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習い事、いつから、なにする?

コロナ禍だからこそ!近所の散歩で子どもを楽しく綺麗に撮るコツ(写真家 Masayaさん)

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アマチュア写真家 北村まさやさん撮影

2020年のはじめから続く新型コロナウイルス禍ですが、いまもまだ終息の目途がたちません。その間、家族または子どもたちの日常生活も、これまでとは大きく変わることになりました。
「るるぶKids」では、このwithコロナに関わる子育てについて、識者や「子ども」に関わる職業に従事する方、SNSで活躍されている子育て中の方にインタビュー。今回は「家族が物語の主人公になる瞬間を」というテーマで写真を撮り、SNSで発表する写真家Masayaさんに、インスタ映えスポットに行かなくても家の近所でも楽しく撮影できるコツなどを伺いました。

MasayaさんMasayaさん
“家族が物語の主人公のようになる瞬間”をテーマに、大切な家族との時間を撮り続けているアマチュア写真家。現在はSNSを通じてできたカメラ仲間たちの作品から刺激を受けながら、自分ならではの作風を追及している。子どもたちが成長したら撮りためた家族写真をプレゼントして、思い出を振り返りながら楽しく話をするのが夢。
Instagram:@Masaya_88 Twitter:@88Masaya

目次(index)

コロナの影響で“ご近所撮影”の魅力に開眼

いろいろストレスの多いコロナ禍においてよかったことといえば、「家にいる時間が長くなったことで、小さな子どもの成長をつぶさに見ることができる」ことではないでしょうか。はいはいが始まった、歩くようになった、言葉をひとつ覚えた、トイレにひとりで行けるようになった……そんな日々成長する子どもの姿を、写真で残したい。そう思うパパやママも多いはず。
Masayaさんは「特別な場所に行って撮らなくても、家族がいい表情をしてくれるだけで素敵な写真になるんです」と話します。

Masaya:以前はいわゆる“映え”スポットに行って撮ろうとか、いろいろ考えていたんです。でも、コロナで遠くには行けなくなって、仕方ないので家の近所で撮るようになったんですね。そうしたら、わざわざ遠くに行かなくても、普段遊んでいる場所を少し工夫するだけでいい写真が撮れることがわかりました。
うちの近所は自然が多いので、ちょっと山の方に登っていくだけで、雰囲気がいい場所がいっぱいあって。それに気付いて、ますます撮影が楽しくなりました。

Masayaさん撮影

コロナ以来、家から30分以内で行かれる撮影スポットの魅力に開眼したとか。

そう話すMasayaさんは、2歳の男の子のパパ。普段は別の仕事をしながら、被写体をほぼ“妻と子”に絞った写真を、デジタル一眼レフを使って撮り続けています。撮った写真はTwitterとInstagramで発表。美しい風景やキラキラした夜景の中で自然な表情を見せる母子の姿が、多くのファンを集めています。

一番びっくりするのは、とにかく息子さんが“いいお顔”をしてくれていること。どうやったらそんな表情を捉えることができるのでしょうか。

Masaya:コツはいろいろあるんですが、一番は普段の生活の中で息子と遊ぶ中で、「こういうことをすると笑ってくれる」とか「こう言えばこんなことをしてくれる」ということをよく観察することでしょうか。例えば、妻と息子がハイタッチしている写真は、普段から「はい、タッチ!」と遊んでいたから撮れたもの。普段と同じことをカメラの前でも自然にできるような状況を作るようには気を付けています。

Masayaさん撮影

普段からハイタッチで遊んでいたため、撮影本番の時も自然にやってくれたそう。

Masaya:あとは、息子の機嫌が悪いと絶対にいい写真が撮れないので、この時間から撮りたいから寝かしつけはこのくらいに、などということを妻と事前に相談しています。あとはご機嫌をとるためにおやつを使う時もあるので(笑)、おやつタイムを撮影時間に合わせる、ということもやっています。食べる時だけは止まってくれるじゃないですか。
場所を決めたら、その場所で妻と息子にやりたいようにやってもらい、僕はそれを撮るだけ。いい瞬間を捉えたいので、シャッターはたくさん切っていますね。0.5秒違うだけでも、目の開き方や黒目の位置が全然違うので。

撮影は子どものリズムを大切に。機嫌が悪くなったらスパッと諦める勇気を

コロナ禍ではなかなかお出かけもできないし、親子ともども家に籠もりがちになると、どうしてもお互いストレスが溜まります。Masayaさんのお宅ではどうだったのでしょうか。

Masaya:うちの妻は今年5月1日に2人目を出産したのですが、昨年はつわりが酷く、コロナ以前の問題として、全く外に出られない時期があったんです。息子も近所のお友達と遊べる機会がなくなってしまい、ちょっと可哀想でした。家族だけで家の中で過ごしていると、どうしても機嫌が悪くなってきたり。
そんなこともあって、散歩がてら僕だけで息子を連れて写真を撮りに出たこともありました。その時は、リモートコマンダー(ワイヤレスシャッター)を使って、僕が息子の側にいてカシャカシャ撮っていましたね。

子どもだけを単体で撮る時は、自分が近くに寄って話しかけ、リモートコマンダーで撮影することも。

Masaya:子どもの撮影ではとにかく無理しないことが大事。僕は日暮れ前の光が好きなので、だいたいその時間に撮ることが多いのですが、子どものリズムがその時間にうまく合うとは限らないので、イヤイヤが始まったら帰る。撮れない時はスパッと諦めることも大事だと思います。

そんなMasayaさんが写真を始めたのは20代半ば頃のこと。ブリーダー業をしていたご実家の犬たちを綺麗に撮るためにミラーレスのデジタルカメラを購入したのがきっかけでした。
その後、犬の写真をインスタグラムの載せるようになったMasayaさん。写真の世界にどんどんハマっていった背景には、地元のカメラ仲間たちからの刺激も。その後は風景や星などを撮るようになり、さらに画像編集ソフトウェアを使って、撮影した写真をファンタジー的な作品に仕上げていくという作業を始めることになったそうです。

Masaya:ファンタジー的な作品に仕上げることを始めた背景には、僕が映画好きということもあるかもしれません。インスタグラムの過去の投稿を見ていただければ、被写体に光る月を持たせたような合成写真を多く発表しています。
今みたいに普通に撮るようになったのは、結婚して子どもが生まれてからですね。今もたまに大胆にファンタジー的な加工をすることはあるのですが、どちらかというと、今のリアルな感じをそのまま残したい気持ちが強いので、ライティングもせず、自然光だけで撮っています

「Adobe Photoshop」で輝く月を合成した、ファンタジックな1枚/撮影:Masayaさん

「Adobe Photoshop」で輝く月を合成した、ファンタジックな1枚。

ちょっとした一手間で、家族写真がプロの仕上がりに

Masayaさんによれば、子どもの写真はちょっとしたコツでぐんと良くなるとか。

Masaya:たとえば、誕生日ケーキのろうそくの火を消す瞬間の写真などはみなさんも撮られると思います。この時のコツは、暗過ぎて顔が写っていないなんてことがないように、周りに小さいライトを置いておくこと。ツリーに飾るようなライトなどを適当に置いておくと、いい感じに撮れるので、ぜひやってみてください。
暗過ぎた時にはちょっと加工もします。僕は「Adobe Photoshop」と、より手軽に使える「Adobe Lightroom」を使っています。加工技術は完全に独学で覚えましたが、YouTubeなどにガイド動画がいくらでも出てくるので、ちょっと見ればすぐ使えるようになります。Twitterなどでの情報交換も盛んですしね。
今はPhotoshopは「ここにこれは写っていて欲しくなかったな」というものを消したりすることや最後の調整など使っていて、明るさを変えるなど、ほとんどの加工はLightroomでやっています。Lightroomは基本的な機能は無料で使えてしまうし、スマートフォンのアプリ感覚で使えるのでおすすめです。

Masayaさんの撮影用具一式

Masayaさんの撮影用具一式。カメラはソニーの一眼カメラ「α」シリーズ、レンズは85mmの中望遠単焦点レンズと24mmの広角レンズ、そしてメインで使う135mmの中望遠レンズを使い分けているそう。135mmは「離れて撮りながら背景をぼかしたい時にはぴったり」とMasayaさん。

「素敵な写真を撮る」という目的があると、普段から子どものことをより観察するようになったり、夫婦の協力関係がより強まったり。コロナ禍でのお出かけも、人の少ないところを選ぶようになって、いいことづくめともいえそう。ちょっとした工夫や配慮をプラスすれば、家族の思い出に残るいい写真が撮れそうです。

Masaya:僕が写真を撮る一番の理由は思い出を作ることなので、これからは泣き顔とか、ちょっとやんちゃな写真も撮っていきたいと思っています。思い出作りでわかりやすいものとして残しているのは、同じ場所で“高い高い”をしているものなど、定点観測的な写真ですね。
これからは子どもが2人になるので、きょうだいの絡みも楽しみです。どうやって2人を同時に、いい具合に撮るかは、これからの挑戦ですね。
あと、よくSNSでお子様のいるフォロワーさんからコメントいただくのが、「私と子供の写真が全然ない」、「私もこんな風に撮ってもらいたかった」というもの。夫婦のどちらかが写真に興味がなかったり、写真担当としてカメラで子供を撮ることだけに夢中になってしまうと、将来見返した時に自分と子供の写真が全くなかったりしてしまうので、パートナーの方が気付いてあげて欲しいと思います。

一眼レフのカメラを持っているのに使っていない人も、スマートフォンでの撮影より一歩踏み込んで、新しく一台買ってみようという人も。コロナでおでかけがままならない昨今ですが、家族の写真を美しく撮ることが、おうち時間やちょっとした散歩の楽しみを大きく広げてくれるのではないでしょうか。

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