日本の常識は通用しない?ハワイ旅行で気をつけること 注意点とトラブル対処法

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ハワイの街並み

せっかくのハワイ旅行、こどもと気持ちよく過ごすためにも、現地のマナーは頭に入れておきましょう! 日本では普通のことも、国が違えば危険だったり、非常識なことだったりします。事前に知っておけば避けられるので安心です。

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目次(index)

思いもつかないことがNGだった!あんなこと、こんなこと

1.レイを断る

もらったレイを贈ってくれた人の前ではずすのはNG。生花のレイはホテルの部屋に飾っておきましょう。枯れてしまったらリボンや金具をはずして花だけを海に流すか、山に返します。

2.うっかりジェイウォーキング

ハワイの横断歩道

横断歩道でない場所を横切ることを「ジェイウォーキング」と呼び、旅行者も$130の罰金が科せられます。信号機が点滅してから渡り始めたり、道路横断中の歩きスマホも禁止です。

3.私有地に入ってしまう

「PRIVATE」、「 RIVATEPROPERTY」と書かれた場所はいわゆる私有地。不法侵入者として扱われ、最悪の場合は命の危険があることも。

4.鳥にエサをあげる

ハワイのビーチ沿いの公園

こどもの余ったおやつを鳥にあげるのはダメ。過剰繁殖や生態系の破壊につながることを阻止するためで、違反すれば罰金$500。同様にウミガメなどの野生動物に近づくのも禁止です。

5.人通りが少ない道を歩く

比較的治安のよいといわれるハワイでも犯罪はあります。日没後は危険度がアップするので、遠回りになるとしても明るく人通りの多い道を歩きましょう。

6.人前でこどもを叱る

大声でこどもを叱ることは幼児虐待と誤解されるので注意を。また、夫婦間の些細な喧嘩も大声を出したり相手をこづいたりしたら、家庭内暴力として警察に通報されることもあります。

7.ベビーカーごとエスカレーター

こどもを乗せたベビーカーでエスカレーターに乗せるのはNG。危険なので、だっこをするかエレベーターを利用するようにしましょう。

8.水着でホテルをウロウロ

たとえリゾートホテルでも、水着でロビーをうろつくのはマナー違反。おしゃれなパレオを巻いたり、ゆったりめのTシャツやワンピースを上に羽織るのがマナーです。

9.こどもを放置する

ハワイのビーチ沿いの公園を歩く親子

ハワイには「12歳以下のこどもを13歳以上の保護者なしで放置してはいけない」という州法があります。部屋で留守番させる、こども一人で飲食店のトイレに行かせるなどもNG。

10.ラナイに洗濯物を干す

洗濯物や濡れた水着をホテルのラナイ(ベランダ)に干すことは、景観を損ねるという観点から禁止されています。洗濯物はバスルームのロープを使って干すのがおすすめです。

11.「ハワイアン」と呼ぶ

ハワイで暮らす人のことは「ロコ」「ローカル」と呼びます。女の子なら「ロコガール」とも。一方、「ハワイアン」は人種としての呼び方で、祖先に「ネイティブ・ハワイアン」がいる人とされています。

ピンチ!こんなときどうする?

万全の準備をしていても、何かと想定外のことが起こりがちなのが子連れ旅。まずは大人が落ち着いて、各機関へ助けを求めましょう。

突然病気になってしまったときは?

持参した薬などで対応できない場合、24時間体制でドクターが待機している旅行者向け緊急対応クリニック「ドクター・オン・コール」が便利。英語がわからなくても、日本語OKの医療通訳がいるので安心です。電話923-9966(24時間日本語ホットライン)。

  • 長時間フライトのせいか、娘が熱を出しました。持ってきていたおかゆのパウチを食べさせて、到着日は一日ホテルで過ごしたところ、元気になりました。
    (けびいしさん/こども3歳、7歳)
  • アラモアナセンターの1階にあるドラッグストア「くすりのホメオ」では日本の薬が売っていたので、いざというときに便利でした。
    (よっしーさん/こども13歳、9歳)
  • 次男がハワイに着いてから咳をしはじめたので、こども用の風邪薬を飲ませました。ABCストアなどでも薬が手に入りますが、やはり日本から持って行ったほうが安心でした。
    (Z.アンリさん/こども12歳、9歳)

けがをしてしまった!

小さなけがであれば市販薬で対応もできるが、薬の成分は日本のものより強いことがあるので注意。緊急を要する場合は、救急に電話して日本語のオペレーターを呼ぶか、旅行者向けのドクター・オン・コール(日本語OK)へ連絡。

  • こどもが夜ベッドから落ちたときにサイドテーブルで血が流れるほどまぶたを切ったので、持って行った化膿止めキズ薬と絆創膏で処置しました。救急セットは必携です。
    (もこさん/こども16歳、7歳)

迷子になったら

12歳以下のこどもを13歳以上の保護者なしで放置するとハワイ州の法律違反なので、何より迷子にさせないことが肝心。迷子防止アラームや紐付きのハーネスリュックなど、迷子対策グッズを駆使して。

いかがでしたか? これらを知っていれば、トラブルを未然に防ぐこともできるかもしれません。現地に行ったら頭の片隅において、楽しいハワイ旅行にしましょう!

ハワイへの準備には『るるぶ こどもとハワイ』

るるぶ こどもとハワイこの記事は、2018年12月発売の『るるぶ こどもとハワイ』からの抜粋です。より詳しい情報は本誌でチェックしてみてくださいね。
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※この記事は『るるぶ こどもとハワイ』を基に作成したものです。掲載内容は取材時点の情報に基づくため、変更される場合があります。ご利用の際は事前にご確認ください。