野菜が柔らかくなったら火を止めて出汁パックを取り出し、味噌を溶きおからを入れてよく混ぜて完成。

お野菜たっぷりカレー味噌汁(じゃがいも×にんじん×玉ねぎ×豚肉)

お野菜たっぷりカレー味噌汁

じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、豚肉に、カレー粉を加えて作るカレー風味のお味噌汁です。辛みはなく、寒い冬はもちろん夏でも食欲をそそる味に。白いごはんはもちろんパンにも合うので、洋食の日の汁物にどうぞ!

<材料>(4人分 大人2名、子ども2名)

  • じゃがいも:中1個(100g)
  • 人参:1/2本(70g)
  • 玉ねぎ:1/4個(50g)
  • 豚肉:100g
  • ごま油:大さじ1
  • カレー粉:小さじ1
  • 水:800cc
  • 味噌:大さじ4
  • 出汁パック:2個

<作り方>

  1. じゃがいもと人参、玉ねぎは皮を剥いて1センチ角の角切りにする。豚肉は食べやすい大きさにカットする。
  2. 鍋にごま油を引いて①とカレー粉を入れて2分炒め、水と出汁パックを入れて蓋をして、沸騰後5分煮込む。
  3. 野菜が柔らかくなったら火を止めて出汁パックを取り出し、味噌を溶いて完成。

ほかにも!具だくさん味噌汁

■とろとろ塩こうじとかぼちゃの味噌汁(かぼちゃ×玉ねぎ×油揚げ×塩麹)

とろとろ塩こうじとかぼちゃの味噌汁

肌寒くなってきた頃に飲むと、ほっと心が安らぐ味噌汁。かぼちゃと玉ねぎ、塩麹の甘さがまるでポタージュの様にとろっと溶けて、飲みやすいのに栄養満点です。油揚げも、嚙むごとにじゅわりと口のなかにうまみが広がる名脇役。

■まろやか豆乳豚汁(豚肉×大根×人参×ごぼう)

具だくさん味噌汁の定番といえば豚汁。いつもの味に飽きたら、豆乳を加えたアレンジレシピはいかがでしょうか。クリーミーでやさしい味わいがくせになるおいしさ。具材をベーコンやかぼちゃ、ブロッコリーにすれば洋風アレンジも楽しめます。

人気の具材にプラスしたいおすすめ組み合わせ

たった2つの具材を合わせることで、ぐっと美味しく!アンケートでも人気だった具材を中心に、定番からちょっと意外なものまで、覚えておくと便利な組み合わせを紹介します。

わかめ×豆腐

わかめ×豆腐の味噌汁(イメージ)

画像:PIXTA

「味噌汁といえばこの組み合わせ!」と思う人も多いのでは?豆腐のやわらかな食感に、わかめのコリコリとした歯触りがアクセント。わかめも豆腐も下準備が簡単で、短時間で料理ができるのも嬉しいポイント。

わかめ×なす

なすの素朴な甘みが味噌汁に溶け込み、わかめの海の風味と絶妙にマッチ。なすのとろけるような食感とわかめのシャキシャキとした食感のコントラストも楽しめます。お椀の中で紫色と緑色が映えて、食卓に彩りが加わります。

わかめ×さつまいも

さつまいものほっくりとした食感と、わかめのシャキシャキとした歯ごたえが相性抜群!濃厚な甘みのさつまいもとさっぱりとしたわかめを一緒に煮込むことで、調和の取れた味わいに。

わかめと特に相性の良い具材

大定番の豆腐をはじめ、わかめのシャキシャキとした食感は、口当たりのなめらかな具材との相性が良いです。

■油揚げ×里芋

油揚げ×里芋の味噌汁(イメージ)

画像:PIXTA

ホクホクとした優しい口当たりが魅力の里芋。煮込むことで味噌汁全体がとろりとし、飲みごたえがアップします。さらに里芋の上品な甘みが油揚げのコクとマッチし、味噌汁にどこかホッとする味わいをもたらしてくれます。

■油揚げ×れんこん

れんこんはくせが少なく、食べやすいのが魅力です。シャキシャキとした心地よい食感と、油揚げのやわらかくジューシーな口当たりのコントラストが、お互いの魅力を引き立てます。

■油揚げ×ごぼう

ごぼう特有の土の香りがみその風味と好相性。ごぼうのうまみを油揚げにたっぷりと吸わせれば、滋味豊かな味噌汁の完成です。ごぼうは厚いと火が通りにくく食べにくいため、できるだけ薄くスライスしてください。

油揚げと特に相性の良い具材

おすすめは根菜類。根菜特有のうまみが油揚げのじゅわりとしたコクと良く合います。

■豆腐×ほうれん草

豆腐×ほうれん草の味噌汁(イメージ)

画像:PIXTA

豆腐はなめらかでやわらかな食感ですが、ほうれん草の繊維質な食感が加わることで、味噌汁全体の食べごたえがアップします。ほうれん草のあざやかな緑色が、豆腐のつややかな白を引き締め、見た目にも美しく食欲をそそります。

■豆腐×しらす干し

魚が苦手な子どもにおすすめしたい食材のひとつが、しらす干し。小ぶりで食べやすく、塩味とうまみのバランスが良いため、子どもの舌にもやさしくなじみます。豆腐の甘みにしらす干しのコクが加わることで、味噌汁の味に一層深みが生まれます。

豆腐と特に相性の良い具材

どんな具材にも合うオールラウンダーの豆腐は、食感のある具材と合わせてみましょう。野菜と一緒でも魚と一緒でも、互いのおいしさの邪魔をしません。

■じゃがいも×わかめ

じゃがいも×わかめの味噌汁(イメージ)

画像:PIXTA

じゃがいものほのかな甘みは、わかめの塩けとも好相性。ホクホクとした食感と、わかめのしっかりとした歯ごたえがひとつのお椀で楽しめて、満足感のある一品に。

■じゃがいも×鶏ひき肉

鶏ひき肉はふわふわとやわらかく食べやすいため、小さな子どもでも安心の食材。また、包丁要らずで調理ができ、忙しいパパママにとくにおすすめの食材です。肉のうまみがじゃがいもに染み込み、子どもたちも野菜をたっぷりと食べられます。

じゃがいもと特に相性の良い具材

一年中手に入りやすいじゃがいもは、手軽にボリュームアップできる食材として大活躍!肉類を入れると存在感たっぷりになるのでおすすめです。

■大根×豚肉

大根×豚肉の味噌汁(イメージ)

画像:PIXTA

淡泊な大根と一緒に煮込めば、豚肉のうまみが一層際立ちます。豚肉は豚バラ肉を使えば、脂の甘みがスープに溶け出して、よりコク深い味わいに。

■大根×小松菜

小松菜は茹でても緑色が鮮やかなままなので、味噌汁を一層おいしく見せてくれます。ほのかな苦みがありますが、大根の甘みと合わせることで子どもでも食べやすい味わいに。さらに小松菜は香りが優れているため、芳しい風味を加えてくれます。

■大根×がんもどき

スープのうまみをたっぷりと吸収するがんもどきは、汁物にはうってつけの食材。ふんわりとしたやさしい食感で子どもにも食べやすく、かむほどに口の中にうまみが広がります。シャキシャキとした大根の食感とのコントラストも魅力です。

大根と特に相性の良い具材

シャキシャキさっぱりとした味わいの大根。こちらもじゃがいも同様お肉を組み合わせることで、主役級のひと品に大変身!

■あさり×絹さや

あさり×絹さやの味噌汁(イメージ)

画像:PIXTA

絹さやはさわやかな風味があり、あさりの潮の香りと調和。お椀全体にほのかなフレッシュ感を与えてくれます。見た目もあざやかで、食卓を華やかにする食材として重宝。また食べやすいサイズなので、小さな子どももパクパク食べられます。

■あさり×白菜

あさりのうまみ豊かなだしが白菜に染み込み、味わい深い一杯に。白菜はシャキシャキとしながらもやわらかさがあり、子どもでも食べやすいのもポイント。心地よい食べごたえを生み出します。

■あさり×お麩

お麩のもちもちとした独特の食感が子どもに受けること間違いなし!貝のうまみと和風だしをたっぷりと吸収し、満足感のある味噌汁の完成です。お麩はいろいろな形や大きさがあるので、気分や好みに合わせて選ぶのも楽しいですよ。

あさりと特に相性の良い具材

味噌汁に入れる海鮮類として代表格のあさりですが、組み合わせに迷う人は多いのでは?お麩や油揚げなど味の染みやすい具材と組み合わせると、貝類のうまみを余すことなく味わえます。

■なめこ×長ネギ

なめこ×長ネギの味噌汁(イメージ)

画像:PIXTA

なめこに長ネギを組み合わせることで、青々とした豊かな香りが味噌汁の風味を引き立ててくれます。長ネギのシャキシャキ感も良いアクセントに。

■なめこ×オクラ

どちらもトロトロと粘り気のある具材同士、相性抜群!だしやみそとも上品に絡み合い、お椀の中で心地よい一体感が生まれます。オクラは加熱しても鮮やかな緑色なので、食卓に彩りを添え、視覚からも楽しませてくれます。

■なめこ×もち麦

なめこのなめらかな口当たりに、もち麦のプチプチと弾力のある食感が面白い!みその香りにもち麦の芳しいナッツ香が相まって、いつもの味噌汁がワンランク上の仕上がりに。もち麦は水分を含むとボリュームが増し、手軽に満腹感を得られるのもポイントです。

なめこと特に相性の良い具材

なめこは吸水性が高く、だしをよく吸い込んでくれるため、味噌汁にぜひ使ってほしい食材。歯ごたえが楽しい具材と合わせると、なめこ自体の食感との相乗効果が期待できます。

■玉ねぎ×しめじ

玉ねぎ×しめじの味噌汁(イメージ)

画像:PIXTA

玉ねぎのシャキシャキ感としめじのプリプリとした食感のコントラストが楽しい一杯。しめじは香り高く、味噌汁に奥行きのある味わいを作り出します。きのこ類は軽く炒めてから他の具材と一緒に煮込むと、より風味が際立つのでおすすめですよ。

■玉ねぎ×卵

玉ねぎの甘みと卵のまろやかな味わいが味噌汁全体をマイルドにしてくれて、子どもが好む仕上がりに。卵はとろみのあるなめらかな口当たりで、小さな子どもでも食べやすく、特にじっくりくたくたに煮込んだ玉ねぎと相性ばっちりです。

■玉ねぎ×ちくわ

ちくわなどの練り物は手軽にボリュームアップができる食材として、汁物の具材にぴったり。ちくわからあふれ出た魚のうまみが、一層豊かな味わいに仕上げてくれます。また、ちくわのもちもちとした噛みごたえがさらに満足感をプラス!

玉ねぎと特に相性の良い具材

煮込むと絶妙なシャキシャキ感を生む玉ねぎ。どんな具材にも合いますが、きのこ類や魚類など風味をプラスしてくれるものと相性が良いです。

お肉が中心の組み合わせ

食卓の脇役になりがちな味噌汁も、お肉を加えれば立派なおかずに早変わり。野菜が苦手な子どもも、お肉が一緒ならパクパク食べられそう!

豚肉×レンコン

画像:PIXTA

ほっくりとした食感のレンコンは、うまみの強い豚肉とよく合います。すりごまを加えると、より香ばしさが出て食欲の増す味に。

ベーコン×アスパラ

ベーコンの塩けがみそと相性が良く、香り高い燻製の風味が加わるため、いつもの味噌汁がひと味違う味わいに。ベーコンの脂身が野菜の甘みをより引き立て、おいしい相乗効果を生み出します。彩りのよいアスパラを加えれば、見栄えもばっちり!

鶏団子×キャベツ

鶏肉のうまみたっぷりのだしとキャベツの甘みがスープにじんわりと広がり、ほっとする味わいを生み出します。鶏団子はふわふわとした食感で子どもも食べやすく、ボリューム感があるため主菜としても充分に楽しめるひと品です。

魚が中心の組み合わせ

おいしいだしがたっぷりと出る海の幸は、味噌汁の具材にぴったり。魚は骨取り済みのものや缶詰を使えば、調理のハードルもぐっと下がりますよ。

焼き鮭×水菜

焼き鮭のうまみの強い脂が味噌とマッチして、思わず白いごはんが進むこと間違いなし!さわやかな味わいの水菜と、相性よく食べられます。水菜はシャキシャキとした歯ごたえを活かすため、最後に加えてさっと火を通すのがおすすめ。

鯖×人参

鯖の脂ののったうまみが、みそのコク深い味わいにマッチし、人参のやさしい甘みを引き立てます。鯖は水煮缶を缶汁ごと使えば、より手軽に調理ができるのでおすすめ!人参のあざやかなオレンジがお椀の中に彩りを添え、食卓が華やぎます。

変わり種でおいしい組み合わせ

味噌汁の可能性は無限大!少し変わったものを入れても、意外とおいしくいただけちゃうんです。変わり種の具材で、味噌汁の新たな魅力を発見してみては?

納豆×大根おろし

納豆と味噌はどちらも発酵食品。お互いを引き立てて、豆のプチプチとした食感もくせになるおいしさです。大根はおろしにすることで納豆とよくなじみ、飲みやすくなります。つんとした辛みを消すために、よく加熱してから食べてくださいね。

チーズ×トマト

味噌汁といえば和食の定番ですが、じつは洋食アレンジもいけちゃいます。チーズとみそは同じ発酵食品同士相性が良く、クリーミーな仕上がりに。トマトを組み合わせればフレッシュな酸味がアクセントとなり、仕上げにオリーブオイルを垂らすのもおすすめです。

春雨×しいたけ

春雨はもちもちと弾力のある食感で、味噌汁に加えると食べごたえがアップ!吸水性が高いため、しいたけのようなうまみの強い食材と煮込めば、そのおいしさをたっぷりと吸い、一体感を生み出します。ゴマ油を加えれば、中華風の仕上がりに。

色んな味噌汁を毎日の食卓に

画像:PIXTA

大豆由来の発酵食品である味噌からはもちろん、だしや、加える具材の組み合わせによりさまざまな栄養が摂取できる味噌汁。今回紹介したほとんどの具材は子どもでも無理なく扱えるので、一緒に作ってみるのも、親子の楽しい時間になるはず。ぜひ、毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。

<味噌などの発酵食品、どんなものか知ってる?>
» 発酵って何だろう?腐るとは違う?図でわかりやすく解説!
» 発酵食品の代表例をマップで見てみよう!日本全国地方別で紹介