日本三名泉のひとつ、草津温泉で心安らぐ家族の温泉旅行

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日常を離れてのんびり休日を過ごしたい。そんなとき、温泉旅行を計画する家族も多いのではないでしょうか?日本国内にはたくさんの温泉がありますが、その中でもひときわ高い人気を誇るのが、群馬県にある「草津温泉」です。

かつて江戸の将軍・徳川家康をはじめ、八代将軍・吉宗や十代将軍・家治なども、わざわざ江戸城に湯を運ばせていたというほど、多くの人を魅了し続けている草津温泉をご紹介します。

日本を代表する「日本三名泉」のひとつ

草津温泉は、兵庫県の有馬温泉、岐阜県の下呂温泉と並ぶ「日本三名泉」のひとつ。「恋の病以外効かぬ病はない」との言い伝えがあるほど、高い効能があるといわれています。日本一の自然湧出量を誇り、毎分32,300L以上、1日にドラム缶およそ23万本分の温泉が湧き出ています。

温泉地の中心にある「湯畑」は、草津温泉のシンボルです。湯畑とは、高温である温泉の源泉を、木製の管である木樋(もくひ)に掛け流して、湯温を調節する施設のこと。もくもくと上がる湯けむりの中、たっぷりの源泉が流れる様子は圧巻です。

なお、入浴できる温度になるまで六尺板で湯を揉む「湯もみ」も行われていました。江戸時代から続く湯もみの様子は、現在「湯もみショー」として湯畑に面して建つ熱乃湯で実演されています。おそろいの着物をまとい、「湯もみ唄」に合わせてテンポよく六尺板をひねる湯もみ娘たち。一糸乱れぬ湯もみ姿は、一見の価値ありです。湯もみ娘の指導を受けながらの「湯もみ体験」ができるコーナーもありますので、草津の伝統を体感してみてはいかがでしょうか?

子連れ歓迎の宿多数!家族で温泉を満喫

湯畑の周辺には共同温泉や足湯などがいくつかありますが、せっかくなら宿に泊まってゆったり温泉を楽しみたいもの。草津温泉には、協同組合に加盟している旅館だけでも100を超えるほど、数多くの温泉宿が軒を連ねています。しかも、お子様連れ歓迎という宿も多く、小さな子供がいても快適な温泉旅行を楽しめるのです。

子連れ家族へのサポートは宿によってさまざまですが、貸し切り風呂や客室内の専用風呂でゆったりと草津の湯を味わえる宿だったり、子供が遊べるプレイスペースがあったり、湯上がりのアイスが無料だったりする宿もあります。楽しい旅の思い出には、宿で快適に過ごせるかどうかも重要ですから、子連れでも気疲れせずに旅を満喫できるサービスはとてもありがたいですね。オリジナル浴衣のレンタルがある宿なら、温泉気分も盛り上がりそうです。

子供が満足できるだけでなく、パパやママも日常を離れてのんびりとした時間が過ごせる工夫がいっぱいの草津温泉。お子様の年齢や宿泊日数、どんな旅行にしたいかで、とびきりの宿を探してみてくださいね。

草津は温泉以外の見所もいっぱい!

草津温泉まで足を延ばしたら、周辺の観光スポットも楽しみたいところ。湯畑周辺には、「射的本舗まんだら堂」や「昭和駄菓子とあそびの広場 ともえや」など、温泉街の雰囲気を盛り上げてくれる遊び場が点在しています。懐かしの遊びに、パパやママも夢中になりそう!

湯畑を少し離れると、熱帯大ドームのジャングルでワニやカピバラが見られる「草津熱帯圏」、草津の歴史や草津温泉に流れる酸性の水について学べる「環境体験アミューズメント」があります。「草津温泉スキー場」では、夏はグラススキーやマウンテンボード、冬はパウダースノーのスキーやスノーボードが楽しめますよ!また、2019年に新設された「BAN ZIP TENG」は国内最大斜度を誇るZIP LINE。一度試したら病みつきになりそうな爽快感が楽しめます。

また、多くの文化財産が残っているのも草津の特徴です。徳川家の将軍が草津の湯を江戸城に運ばせた際に、湯を樽詰めした場の名残である「将軍御汲上の湯枠」や、源頼朝ゆかりの源泉に建てられた石造りの祠「頼朝宮」のほか、「小林一茶句碑」や「十返舎一九碑」といったたくさんの石碑も見られます。草津の歴史を感じながら、草津温泉を楽しんでみてください。

身も心もリラックスできる

歴史ある温泉街の草津温泉は、身も心もリラックスできる家族旅行が楽しめます。

宿泊先や温泉、周辺観光などをリサーチしながら、満足できるプランを練ってみてください。

草津温泉

電話番号 0279-88-0800(草津温泉観光協会)
アクセス

JR吾妻線「長野原草津口駅」からJRバス関東草津温泉バスターミナル行き25分、

バス停終点を下車してすぐ

/関越自動車道「渋川伊香保IC」から国道17号・353号・145号・292号経由60km